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Z9/Z6II/Z50/X-E3で写真撮ってますけど特別ニコンが好きな訳ではないです

蝶ヶ岳と常念岳を練り歩く【蝶ヶ岳編】

過ぎていく季節だけ思いは募ります。
登山を始めてから本当に季節の移り変わりに悩まされます。

5月初旬。
完全な冬装備が必要か?フリースは抜いていいのか?
まだ夏靴は早いか?登山道の上なら雪がないのでは?
など悩みは尽きません。

そんな悩みを抱えながらGWの真っただ中、蝶ヶ岳から常念岳へ縦走してきましたッ!

なんとぉ!実は初めての二泊三日の登山です。

今回の行程は
1日目は三股駐車場から蝶ヶ岳ヒュッテまで
2日目は蝶ヶ岳から常念岳への縦走
3日目は前常念から三股駐車場から下山
というルート。

1日目は雨予報だけど、2日目の朝は快晴予報・・・
それなら雲海を楽しもうじゃないかッ!
とdocさんと相談しこのルートを取ることとなりました。

1日目から2日目の朝にかけての蝶ヶ岳部分についてまずはまとめてみましたッ!

蝶ヶ岳とは?

北アルプスに属する標高2677mのお山です。
蝶という華やかな名前からすると少し標高は控え目です。

登山ルートは複数あり

  • 三股駐車場からまっすぐ登る
  • 常念岳から縦走する
  • 上高地を経由して登る(横尾と徳沢から行ける)

が代表的かと思います。

一番難易度が低いと思われるのが一泊二日で楽しめる三股ルートです。
登山口までの道に悪路はなく、また登山道自体も整備が行き届いており難所はないとされています。

その分駐車場の競争率は高いらしく、駐車場難民になることもしばしばあるとのこと・・・

そんな三股ルートからの蝶ヶ岳登山・・・
文字だけ見ると登りやすいイメージが実際どんな感じだったのかは下記をご覧ください。

悪天候の中を進む

今回のスタート地点は三俣駐車場。

天気が悪いせいか駐車場はガラガラでした。

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

心配されていた駐車場問題があっさり解決したので足取り軽く登山を楽しみましょー(

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

いやー日差しもないし空気も冷たくて非常に歩きやすいー。
・・・はは・・・もうこれ完全にミストの世界じゃん・・・

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

5月にもなって登山口からハードシェルを着るとはね・・・

雪解けとなるこのシーズン。
登山道にも水は溢れてきます。

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

こんな時でも完全防水の登山靴とスパッツを履いていれば気にならないです。

ちなみにだいたいいろは夏の好天時でもスパッツ着用派です。
小屋泊まりが多いので小屋と小屋からお借りしているお布団を汚したくないのが主な理由です。
あと暖かい(真顔

駐車場から歩くこと約20分、距離にして約800m。
なにやら建物が・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ついに三股登山口に到着ですッ!

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

今回は三股登山口から登り始め、蝶ヶ岳常念岳を登ったのちに前常念からここまで下りてくるルート。
三股登山口はスタートでありゴール地点でもあるわけですね。

さてさて人生初となる二泊三日の大縦走(大袈裟)を始めていこうじゃないですか!

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山口の標高は約1300m。
初日の目的地である蝶ヶ岳の標高は2677m。
標高差1300mを駆け上がっていきましょう。

標高の低い場所では雪解けも終わり、新緑が始まる季節。
雨で少ししっとりとした雰囲気と生きのいい緑の組み合わせが気持ちいいです。

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山する前の雨の森とかよく撮影していたのでなんだか実家に帰ってきたかのような安心感

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

足場の悪い場所には木道がかかっていたり・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

歩くとぼよんぼよんする橋が架かっていたりと

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

階段がついてたりと・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

蝶ヶ岳山頂までの登山道はよく整備されている印象です。

そんな感じで歩くこと約30分。
最初で最後の水場に到着です!

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

飲むと美味しいのでしょうがお腹を下すのが怖くてなかなか試せないだいたいいろです。
大丈夫?ほんとうに飲めるの?途中でお腹痛くなったりしない?

ここまで標高はほぼ上げてきませんでしたが水場から先は標高を上げる道に変わります。

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

足が重たいなと感じたころに見えてくるのが「もたれないよ」と優しく返事したくなる標識・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ゴジラみたいな木に到着ですッ!

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

尖った石が口にあたる部分に詰め込まれておりゴジラ感が増されています。
そんなゴジラさんの横を失礼していきましょう。

力水からまめうち平までの区間は標高をキュッと上げていく印象です。
ただ道自体はとても歩きやすいのでそこまで疲れは感じなかったかな?

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

雰囲気は燕岳とよく似ています。

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

駐車場から歩くこと約2時間。
まめうち平に到着です。

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

晴れていれば展望が綺麗な場所なんでしょうね・・・
雨で幻想的な雰囲気になってるのも素敵じゃないですか?

まめうち平の標高は1910m。
あと700mも登れるぞッ!嬉しい(強がり

標高が上がったこともあり足元には雪が・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

悪天候で気温が上がらなかったためか雪は締まっておりノーアイゼンで進めます。
まめうち平からしばらくは平坦な道を辿ることになるのでそれがいい方向に影響しているのかな?とも思います。

駐車場から2時間半。標高は2000mを超えますッ! 距離にしてあと半分ッ!!!

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

なんですけどその残り半分が大変なんですッ!

ここからは登りに登り続ける道が始まります・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

さすがにアイゼンを装着。
軽くなったザックと重くなった両足を引きずりながらの標高を上げていきましょう!!!

その途中、ちょっと開けた雰囲気に・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

それなりに角度のついた道をトラバースしていきます。

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

さすがにここは早足で駆け抜けました・・・上から崩れてきたらどうしようって気持ちがありまして。。。

登りはまだまだ続きます。

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

標高が上がったことで雨は雪に変わりだいたいいろ達を苦しめてきます。

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

・・・降りすぎだろ?今5月やぞ?なぜに5月にもなって吹雪かれないあかんのや?
など思うなどしました・・・悪天候を覚悟して登ってるのに・・・

先ほどのトラバースや強めの雪が降ることもあるのでやはりハードシェルは必須。
残雪期とはいえレインウェアでは危ないなと感じました。

登山開始から約4時間・・・登山道の雰囲気は完全に積雪期・・・5月とは思えない寒さ・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

環境が厳しい・・・ただそこにいるだけで体力を奪っていきます・・・

もう帰りたいと思いますが・・・
引き返せないこの気持ちは・・・ワガママですか・・・?

いや引き返すより小屋に行った方が早いし・・・

さなぎを蝶に返すのは大変なんだよ・・・

みたいなよくわからない思考してたのはなぜかよく覚えています(

登山開始から約4時間半。
樹林帯が終わり、最後の直登が始まりますッ!

