今日の自己採点
頑張った証
ブログ書いているだけで自分を褒めてあげたいだいたいいろです。
冬は営業している小屋も少なく、登山道へのアクセス路も通行止めになっており、
昨年と同じように行く山に頭を悩ませられる季節です。
そんな時、唐松岳攻略の拠点となる八方池山荘に3月の予約状況を確認したら、
なんと次の土曜日なら空いているというまさかの状況・・・
こういった縁を大切にしていきたいタイプなのでそのまま唐松岳に挑戦してきました。
(事前準備・下調べはしっかりやってました)
北アルプスに属した標高2696mのお山。
山体は美しい三角形をしており如何にも山ッ!という感じがします。
スタート地点と頂上付近の二か所に小屋があり、登山者も多いことから登山道は整備されており
後立山連峰の中では比較的難易度が低いとされています。
しかしそれは夏のお話。
冬は唐松岳頂上山荘は営業していないことから休憩・補給を前提として軽量登山は望めません。
気象面を見ても日本海側から強烈な季節風が吹き付けるため歩くだけで体力を大幅に削ってくるタイプの山に変身します。
感情の起伏が激しいお付き合いの難しいタイプの山ですね・・・
冬でもスタート地点にある八方池山荘は営業中です。
麓にはスキー場が併設されていることもありゴンドラ・リフトなどは完備!
スタート地点までの移動はノーストレス。
なんと標高1800m付近まで歩かなくても移動することができます!
文明って最高だぜ。なんて思いながら登山を始めることになります。
そんな冬の唐松岳・・・
どれくらいの季節風が吹き荒れるか・・・ちょっと振り返ってみました
■ 籠に揺られて
湯気で煙る幻想的な駐車場からスタートします。
概要にも書きましたが唐松岳はスキー場が併設されています。
そのためか駐車場がめっちゃくちゃ充実しています。
今回停めたところも係員さん常駐かつ路面が凍結しないよう常にお湯が出ておりました。
これ車停める位置間違えたらお湯が凍ってえらいことになるのでは?と思ったり・・・
ただの溝も湯気のおかげで絶景に変わりますね。
相変わらずスタート地点で満足できそうです(
時刻は8時前。
リフト始発は8時半ということもありすでにたくさんの人達が並んでいます。
こちらがチケット売り場。
いくつか種類がありますがリフトとゴンドラがある区間は歩行禁止なので大人しく登山者向けの八方アルペンライン往復を買いましょう。
黄色さんはなんでいるのかな?君は雪とか氷は関係ないよね?
ピカ様よりイーブイの方が好きです。
登山口までの乗り換え回数は2回。
まず最初はゴンドラリフト アダム!
写真には撮れなかったのですがなんと背中合わせに二人ずつ乗る不思議タイプのゴンドラです。
高度をどんどん稼いでくれます。
文化・文明って最高。体力のなさを金でカバーしてくれる(できてない
10分そこそこで乗り換えポイントに到着です。
あー!もう既に景色が美しい・・・ッ!
次に控えるのはこちら!アルペンクワッドですッ!
一番手のアダムとは違いここからは寒空の下を生身で運ばれることになります。
寒いには寒いのですが・・・ガラスが無くなるので開放感は抜群ッ!
座っているだけでどんどん絶景に近づいていきます・・・
なんだよこれ・・・絶対美しいやん・・・
アルペンクワッドの乗車時間は5分くらいです。
下りた先で迎えてくれるのは整地された美しいゲレンデ
山荘に泊まって朝一番で滑り下りた方のシュプールかな?
白紙に筆を走らせるみたいな感じでとても楽しそう。
最後に待っているのはクワッドリフト。
こちらの駅から乗ります。
もはや待っているのは天のみ。
あまりの快晴に恐怖さえ覚えます。
ということでリフトを乗り継ぐこと約30分・・・
ついに登山口に到着ですッ!
人の数がエグイなー。
登山者よりスキーヤー・スノーボーダーさんの方が多いくらいです。
この近辺で各種装備の再点検を実施。
最初から最初まで稜線です。体が冷えることは間違いないので防寒対策は徹底しましょう
モードチェンジして、ほらパーフェクトという感じで装備を整えます。
右向いても左向いても世界が白いですね。
オープンワールドゲーのマップ端っこに来た感じがします。
知ってますか?