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここまで、きたら、小屋まで、あとすこし・・・ッ!
頑張れ・・・ッ!

急登に次ぐ急登・・・さらに強くなる雪・・・
そして効かない視界・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

雰囲気だけは山頂っぽいのですが先の見えない不安感からか疲れを強く感じます・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そんな絶望感の中、人類が確かに残したと思われる痕跡を発見。
そう階段です!

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

これを登れば小屋が・・・

見えねーじゃねーかッ!!!

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

早く・・・早くストーブで温まりたいよ・・・
そんな気持ちだけでなんとか足を進めること約10分・・・

本日の天国・・・蝶ヶ岳ヒュッテに到着ですッ!!!

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

即チェックインして温まりところですが・・・
なんと同行しているdocさんはこの天候の中でテント泊・・・

さすがに一人だけ温まることは申し訳なくテント張るのを手伝いました・・・

そしてこの日、天候は回復しないまま終わることになりました・・・

Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

■ 奇跡の回復

天気がよければ星でも・・・と思いましたが初日の寒さでかなり体力を持っていかれたので夜は回復に専念しました・・・

そして夜明けとともに行動開始。
蝶ヶ岳ヒュッテ周辺で日の出を楽しんでみたいと思います。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

低い位置に雲が溜まっているので残念な景色になるなって思いましたか?

いやいや・・・見てくださいよ、この雲海をッ!
もうこれが見れただけで大満足ですよ!

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

美しいモルゲンは見れないかもしれませんが薄明はとても美しいです。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

朝焼けとテント。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

あの吹雪の中、障害物のない稜線に張られたテント・・・
夜が恐ろしかったのは想像に難くないですがこの景色のためなら我慢できるのかもしれませんね

昨日はこの標識を右から来ました。今日はこの標識を左にいきます。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

日の出の時刻ですが太陽はまだ雲の中。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

5月とはいえ朝方はしっかり冷えます。
早く姿を現して空気を温め欲しいです。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

未だ雪深い穂高山脈
来年は白い姿のうちに会いにいきたい・・・

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

昨日は雨がしっかり降ったこともあり雲海が押し寄せてきます。
ゼノブレイド2のフィールドみたいだ・・・3の発売日は2022/07/29。楽しみです!

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

これから登る常念岳方面。
ほんのり夜明けの色がついてきました。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

時刻は5時。
低い雲を超えてようやく太陽さんが姿を現してくれます。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雲が低い位置に溜まってくれたおかげでだいたいいろの好きなローコントラストにまとまってくれました。

西穂高、ジャンダルム、奥穂高でしょうか?
厳しい山体をしていますが、ほんのりついたオレンジ色のおかげで今だけは少し優しい雰囲気になりますね

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雪は深夜まで降り続きました・・・トレースが消えていないか不安です。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

鮮やかなモルゲンが望まれるのでしょうがこれくらい優しい色付きの方がよくないですか?

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

目に見えて鮮やかな風景だけが風景じゃないと思ってます。

今日歩く縦走路もいい感じの色合いです。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

気持ちのいい縦走になりそう。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そういえば山頂標識撮影してなかったな?と思い出したのでもう一度、蝶ヶ岳山頂へ。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ということで山頂です。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

山頂から見る長野の町並み。
それなりの望遠があれば反射する水田が撮れたなぁ・・・

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

テント泊してた人達は一足早く出発するようです。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この時ばかりは誰か常念方面向かってトレースつけてくれッ!と願いました(

■ 槍を踏む

時刻は7時半。
だいたいいろ達も常念岳に向けて出発です。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

遠くに見えるのは乗鞍かな?
かなり広大な山域という印象です。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

足元にはさらに厚くなった雲海。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

それとは対照的に進行方向は快晴。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

蝶ヶ岳から常念岳の縦走路は細かくアップダウンを繰り返します。
まず目指すは画面右側の蝶槍!

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

不安だったトレースもありますね。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

蝶ヶ岳ヒュッテを出てから約20分。
上高地方面へ下りる分岐に到着です。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

このポイントから蝶ヶ岳ヒュッテ方面へ振り返っての1枚。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雪が薄いせいか岩場とのコントラストが強く厳しさを伝えてくるような雰囲気です。
見た目は怖いですがここまでは全然優しいよ

分岐を超えると最初の登りがお出迎えしてくれますッ!

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

その途中に蝶ヶ岳三角点はありますが・・・ 雪のせいか見つけられませんでした(

三角点からヒュッテ方面を振り返っての1枚。
八ヶ岳にある硫黄岳のように山頂が広く、全体的に丸みを帯びているため優しい形をしていますね。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

山頂直下の急登は本当に疲れたけどな(

三角点を超えると・・・ついに本日のピークである常念岳が全貌を現します。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

まだまだ先は長いけど歩き切らないと死んじゃうからな、頑張ろう。

常念岳と同時に通過点である蝶槍も見えてきます。

こちらは蝶槍と常念の2ショット。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

蝶槍へのアタックルートは岩場の上を進みます。
岩自体は大きいのでアイゼン履いててもなんとか進める感じです。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登り切る直前がちょっとクセものです。
割と段差が大きく、足をかける場所にちょっと悩みました。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

蝶ヶ岳ヒュッテから約40分。
蝶槍に到着ですッ!

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

歩いてきた稜線が一望できます。

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そして反対側には常念岳・・・

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

標高を大きく下げ、その後には大きな登り返し・・・

前回は雨に泣きましたが今回は快晴ッ!
これなら歩ききれるッ!
そう思わせてくれる天気でしたが・・・

この後、さらなる地獄が待っていることはまだ誰も知らない・・・

次回、常念岳編へ続く・・・ッ!

■ さいごに

Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

残雪期の蝶ヶ岳
いつもならもっとたくさんの人がいるのでしょうね。

1日目の悪天候のおかげか登山者さんも少なく終始落ち着いた雰囲気で登ることができました。

三股駐車場から始まる登山道は整備が行き届いており夏道ならとても歩きやすそう。

山頂直下の直登も夏は階段になっており登りやすいそうです。

そんな厳しい直登を超えると同時に森林限界、そしてすぐ頂上という好立地。
風に吹かれ続けて体力を持っていかれるということもなさそう。

快晴の夏空なら万人に勧められる山だと感じました。

山頂と小屋の距離も近く朝焼けを味わうには絶好のポジションです。
雲海を見たい!そんな欲を満たしてくれた素敵な山でした。

立山で春が始まる

週末だけのハーレクイン

これだけが書かれた下書きが残っていたことに頭を悩ませているだいたいいろです。

孤独な自由と湧き上がるエナジーが溢れてる感じなので開山初週の立山で発散してきました。

立山とは

北アルプスに属するお山です。
弊ブログに何回も登場している山です。

前回登頂時の記事はこちらです。 uniquepic.hatenablog.com

冬は立山黒部アルペンルートが動いていないことも実質登ることができません。
(道自体はあるので頑張れば登れるのかも?)

そんな立山ですが春の訪れと同時に立山黒部アルペンルートが再開。
短い期間ながら白銀の世界を味わうことができます。

残雪期とは言え山の上は真冬とほぼ同じです。 どんな部分が辛くて厳しかったのか、そしてどんな景色が待っていたのかちょっとまとめてみました。

富山県側から侵入

前回は黒部ダム見たい欲がさく裂したため長野側から入山しましたが・・・非常に乗り換えが多く、荷物の上げ下ろしだけで疲れたことは記憶に新しいところです。
なので今回は乗り換えが1回で済む富山側からアプローチしていきます。
荷物が重いのは主に撮影機材のせいですが(

登り始めはごらんの有様ですが・・・

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

安心してください!天気予報はこれから快晴になる予報ですッ!
雨の後なので空気中の塵が落ち澄んだ空が待っていることでしょう。

期待に胸膨らませてまずはロープウェイ乗り場へッ!!!

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

5分ほどで駅に到着です。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ちなみに立山黒部アルペンのマスコットをデザインされた方と太鼓の達人どんちゃん・かっちゃんをデザインされた方は一緒です。
かなりの健脚の方で様々な山に挑戦されているので気になる方はは調べてください(

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

だいたいいろ達が乗るのはこの日の第2便にあたる9時20分発。

ガチ登山装備の方々は第1便を使ったのか雪山登るぜッ!みたいな装備をしているのはだいたいいろ達だけ・・・
待ちきれない様子の小さい冒険者さん達を見習いなよ・・・

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そんな大勢の観光客さんに紛れてロープウェイに乗り・・・

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

バスに乗り換えること1回・・・

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

多くの人が目的にする雪の大谷をおざなりに撮影しローリングシャッターの歪みを体感してると・・・

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

室堂に到着ですッ!!!
よし!快晴だな(棒

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

室堂出た瞬間は晴れてて欲しい(前回ぶり2回目の感想

まだ時間はたっぷりあるので落ち着いていきましょう。
本日のお宿は室堂山荘さん。
荷物のデポと早めのお昼を取るためにまずはそちらへ進んでいきましょう。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

無造作に重機が置かれていたりするところに立山の凄さを感じます。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

室堂バスターミナルを抜けてから約5分。おや・・・?そらのようすが・・・?

なんだか青空が見えてきたような・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

予報通りに太陽がお出迎えしてくれます!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここまで気持ちよく予報が当たるのは初めてかも・・・
雄山山頂付近の雲もなくなりつつありますね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

早く登りたいという気持ちはありますがいかんせんお腹が空いた・・・
ということでまずは室堂山荘さんにチェックインしそのままお昼を頂きます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

我々は浄土山を目指す

昨年11月に訪れた時は宿泊地が雷鳥荘ということもあり時間的な余裕がなく雄山ピストンだけで終わりました。
今回は雄山に近い室堂山荘泊りということもあり時間には余裕があります。

なので今まで見て見ぬ振りを続けてきた浄土山へ足を向けてみました!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

黒い点のようなものは全て人間です。
ご覧いただいた通り、それなりの数の登山者さんがいるのでトレースはばっちり。
これなら楽勝とばかりに歩みを進めていきます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

左手には雄山。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こんな快晴の日に登っていいのかな・・・?
何か良くないことが起こりそう・・・と考える小心者です(

室堂山荘を出てから約10分。
浄土山の山頂と思われる場所に近づいてきました。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

途中振り返っての1枚。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

まだまだ冬の様子が色濃く人の姿は疎らです。
室堂の中は盆地ということもあってか風はあまり吹きませんが、気持ち空気が冷たく感じます。

これから雪解けが進むと多くの人で賑わうのでしょうね。

室堂山荘から歩くこと約30分。
ジグザグに登っていくのでなかなかアタックルートが見つかりません。 どうやら焦らすタイプのようです。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

スノーシューユーザさんのトレースをありがたく頂戴いたします。だいぶ薄いですが・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

いや・・・しかし・・・近くで見ると格好いい山だな・・・
荒々しい岩肌と尖った山頂が男の子的格好良さを刺激してきますね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

進行方向反対側にある大日岳もまだまだ真っ白です。
稜線にエグイ雪庇が出来上がっているので歩くのは気を使いそう。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

標高を少し上げ窪地から頭を出すと風が出てきます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

冬の唐松岳のように体が流されるようなレベルではないのでただひたすら風に逆らいながら頑張って進みます(

さすがに寒くなってきたのでハードシェルを装着。
完全に稜線から出ると風を防いでくれる場所はないので浄土山の山頂手前で必ず着るようにしましょう。

浄土山は山頂にかけては角度が付いているためか室堂から直登するルートではなく、いったん横に回りこむ形になります。

回り込む途中に見える景色がこちら。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

手前が室堂山、右奥が国見岳でしょうか?
どちらも登山ルートの設定はないため登れるのは冬だけの特別な山なのかもしれないです。

室堂山へ向かう登山者さん。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

何もない平原を歩いているように見えますがおそらく強風に吹かれており進むのも難しいのでは?

広い平原にいるせいか人の大きさなんて本当にちっぽけなものです。
そんな小さい体なのになぜこんなに大きな山に挑戦するのでしょうね・・・?

まあ、そんなことを考えているだいたいいろ達も登山の途中なんですけどね(

そろそろ現実に戻り浄土山山頂へのアタックを開始しましょうッ!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

・・・???これが登山ルート???

いや壁だし・・・

お守りとして持ってきたピッケル君に活躍してもらう時来たようです。
立山で使うことになるとは思わなかった・・・

その途中で確実に目にするのが五色ヶ原方面の絶景。
山にかかる雲、このモヤモヤ感がだいたいいろを引き付ける・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こんな風にトラバースしてる最中なので気は抜けませんが・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

浄土山に取り付いてからの雪はかなりの緩さです。

場所によっては雪が崩れて登れない場所もあったりしました。
また腿まで踏み抜くこともしばしば・・・

踏み抜いたらすぐに足を抜きましょう!
雪がすぐに固まってしまい抜けにくくなるので・・・

トラバースを超え、足場の悪い岩場を抜けたら・・・
ようやく浄土山の山頂に到着ですッ!!!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

夏道だと1時間30分で登れるのに今回の所要時間はなんと2時間30分!!!