飴を舐めながら雪を食べるとかき氷の味がするんですよ?
なんてくだらないけど心理を突いたことを考えたりします。
ではでは稜線の攻略に取り掛かりたいと思いますッ!
■ 風に吹かれて
八方池山荘から唐松岳頂上までのルートはたった一つ。
みんながみんな同じ方向へ進んでいきます。
スタート地点から人も多いのでまず迷うことはないと思います。
この辺りは風も吹いておらず「もしかして・・・当たりの日を引いたか?」と思います。
最初から登りは若干急です。
スキーやボードを担いで登るのさぞ大変だろうな(首から約1.5kgの物体を下げながら
10分ほど歩いたところで一旦登りは終わりかと思いますが・・・
まだ登れまーす(
進行方向左手に見えているのは五竜岳と鹿島槍ヶ岳かな?
どちらも冬は登れる気がしない山・・・ただこうやって見てしまうと登りたくなってしまいますね
季節は1月末。
しっかりと冷え込んだため雪は締まっています。
スキーで登っている人は踏み跡のない場所を選んで歩いている模様です。
背景にある五竜岳との組み合わせが冒険感を出してくれます。
登山開始から約20分。
最初の登りの終わりと同時に姿を見せるのが・・・唐松岳・・・?どれ?ピーク多くてわからん・・・
という困惑もあるのですが何よりビビったのが左上の雪煙。
そう唐松岳名物の季節風はしっかり健在でした(
開始1時間くらいまでは標高も低くそこまで風の影響をうけません。
これからこの雪煙の中に飛び込むかと思うと震えてくるじゃねーか(
他の登山者さんの後を追うように山頂を目指します。
みんな凄い馬力で登っていきますがだいたいいろのペースは本当に遅いです。
写真撮ってるとかそんなレベルじゃない・・・たぶん体が登山することに向いてない(
悲しくたって悔しくたって未来にちょっと夢を見ているのでまだ登山は続けます
登山開始から約30分で第二ケルンに到着。
すぐそこに見えるのは八方ケルン。
広い稜線が続く山なので見通しがよすぎて逆に迷う人が多かったのでしょうね。ケルンがこまめに設置されています。
八方ケルンの手前もそこそこの登り坂です。
この辺りから・・・
季節風が襲い掛かってきますッ!
冷える・・・ッ!ここまで登ってきて温められた体が急速冷却されます。
この冷え方ならM.A.P.Eずっと続けられるんじゃねーかと思えるくらい冷えます。
装甲を剥離できないので質量を持った残像は作れないです・・・
御覧頂いてわかる通り、ここから先には風を遮るものはありません。
ゴーグル・バラクラバ・ハードシェルのフードなどを活用して万全の防風対策をッ!命にかかわりますッ!
突風が吹き荒れる中歩くこと約10分。
第三ケルンに到着。
ここからが唐松岳の本番ッ!
まずはひたすら登って画面右上の丸山ケルンを目指します!
季節風は絶好調。
稜線全ての雪を飛ばす勢いで吹き付けてきます。
手渡せない言葉があるの
もうずっとこのまま立ち止まっているよ
そんな言葉が頭をよぎります・・・
なぜかって?
・・・
・・・
・・・
時折本当に強風が吹くためたびたび足を止めて耐風姿勢を取るからだよッ!
風強すぎて死ぬかもしれんッ!!!
見てよこの雪ッ!
晴天だけど目の前が真っ白だよッ!
ボードとかスキー板は風の影響をモロに受けるので怖いだろうなぁ
それでも快晴は快晴。
冬の唐松岳でここまで晴れるのはまれ。絶対に山頂を踏みたいッ!
未来の風はいつだって
私たちに向かって吹くッ!
そんな乙女ストームに吹かれていると申し訳程度の樹林帯に到着。
夏は葉が茂り風から登山者さんを守ってくれるのでしょうが季節は冬。
隙間しかない状態なので突風は変わらず(
休憩・・・休憩する場所が欲しい・・・
風が強い日の唐松岳は本当に休憩に適した場所がありません。
基本ずっと稜線なので常に強風に体を晒すことになり、休憩=体温の低下につながります。
体力を回復したくて休憩するのに低体温で体力を奪われる・・・という意味の分からない状態になるのでご注意をッ!