ちなみに直登に取り付いてからは45分かかっています・・・

心のどこかに立山なら余裕って部分がありました・・・
やはり雪山は雪山・・・次回以降舐めプしないよう注意いたします

山頂に出ることでようやく槍ヶ岳を見ることができました。
登っていない時は少し雲が掛かってくれた方が絵になりますね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

さてさて休憩もそこそこにして次なる目的地へ。
ますは龍王岳方面へ向かい、そこから一の越経由で雄山へ向かうというなんの捻りもないルートを選択します。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

その稜線を歩きながらの1枚。
雄山を正面から捉えることが出来るのがこのルートの魅力です。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

人のいない静かな稜線歩くこと自体ができとても気持ちいいですが・・・
このルート・・・雪が緩く踏み抜きが多い・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

油断していると太ももまで持っていかれるので注意して進みましょう。
掘り返すのもなかなかに重労働だからね(

そんな稜線を歩くこと約10分。
なにやら櫓()が見えてきましたね!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

その櫓の麓が浄土山(南峰)です・・・たぶん・・・
山頂標識見つからなかったんだよなぁ・・・雪の下にあったのかな?

櫓()の持ち主と思われる富山大学立山研究所さんはまだ雪の下。
何を研究してるのかちょっと気になります。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

歩いてきた道を振り返っての1枚。
アップダウンは少ないうえに広さもしっかりとしているいい稜線に見えます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらは龍王岳山頂。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
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登山ルートの設定はないようなので見るだけで我慢します。
登るのが怖かったわけじゃないからな(

雄山を目指すが・・・

ここでルートは分岐するので予定通り一の越側へ下りていきます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

残雪期ということもあり稜線の雪はかなり少ないです。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

岩の上に雪が被さっただけの状態のため、思わぬ硬さにバランス崩すこともしばしばな道です。 アイゼンを付けたままでの下りとなるのでちょっと気をつかいます。

雄山まで遮るものがない稜線自体はとても美しです。

途中に見えるのは針の木岳かな?

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

立山は何回も来ていますが針の木岳方面はまだ未開拓。
針の木小屋に泊まって蓮華岳とセットで巻き取りたい。

龍王岳方面へ振り返っての1枚。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

これもしかして・・・雪崩地形なのでは?

登山道まで流れてくることはないと思いますがちょっと怖くなります。

室堂を見下ろしての1枚。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

右奥のひと際背の高い山は別山かな?
天候によりますが今年の10月~11月には登る予定です。

先ほどまで歩いていた浄土山方面。
滑った跡があるのはさすがに恐ろしい・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

富山大学さんの櫓()から気持ちのいい稜線を歩くこと30分、一の越に到着です。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

一の越山荘さんの営業はもう少し先。
雄山山頂で星景や日の出を狙うなら絶好のポジションにありますよね。

ダンボ平方面に下りる道はどの時期でも絶景。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

長い時間をかけて削り取られた氷河地形なのでしょうか?
滑落したら止められない気がするので歩くのはちょっとご遠慮したいと思います。

一の越に着いたら忘れてはいけないのが槍ヶ岳
尖りに尖った姿を確認することができました

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

時刻は15時。
今回は室堂山荘泊りのため時間にはまだ余裕がありますが・・・稜線に出てから吹かれ続けた結果、体力がなくなっただいたいいろはここでリタイア・・・

山頂に向かうdocさんを見送ります・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

いいんだ・・・この人の少ない室堂を見下ろせるからいいんだ・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

と肩を落として下山を開始します・・・

ちなみに体力的には割と限界だったらしく下りでも息が切れました。
一度体が冷えるとそう簡単に体温が上がらない体質らしく、少し寒いだけでゴリゴリに体力がなくなります。

下りている最中に頭を上げると見事なハロが・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ほとんどの登山者さんが下りた後なのでトレースは問題なし。
迷わず歩けるというのは本当に楽でありがたいです。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

スキーヤーさんかスノーボーダーさんが滑った後でしょうか?
綺麗な弧を描いていますね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

一の越から30分も下りると大きなアップダウンはなくなります。
下り坂でも息が切れていたのでこれは助かる・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

今日の宿泊地である室堂山荘さんと大日岳の2ショット。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そのままなんとか室堂山荘へなだれ込み死んだように仮眠・・・

そして気がつくと夕日の時間。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ああ・・・終わっちゃうんだな・・・とか感じてしまい少し寂しくなる時間です。

光が斜めになる関係で滑り跡がよりクッキリと浮かび上がります。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

たまには絞り開放を使ってみたり・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ホテル立山に帰る方の後ろ姿をぱしゃり。
こうやって見るとひどく遠くに感じますが10分も歩かないで着ける距離です。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

強敵だった浄土山
予想より強い中ボス・・・まるでムドーのようでした。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

まだスノーボーダーさんが楽しんでいました。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

とりとめもなく何枚か撮影。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この天気なら星も期待できるかなと思いましたが生憎と満月。。。
早い時間から明るい月が顔を出した影響もあり本日の撮影はここまでとしました。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

今日こそ雄山を・・・ッ!

ということで二日目スタートです。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

やることもないので一晩寝て体力も回復したので昨日登り損ねた雄山山頂へ向かいます!!!

ほっほー快晴だな(2回目

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂側の天気は御覧の有様ですが大日岳側の雲はかなり薄いです。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

各種予報を確認したところ晴れ間はすぐに訪れそう・・・ということで予報を信じていざ山頂へ!

夏道はジグザグに登るので傾斜をそこまで意識することはないのですが・・・
そう冬道はみんな大好き直登です(

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

角度が付く分、しんどさは残雪期の方が上です。
息を切らせながら頑張って登りましょう。
もうね楽になるためには登るしかないんですよ!
一度登り始めたらねッ!

時刻は5時40分。
もう少ししたら室堂にも光が差してきそうです。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

室堂山荘さんを出てから約50分。
一の越に到着です!

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

槍ヶ岳方面はあいにくの曇り空・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ですが雄山方面は・・・ちょっと雲かかってますね

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まあ晴れるでしょうと楽観視しながら山頂へ向かいます。

登り始めてすぐに振り返っての1枚。
雲が頭の上を覆ってきましたね・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

それでも山頂方面は快晴。
朝方ということもあり雪が締まっていて非常に登りやすい部分もありますが・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雪がなくなることもあります。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

もう外そうかなと思うと雪が出てきたりと足元の情勢は不安定です。
まるで人生ですね(

雄山へ向かう道は室堂を見下ろすのにベストポジションです。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらは昨日登った浄土山方面。
全体的に丸っこいフォルムと柔らかい朝日が組み合わさって優しい雰囲気になっていますね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

一の越から登り始めること約10分。
PS3時代のQTEを思い出させる量の矢印がお出迎えしてくれます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

進むべき道をしっかりと示してくれており大変助かります。

角度もついておりまた浮石も多いことから細心の注意が必要です。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

足元は不安定ですが手を置くにはちょうどいい岩も多く三点確保は容易。 落ち着いて登れば大丈夫です!