舞い上がる・・・雪煙が・・・幻想的・・・
足元を見るとこんな感じです。
ライブ演出で湧き上がってくるドライアイスみたいですね(
申し訳程度の樹林帯が終わると同時に稜線に向かっての登りが始まります。
雪煙の量から風の強さが伝わるかと・・・
雪は締まっているのでアイゼンはよく効きます・・・が風でバランスを崩しがちです。
転んだら痛い!では済まないのが雪山。本当に注意ですね
登山口から約1時間半。
ここからしばらくは細めの尾根を歩くことになります。
左側にちょっと雪庇が出来ていますね。
人も多くトレースもしっかり残っているので踏み外す心配は少ないです。
右側を見れば白馬岳とそこへ向かうための稜線。
歩きたい気持ちにさせる形してますね。
日帰り唐松岳チャレンジの目安にとなる丸山ケルンは画面右側の高い部分かなー?
登山開始からずっと稜線が続くのでさすがに飽きてきた・・・
一つ丘を越えると・・・
二つ丘が増える・・・
細かい登りと下りが繰り返されるの心が折れてきます
相変わらずの爆風。
真ん中に見える尖った部分が唐松岳山頂かな?
もう見えてるから近いぞッ!
登山開始から約2時間。
丸山ケルンを通過しますッ!
画面中央右側が山頂か・・・後少しッ!!!
まだ2時間しか歩いてのに疲労困憊。これが風の力か・・・
風の戦士じゃないから体力持っていかれる一方です・・・
後続の登山者さんにどんどん抜かされていきます・・・
そういえば唐松岳頂上山荘ってどこにあるの?
そろそろ姿を見せてくれてもいいのでは?
弱音が喉を通して空気を震わせている間にピークにだいぶ近づきました。
あと少し・・・あと少しで山頂だ・・・
画面右側の尖った部分に着いたら下山できる・・・ッ!
頂上着いた時点での快晴は確実。
あとはだいたいいろが頑張るだけで絶景が見れるぞ。
五竜岳がだいぶと近くなりました。
こんなに格好いい山にまだ登ってないとか・・・夏に登るぞ・・・ッ!
もう何個目なのかもわからないくらい丘を越えてきましたが・・・
まだ細かい登りが続きます。
この時点で時刻は12時過ぎ。
日帰りなら撤退を視野に入れる時間ですが今回は小屋泊ということもありタイム的にはまだ余裕があります。
見えてる場所ならなんとかなるッ!
そんな気持ちで足を進めていきます。
ここに来るまででかなり登ったのにまだ登るのかッ!
そんなことを考えつつも岩に噛り付くようにして少しずつ標高を上げていきます。
標高を上げた先で待っているのはさらなる登り。
ここ1時間くらい景色が変わってないような錯覚を覚えます。
この辺りの岩場は数少ない防風スポットです。
ここを超えてしまうと山頂まで風を防げる場所はありません。
休憩その他は済ませておきましょう。だいたいいろはそのまま進んだので山頂でフラフラになりました(
そんな登りもいつか終わりますッ!
これで山頂だッ!という気持ちでピークを超えると・・・
展望が開け北アルプスが登山者を迎えてくれますッ!
やったー山頂だッ!と思うじゃないですか?
でも思い出してください・・・ここに来るまでに必ず通るはずの唐松岳頂上山荘をまだ見てないですよね?
そう・・・山頂はこの先にありますッ!
(*>△<)<クショがーーーーーー!!!
はい、大きく叫んでスッキリしました。
感情データはひそやかに動いたりしないのでたまには大きな声出してストレス解消しましょう(
気を取り直して山頂へ向かいます。
それでもここから山頂まではコースタイムで20分。
見た目に反して時間はそれほどかかりません。
ちなみに頂上山荘はこちら。
ピークの裏側にあるので登攀途中に見えるわけないんですよね・・・
登り返すのは心折れますが一旦標高を下げます。
風の影響か雪がかなり薄く岩の上を直接歩いているような感じです。
ちょうど前を行くパーティも盛大に転び膝を打ったのか撤退していきました・・・
山頂手前での撤退は泣くに泣けないので細心の注意を払い進んでいきます
登り返し地点から見上げた1枚。
ここに来てこの傾斜・・・ッ!正直キツイ!