一の越から登り始めること約30分。
雄山山頂が見てくると同時に足元には再びの雪・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

標高が上がったこともあり五色ヶ原方面への展望が開けてきます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

真ん中に見える小さな点が五色ヶ原山荘さん。
朝日を迎えると気持ちよさそうな立地してますね。

いつも休憩させてもらっているお地蔵さん前を通過。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

だいぶ近づいたぞッ!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ちょうどいいタイミングで太陽さんが顔を出してくれます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

いい感じの光を山頂で浴びたいのでさっと登り切りたいところッ!

見慣れた標識を通りぬけ・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

山頂直下の急登を超えたら・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雄山山頂に到着ですッ!!!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

と同時に体を吹き飛ばさんばかりの強風がだいたいいろ達を襲います!

なんで???こんな快晴なのに風だけは強いの?
風は写真に写らないから伝えようがないのですが???

とたくさんの疑問符が頭に浮かびますが、ちょっとそれどころじゃないです。

風に流されて滑落する可能性もあるので無念の撤退を決意します・・・

この快晴で山頂が踏めないとは・・・ッ!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

いのちだいじにが基本戦略だから仕方ない・・・

それでも可能な限り山頂の景色を味わってみました。

雄山と言えばこの光景。
龍王岳から五色ヶ原方面へ抜ける景色はいつ見てもいいですね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

アップロードしたタイミングでもうちょっと空の比率減らせやとか思ったのは内緒です

方位盤は山頂手前にあります。
いつも人がいて撮影するの躊躇いますがさすがに朝の7時ともなると誰もいませんね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

さてさて体が冷え切って動けなくなる前に下山していきましょう。

立山の真骨頂は雄山からの下山ルート。

雄山から龍王岳、さらにその先が見渡せる絶景が次きます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

遠くに見えるのは白山?

この景色が見たくて雄山登るまである。
そう思わざる得ないのですよね・・・

Z6 II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

室堂も完全に照らされていますね

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

浄土山の山頂にグッと寄った1枚。
右側の地形はいかにも雪崩起きますよッ!って地形ですね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

山頂から下ること約30分。
一の越山荘が見えてきました。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雪がないうえに浮石の上を歩くことになります。
この辺りが一番気を使いました・・・

龍王岳頭上を覆っていた雲はなくなりました。
朝日に照らされる一の越山荘・・・これは泊まってみたいな。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

40分ほどで一の越山荘に到着。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

はぁ・・・気を使ったぞ

白く覆われたこの景色も見納め。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

次に見る事になるのはおそらく9月、その時は綺麗な紅葉を期待したい。

昨日も見た室堂への下山道。
昨日とは日の差し方が逆になり弱いコントラストが柔らかい雰囲気にしてくれますね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雪山になるとみんな思い思いの場所を歩きます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そんなだいたいいろ達もバスの時刻に余裕があるため、ゆったりと下山。

これから雄山山頂へ向かう登山者さんを捉えた1枚。
山頂付近の風は凄いぞ・・・頑張れッ!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

室堂の中でも風は強く、時折顔を叩いてきます・・・痛い・・・ほんとうに痛い・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

8時を過ぎると人も増えてきます。
バスの始発時刻はまだなのでホテル立山や室堂山荘に泊まった人達かな?

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

夏と比べると全然空いてます。

気持ちよすぎるくらいの快晴。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

これからバスで降りるのが勿体ない・・・

と思ったところで、山頂から歩くこと約1時間半。
室堂バスターミナルに到着ッ!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

少なからず不幸はありましたが体は無事に下山となりました。

■ さいごに・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

1日目に登った浄土山はまったくオススメできません(

急登 + 緩い雪がこんなにも歩きにくいとは思いませんでした・・・
足だけでは登れない角度になるのでピッケルの使い方に慣れておかないと途中で行動不能になるのでは?

また足元は緩く崩れやすいため滑落する可能性は十分にあると思います。

命を捨てる覚悟(大袈裟)もしくは雪山に絶対の自信がない人にはオススメはちょっと出来ないです・・・

登るなら雄山!雄山にしておきましょうッ!!!

雄山へのアタックルートに関してはピッケルピッケルとして使う場所はなく、テクニックを要する部分はなかった印象です。

注意するとしたら山頂直下にあるミックス地帯。
雪と岩が入り混じり、足元がかなり不安定です。
ゆっくりと確実にアイゼンを引っかけないよう登る注意深さが必要です。

注意して登った先で待っているのは白銀の世界。
白さで言えば積雪期(11月)より上です。

これは来年も登るだろうな・・・と思わずにはいられない登山になりました。

無理だと言われてた西穂高岳の山頂を踏む

何ができるだろう?
なんでも出来るって信じていいのだろうか?
そんなことを思いながら仕事を進めているだいたいいろです。

仕事はがんばりたくないので趣味くらいはがんばってもいいよね?
ということで、今期の冬の総決算として勇気を振り絞って西穂高岳へと挑戦してきました。

西穂高岳とは

北アルプスに属する標高2909mのお山。
登山を嗜んでいると嫌でも名前を聞くことになる穂高連峰の一座です。

途中に山小屋もあり、山小屋から山頂までの往復行動時間は約4時間半と見た目のアクセスは良好。
なんですが・・・小屋から先は大小さまざま峰と岩場が待ち受けている高難度地帯として有名です。

西穂高岳へのルートは大きく分けて3つ。

今回は一番難易度が低いロープウェイルートを選択。
難易度が低いとはいえ西穂高は西穂高

そんなロープウェイルート、残雪期はどんな感じだったのか・・・
だいたいいろ達はどんな結末を迎えたのか・・・

少しまとめてみました。

■ まずは西穂山荘を目指す

時刻は8時過ぎ。
新穂高ロープウェイの駐車場からスタートです!

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

中央左側が奥穂、右が本日の目的地である西穂高が見えてます。
見えてるから近い近いといい聞かせ、まずはロープウェイ乗り場に向かいましょう。

5分も歩かないでロープウェイ駅に到着。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

冬の始発は9時。
始発30分前にはこの行列・・・これは登山道渋滞するなーと思いながら最後尾につけます。

ちなみにだいたいいろたちは始発の本当に最後尾でした。

後光が差す感じの第一ロープウェイに乗り込み・・・

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

第二ロープウェイ駅に到着し・・・

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

二階建ての第二ロープウェイに揺られること約20分。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

あの世のスタート地点と名高い西穂高口駅に到着です!

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここが天国か・・・やっぱいい景色してるなー

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

怖いなら登らなきゃいいのに・・・と思うのですが、不思議と足は山荘方面に伸びていきます。
最初の10分は雪壁の間を進んでいきます。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ
と言われてる気がします(盛大な気のせい

雪壁を抜けるとしばらくは樹林帯を進みます。
標高をジリジリと上げ、また少し下げる・・・みたいな道が続きます。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

快晴に恵まれた登山日・・・森の中に気持ちのいい光が落ちてきますね。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山口から歩くこと約20分。
少し見通しが効くようになると姿を見せるのが・・・西穂高岳・・・ッ!

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂に雲はかかっておらず、どうやら風もそこまで強くなさそう・・・
こんな好条件を逃す理由はない・・・ッ!

西穂山荘までの道のりはピンクテープが充実しています。
山荘までは登る人も多いのでトレースを間違える心配はないかと思います。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山口から30分ほど歩いていると登りがきつくなってきます。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

他の登山者さんと道を譲りあいながら少しずつ登っていきます。
体力的に一番きついのはこのあたり・・・

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

首がいたくなるような傾斜を登っていきます。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

西穂山荘から先が本番なのに山荘着く前にヘロヘロになる・・・

キツイ登りを歩くこと約30分。
建物が・・・屋根が・・・見える?

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ロープウェイを下りてから約1時間で西穂山荘に到着ですッ!!!

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

時刻はまだ10時半。
受付は13時以降からなのでとりあえず不要な荷物をデポさせて貰います。

西穂山荘より先はずっと稜線です。
身を隠す場所、風が防げる場所はないので耐風防寒装備はここで整えましょう。

最初はちょっと暑いけど我慢。
丸山手前からは風の通り道なのですぐにキンキンに冷やされますよ!

荷物を軽くし、靴とアイゼンを締め直し・・・いざ西穂高山頂へ向かいましょうッ!
思ってたより真顔な西穂くんの横を抜けていきます。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

最初は小手調べと言わんばかりのちょっとした登りからスタート。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

特に難所はないので自分のペースでゆったりと登ります。

その途中で西穂山荘側へ振り返った1枚。
焼岳と乗鞍岳が美しいですね!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この景色が見れたからもう満足・・・とならない辺りに登山者としての成長を感じます。

あくまで目指すのはこちらの西穂高山頂・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

右の四角い峰が独標、真ん中がピラミッドピーク・・・そして一番左の峰が西穂高山頂・・・
噂には聞いていましたが本当にたくさんの峰を超えていかないといけない

ワクワクしてきますね(

まだしばらくは稜線歩きが続きます。
この辺りは登山者も多く時間がゆっくり流れてます。

誰かの魂魄かな?
名のある人が封神台へ送られたようです。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

だいたいいろ達の心も落ち着いてます。

・・・いや落ち着いてないです(汗
気がついたら丸山を超えてました・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

丸山を超えても難所らしい難所はないので緊張する必要ないのですけどね・・・
この辺りまでなら雪山初挑戦の人にも勧められるかな?

ピッケルなくても全然問題ないくらいの傾斜です。

西穂高山頂が少しずつ近づいてきました。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

稜線ということもあり雪が薄くなっている部分があります。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

アイゼンを引っかけて転ばないよう今から注意していきましょう。
独標超えた後で転ぶと命にかかわるので・・・

独標一個前の峰からが要注意ポイント。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

一人しか通れない足場の登場です。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

といっても右側には持ちやすい岩場があります。
そこを支点にして注意深く進んでいきましょう。

狭い足場を抜けた先には岩場の垂直降下。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

高さは大したことないので少しずつ足場を下していけば問題ないです。

そして遂に・・・第一の難関たる独標直下に到着です。
下から見ると本当に垂直に見えます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

確かに急は急ですが千畳敷カールと同じくらいの角度。
ピッケルも全然刺さるので落ち着いて登れば大丈夫。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

途中岩がむき出しになっている部分があります。
左手側の岩場でバランスを取りつつ登っていきます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

人が多いせいかこのあたりは浮石はあまりなかった印象です。

独標手前はほぼ垂直です。
アイゼンの前歯、ピッケルで三点支持を意識しながら登りますッ!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

幸いなこと垂直の壁を登る時間は1分とか2分のごく短い時間です。
前と後ろに人がいる状況では慌ててしまうと思います。
滑り落ちる方が迷惑をかけてしまうのでゆっくり!確実に!登っていきましょうッ!

最初の難関を乗り越えたところで・・・独標に到着です

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

焼岳と乗鞍岳を見るなら独標がベストポジションかな。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここだけでも十分に美しい景色が味わえますが・・・

本日の目標はこの先・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そう・・・ここから本番が始まります!

■ 次に独標を超える

ここ先は未知の領域。
以前登った時は山頂側の登山道を見て
おいおい・・・これどこ下りるんだよ・・・?
と足が竦んだことを思い出します。

快晴かつほぼ無風とかいう好条件で山頂を目指さないのは逆に失礼です。

やり切るよ! 無謀な挑戦リアライズ

いざ山頂へ!と足を踏み出します。
・・・いきなり急降下やね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

見た目の高度感はありますが雪の状態がいいのか正面を向いたまま下りることができました。

独標を超えてからいくつかもの峰を登って下ってを繰り返します。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

また狭い尾根と岩場のコンビネーションも待っています。
踏み間違えたら死ぬ、という緊張感を常に持ちながら歩いていきます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

まず目指すべきはピラミッドピークッ!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

アイゼンをつけたまま岩場を歩く場所が多いです。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

9峰は急。他意はありません(

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

9峰からピラミッドピークまでの道のりは割と平坦です。
しっかりとマーキングされています。ちゃんと見ていけばルートを外すことはなさそう。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ということで独標から歩くこと約30分。
ちょっと急な登りを超えたら・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ピラミッドピークに到着ですッ!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

うん。思ったより疲れてない。
これなら安心して先へ進めそう。

目指すはセンターに聳える西穂高岳山頂。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ピラミッドピークから先も細い尾根と急な斜面は健在です。
決して気は抜けません。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

狭い足場が思い出したように出現します。
体感的にはメタルスライムくらいの頻度?

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

確かに足場の悪い場所が連続しますが不安定な場所には必ずいっていいほど掴むのにちょうどいい岩場があります。
ザックが弾かれて滑落しないよう注意は必要ですが、岩場と仲良くなってバランスを取りながら歩きましょう。

また少し山頂に近づきました。
画面左側にトレースが見えます・・・がその少し右は雪庇・・・ですかね。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

乗ったら落ちるので可能な限り左によって通行します。

少し歩いたら見えてくるのがチャンピオンピーク・・・かな?