ラスボスは手強いタイプとイベント戦闘でチョロいタイプがいますが、
唐松岳は前者の手強いタイプのようです。
15分程度登り山頂直前の1枚。
この辺りはとにかく雪が柔らかくて苦戦しました。
手を置けど足を出せど雪が崩れていきます・・・パワーで乗り切れないので溺れるように乗り越えていきました・・・
登山口から約3時間半・・・ついに山頂到着です!
■ 山頂で圧倒されて
登山開始からずっと強風を受け続けて体力は下限値を振り切りヘロヘロですが・・・
山頂からの景色を見ると思わず笑みがこぼれます。
五竜岳に寄った1枚。
左手側の稜線は登る時に見てきた唐松岳頂上山荘に繋がっています。
気持ちのいい稜線が続いていますね
北アルプスの王者たる剱岳。
標高もありますが尖った山体はどこから見ても目を引きます。
だいたいいろのクソザコ体力では夏でも三泊四日は必要かな。
冬は足を向けることもできない・・・
何山か分からないけど格好よかったので撮影した1枚。
全天周囲に白い世界が広がります。
唐松岳頂上から見た頂上山荘。
夕日も星も朝日もなんでも撮れることが間違いない立地。
今年の夏は絶対に泊まる・・・ッ!
山頂から五竜岳に繋がるようにまとめた1枚。
超広角で地面を入れる構図が好きな自分にとっては定番の1枚です。
これから下山する八方池山荘方面。
山頂から八方池山荘は見えないです。
山頂標識と北アルプスをまとめた1枚。
剱岳に挑める日はくるのか・・・
北アルプスに囲まれている色々な気持ちが浮かんできます。
が、ここは風を遮るものがない山頂。
停滞しているだけで体力をゴリゴリに持っていかれます。
死ぬ前に撤退したいと思います。
先行している下山者さんもモフモフの雪に苦戦しています。
登るのは一苦労なのに下るのは割と一瞬でした。
下りモードの体にはこのちょっとの登り返しが本当に辛い
いつもなら下山はかなりのスピードが出るのですがこの日はヘロヘロだった模様。
まったくスピードが出ません・・・
山頂から約1時間。
ほぼコースタイム通りに丸山ケルンを通過。
丸山ケルンを超えると見えてくるのが申し訳程度の樹林帯。
傾斜が急なのはここまで。
時刻は14時過ぎ。
日もかなり傾いてきてコントラストが強く出てくるようになります。
ただただ真っ白だった世界に影が付きます。
なんだかその景色が怖く見えたりしませんか?
そんな下山途中には立派な一軒家が・・・
こんなところにマイホーム持てるとか羨ましいぞ
朝はあんなにいたスキーヤー・スノーボーダーさんはどこに行ったのかな?
だいたいいろが登山している間に世界は滅んだのかな?
と最近の中学生でも想像しないようなことが頭をよぎります(
未練がましく振り返っての1枚。
登山の難易度としては厳冬期赤岳の方が上だったけど、体力的にキツかったのは間違いなく唐松岳。
身をもって風の怖さを知ることができました。
そんな登山もあと少しで終わりです。
山頂から約2時間で見えてくるのが・・・
本日のお宿八方池山荘ですッ!
(なぜか写真撮り忘れてた・・・)
ヘロヘロになりながらなんとか到着です。
到着時刻は15時ジャスト。
ギリギリでリフトに乗れるタイミングです。
今回は運よくノートラブルだったので間に合いましたが何か起きた場合、間違いなく取り残されていたでしょう・・・
本当に雪山に慣れ体力に自信がある人ではないと日帰りは難しい山だなと感じました。
なので少しでも不安を感じた場合は小屋の予約が絶対ですッ!