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここは左に巻いてパスします。

チャンピオンピークを超えると岩場の楽園みたいな場所に出ます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

露出した岩が多くアイゼンを引っかけやすいですが、逆に言うと急傾斜でもなく平坦な道なので意外と歩きやすいです。

その途中で振り返っての1枚。
チャンピオンピーク、ピラミッドピーク、さらに乗鞍岳まで見渡せる良ポジション。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここで朝日か夕日を迎えたいなぁ・・・と思わせる場所です。
緊張が続く独標以降ですがちょっと気を落ち着けることができました。

先に待っているのは岩場のトラバース。
まだまだ気は抜けません。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

山頂がまた少し近くなりました。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

山頂ひとつ前の峰は巻きます。
人ひとり通れる分の足場しかありません・・・おお・・・こわ・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そして遂に核心部たる山頂直下の急登に到着・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

すれ違ったお兄さんに雪の状況を聞いたところ

左側の直登部分もしっかり締まってて登りやすいし、右側の岩場部分も普通に歩けたよ
自分が登りやすいほうを現場で判断する感じです

とのこと・・・

雪がある程度乗っておりアイゼンでも問題なく歩行できそうなので岩場を選択。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

岩場の上を慎重に足を進めること約5分・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

西穂高山頂に到着ですッ!!!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

■ トドメに山頂を踏む

無理だと言われてた
夢も今はここにある
のりこえてきたんだ

そんな言葉が胸をよぎります。

人生初の穂高が一生踏むことのないと思ってた西穂高・・・
さすがに達成感ありました。

先に何人かの方が登頂してました。
「おつかれ」「おめでとう」をみなさん暖かい声をかけてくれました

これはちょっと忘れられない思い出ですね・・・

落ち着いてきたところで山頂からの景色を味わいます。

山頂からの笠ヶ岳
高低差のない稜線が非常に美しく歩きたい気持ちになります

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

気を持つなら誰にでも許されると思います(

歩いてきた稜線のまとめた1枚。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

パっと見た感じではどこに登山道あるか分からないですね。
よく無事で辿り着けたな

上高地方面にある霞沢岳。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

穂高や焼岳を眺望したいならあちらがベストかも。
山頂付近に小屋もあるみたいなので夏に挑戦してみたいです

穂高方面に寄った1枚。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

手前が奥穂、奥が前穂・・・って書くとややこしい・・・

北穂方面に寄った1枚。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

奥穂の肩越しに見えているのが北穂かな?
肩越しに見えるって響きはなんか恥ずかしい・・・

霞沢岳、乗鞍、焼岳、上高地をまとめた1枚。
上高地が谷中にあるのがよくわかりますね

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

前景を入れた笠ヶ岳

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

奥穂と前穂を合わせた1枚。
さすがにこの先にはトレースはありませんでした。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

乗鞍と焼岳に寄った1枚。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

どちらも登ったことがない山・・・ 焼岳は難しそうな地形ですがその分登り甲斐がありそう。

どこから見ても分かる尖り方をしている槍ヶ岳

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

槍ヶ岳へ通じる稜線。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

どちらも魅力的ですがだいたいいろ程度の体力では無理そうで少し悔しいところです。

山頂を全方位で味わったので下山を始めますが・・・
まずは頂上直下のほぼ垂直の崖を下る必要があります。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

アイゼンの刺さらない急な岩場よりこちらの方が安全と判断しました。

幸い他の登山者さんはいないため焦って下りる必要がありません。
油断せず、落ち着いて、三点支持を意識して少しずつ下りていきます。

さすがにここは背面向いて下りました。

登山日は雪質に恵まれており前面で降りられなかったのはここと独標直下の二箇所だけ。
山頂直下の崖を下りて一息つきます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

滑落事故の多くは下山時に起きると聞いたことがあります・・・

が!

西穂高の醍醐味は下り。
ずっと焼岳と乗鞍岳の絶景を見ながら下ることができます

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

どこをどう切り取っても絶景なんですよねー。

でもこんな足場を超えたり・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こんな稜線を上り下りしないといけないんだよなー・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

行きは楽な気持ちで登れた部分も下りだと高度感があって怖くなります。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

滑ったら「痛い」では済まないだろうな・・・思えばすごいところに来たもんだ・・・

チャンピオンピークかな?

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登ってる時は必死で気がつきませんでしたが本当に細かい登り下りがたくさんあります。
ひとつひとつが危険個所。下りだからといって油断できません。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

チャンピオンピークを下った直後の1枚。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ピラミッドピークまで続く稜線、その先に見える乗鞍岳
パチッとハマる感じがする場所です。

まだまだ油断できない足場が続きます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ピラミッドピーク手前での1枚。
乗鞍岳まで続くような稜線。地続きになる構図ばかり撮ってる気がする。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ピラミッドピークまで戻ってきました。
ここで朝日を迎えたいな。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

残る難関は独標への登りと独標からの下り。
岩場と雪のミックス地帯も後少しッ!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

独標と霞沢岳。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

独標の上に人がいることで霞沢岳がより大きく見えますね。

こちらは焼岳側。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

少し日が陰る時間。怖かったけど楽しかった登山が終わるような感覚を受けて少し寂しくなります。

最後まで油断せずが今日のテーマです。
残る二つの難所、まずは独標への登り返し!

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

見た目は急ですがちょうどいい感じのところに岩があり手を使った3点支持がやりやすかったです。

5分も掛からずに独標を登り切り、そのまま焼岳側に下ります。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

見た目も急ですが実際下りてみても急です(

背面向いて下りるのは最初だけです。写真中央の登山者さんがいるあたりから正面向いて下りられます。
そんなに長くないので落ち着いて下りれば大丈夫ッ!

独標を下りてしまえばもう難所はありません。
少しオレンジ色に染まった緩やかな稜線を歩き山荘へ向かいましょう。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

独標から30分ほどで丸山を通過。
ただいい景色を見ながら登山するの楽しいなー

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

丸山から10分ほどで西穂山荘に到着。
手も足もある状態で戻ってくることができ一安心。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

もうやることがないのでゆったりとしているとお夕飯の時間がやってきます。

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

北アルプス・・・北アルプスのメシは最高に美味しい・・・

西穂山荘のオーナーさんが気象予報士らしくお夕飯の時間に翌日の天気について解説してくれました。
早々に雲が上がってくる予報とのこと・・・今日登っておいてよかった・・・

疲れてたこともあり山荘前で星をさっくり撮影して本日の営業は終了。

Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

翌朝は御覧のありさま・・・

Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

天気がよければ丸山か独標まで行って朝日を待とうと思いましたが、さすがにその気もおきず・・・

そのままロープウェイの駅まで戻り、五体満足で・・・!足がある状態で・・・!下山することができました!