予約が取れずに挑戦するならピークハントを狙わないくらいの気持ちが必要、かな
そんなことを思いながら小屋の受付を完了・・・
あとは談話室でお菓子を食べながらアルスラーン戦記(最新刊まで完備!)を読みふけります・・・
アルスラーン戦記の原作ってそれほど文章量がある訳でもなく描写に厚みがある訳でもない・・・それを漫画に落とし込める荒川弘さんってスゲーなとここでも圧倒されます。
原作者である田中芳樹さんが作家として成熟したタイミングの作品ということもあり、一文に込められている情報量がとにかく多い。
文章量からは考えられないくらいキャラが動きストーリーが展開していく超名作なので原作・漫画版ともに読むことを強くオススメしたいです。
原作は小説ですが1冊あたりのページ数は少なく、また文章は分かりやすいこともあり非常に読みやすいです。
小説苦手な方でも問題なく読めると思います。
イノケンティス王がタハミーネにうつつを抜かしていたら時刻は夕方。
アンドラゴラスとタハミーネって不思議な関係ですよね。
タハミーネからしたら息子の情報が欲しいので絶対に殺せない・・・結果として最高の伴侶となる・・・
アンドラゴラスも各種裏工作していたりと気をつかってる様子があったり・・・
互いに思惑を超えた何かがあったのかもしれませんね
最高のアーベントロートを眺めるだけの気の抜けた時間が過ぎていきます。
何山かも考えないでただ綺麗だなー、と
燃えるような夕焼けよりこんな低コントラストな夕焼けの方が好きです。
下層の雲は溜まっていますがかなり薄く時折地上が姿を見せてくれます。
このくらいのかかり方なら幻想的でよいです。
五竜岳方面の1枚。
勇敢な命知らず達の足跡が目を引きます。
最高の天気で山頂が踏めて、さらに最高の夕焼けを見せてくれる。
ありがとう唐松岳・・・全てが最高だったよ・・・
もう強風のことは忘れた・・・だって小屋の前では吹いてないから(
■ やり遂げた朝を迎える
もうやることのない朝・・・ものすごくゆっくり起きました。
そして朝ごはんを頂いた後に窓から見えた景色がこちらです。
この日は天気が崩れる予報でしたが、どうやら朝一番は持ってくれそうです。
リフトが動き出すまでやることがないので優雅に朝焼けを撮影したりしましょう。
主題とか副題とか関係ないです。
ただ綺麗だから撮る・・・そんな感じで撮影を続けます。
今朝から唐松岳を登る人を捉えた1枚。
無事に山頂に辿り着いて下山できますように
リフト乗り場に反射した朝焼けを撮影した1枚。
時刻はまだ6時半。
それなのにリフトのスタッフさんはもう準備を始めていました。
本当にありがとうございます。
月の明るさと空の暗さ、そこに雪の白さが混じりあって別の惑星に来たみたいにも感じます。
日の出直前の朝焼け。
日が差さない町の暗さがより朝焼けを鮮やかに見せてくれます。
リフトと朝焼けをまとめた1枚。
時刻は6時50分。
ついに日の出を迎えます。
世界がオレンジ色に染まっていきます
絶対に疲れることはしない・・・昨日やり遂げただいたいいろ達はそんな固い意志を持って色が濃くなっていく世界を撮影します。
唐松岳山頂方面の月。
月はいつでもそこにあるから。
リフトの稼働準備も着々と進んでいるようです。
誰もいないスキー場はどこか寂しいです。
あと2時間もしないでにぎやかになるとは思えないです
日の出から約10分。
早朝に出発した登山者さんたちの踏み跡がくっきり浮かんできます。
月に向かって進む登山者さんを撮影した1枚。
今回もdocさんと一緒でよかった・・・一人だったら強風に負けて諦めたかも・・・
今日も風は強いです。
八方池山荘前でもときおり雪煙が立ち昇ります
立山方面を捉えた1枚。
低い雲のオレンジ色と青い空のトーンが美しいです。
日の出ってどこで見ても美しいです
そんな感じで撮影してるとリフトも稼働を開始。
続々と上がってくる人達を横目に無事下山いたしました。
■ さいごに・・・
厳冬期の北アルプスは季節風がヤバイ
それを身を持った理解することができました。
しかし待っている景色は最初から最後まで絶景。
ずっと稜線を歩くことになるので美しい景色が飽きるまで続きます。
いや本当に飽きました(
道中だけではなく山頂からの景色も絶景。
全北アルプスが一望できるような景色が向かえてくれますッ!
無理かもしれないと何度も思いましたが登頂できてよかった・・・
冬はゴンドラ・リフトの始発時間が9時、終発が15時です。
だいたいいろ達の行動時間は約6時間だったので日帰りの場合は本当にギリギリのタイミングになったと思います。
行動時間もありますが八方池山荘から見る夕暮れ・夜明けは世界を変えてくれるくらいのインパクトがあります。
道中の景色、山頂からの景色、小屋前からの景色
それら全てが味わえる小屋泊で唐松岳を楽しんでもらいですッ!