■ さいごに・・・

今回は雪質に恵まれ「残雪期の西穂高」としては比較的低難易度であったことは間違いありません。
登れたではなく登らせて貰えたが正しいとさえ思っています。

独標直下を始めとしてピッケルがないと絶対に取り付けない坂
チャンピオンピークを過ぎたあたりにあるアイゼンワークを間違えられない岩場
風が吹いただけで落ちそうになる稜線
など危険個所はたくさんありました。

でも落ち着いて登れば大丈夫。
ピッケルの使い方・アイゼンでの確実な歩行が出来れば登れます。

厳冬期の赤岳と木曽駒ヶ岳に登れれば十分に挑戦できると思います。

山頂では北アルプスの真ん中に放り出されたような開放感が待っています。
北穂・奥穂のスケールの大きさには驚かされました・・・

そんな景色が待っていた西穂高で雪山の総決算が出来た気がします。

編笠山で一息つく

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今を投げ出してもいいくらいになりふり構わず進んでいけ
とは思わず、あまりリスクを追わずに趣味を楽しみたいと常々考えてるだいたいいろです。

赤岳・天狗岳唐松岳と強風に振り回られる登山をやってきたのでちょっと落ち着いた登山がしたくて編笠山へ行ってきました。

編笠山とは?

八ヶ岳の最南端と言える場所に聳えている標高2524mのお山です。

隣に立つ権現岳は険しく尖った形をしていますが編笠山は逆に丸くて可愛いおわん型をしています。 見た目のイメージは柔らかく、実際の登山道もそのイメージを崩すことはありません。

登山初年度に権現岳とセットで攻略し絶望を味わったのはいい思い出です( uniquepic.hatenablog.com uniquepic.hatenablog.com

不思議と冬山の情報が少ない気がしますが冬でも駐車場は整備されておりアクセスは良好です。

そんな編笠山、実際登るとどんなイメージなのか?
ちょっと振り返ってみました。

八ヶ岳らしくない?

編笠山への登山ルートはいくつかありますが、代表的なのは観音平ルートと富士見高原ルート。
コースタイムが短いのは観音平ルートですが冬は周辺道路が通行止めになります。
そのため、冬に編笠山を登るならコースタイムのんながい(長い)富士見高原ルートで登ることになります。

ということで、こちらが富士見高原さんの駐車場です。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

富士見高原さんは周辺一帯をリゾートとして開発してくれており駐車場は完備・・・
登山者用に登山口に一番近い駐車場を無料開放してくれています・・・

スキー場があるため周辺道路の除雪は完ぺき・・・ッ!

圧倒的感謝ッ!!!

駐車場を出てすぐに見えるこちらの看板に従って登山口へ向かいます。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

後ろを振り返ると北岳の雄姿を拝むことができます。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

10分も歩かないで登山道入り口が見えてきます。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

なんとぉッ!隣には仮設トイレが用意されていますッ!
神だ・・・ッ!神はここにいた・・・ッ!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

圧倒的感謝(2回目)をしながら有難くお借りします。
ちなみに駐車場近辺にトイレはありません。

工事現場に仮設されたトイレです。工事が終わればなくなるかもしれませんので注意ください。

思い残すこともなくなったので登山を始めていきましょう!

登山口からしばらくはなだらかな登りが続きます。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山者さんの数もそれなりに多いのでトレースは残ってます。
道も踏み固められておりアイゼンなしでも全然余裕で登れます。

10分ほど登るとぶつかるのがこの標識。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

標識を見ると林道を進むように見えますが・・・ よく見るとすぐ右に曲がるトレースが・・・

そちらが正解です。

標識を過ぎるとちょっとした下りが待っています。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

夏は川になっていると思われる砂防ダムの横を通りすぎます。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

再び林道にぶつかります。
当然ですが編笠山方面へ進みますッ!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

時刻は7時半過ぎ。
暗かった森にも光が差してきます。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

これ・・・霧氷のあるタイミングで来たら最高に美しい森なんじゃない・・・?

途中にある工事中の看板。
積雪はそれなりにあるのかなーとか思いつつ横を通りすぎます。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山開始40分ほどで見えてくるのが本日の目的地である編笠山

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

3000m級とは思えないくらい綺麗な円錐形しています。 まだしばらくは道は平坦、最後に一気に標高を上げるタイプの登山になりそうです。

植生の差でしょうか?
常に空が見えているおかげで八ヶ岳の森感があまりないです。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ほら・・・こう八ヶ岳と言えば鬱蒼と茂る森からスタート!
みたいなイメージあるじゃないですか?

そんな感じはなくさわやかな森感があります

登山開始から約1時間。
山頂までの標高は残り1000mですッ!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

編笠山って何気に標高差1000m以上あるのね・・・

平坦さはまだ変わらず・・・登山って感じがあまりしないです。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

綺麗な朝日が差し込んでいます。
低層に雲が溜まっていないので山頂に行けば遠くまでスッキリと広がる景色が見られそう。

ずっと同じところを歩いているような感覚に襲われますがちゃんと前へ進んだようです。
残り時間が15分減ってます(

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここまで登りらしい登りはないので体力は余裕あり。
コースタイムを巻くほどではないですがサクサク進んでいきます。

少し登りが始まったかなー

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山日は2月の終わりとは言え、そこまで冷え込まなかった日です。
それでも太陽の光を浴びると体が温まった気がします。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山開始1時間。 岩小屋らしき場所を通過します!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

文字が擦れててなんも読めねぇ・・・

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この辺りで小休止。
登っていると暑いのですが実際の気温はほぼ氷点下。
水筒の水が冷やされてとても美味しいです

岩小屋を超えると本格的な登りが始まります。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

しばらくはつづら折りの道を進んでいきます。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この辺りの雰囲気は完全に小秀山の下り・・・

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

いつまでも終わらないつづら折り地獄を彷彿させ寒気がします(標高が上がって体が冷えてきただけ

登山開始から約2時間ッ!
ついに山頂の文字が!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

森は開放感があり八ヶ岳とは思えないですね・・・

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

残り300m!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山道の雰囲気は終始こんな感じです。
難所らしい難所がなくとても歩きやすい・・・

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

八ヶ岳らしさ

常緑樹が目立ち始め森の雰囲気がいつもの八ヶ岳感をだしてきます。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

これだよ・・・ッ!このジメジメ!まるで実家に帰ってきたかのような安心感です。

森の光が落ちてきて綺麗ですが、この辺りから岩場も姿を見せ始めてきます。 八ヶ岳感が高まってきた!

踏み抜きが増えてきますので注意して登りましょう!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山開始から約2時間半。
遂に青空が姿を現します!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

振り返ると登山開始時と変わらない北岳の姿が・・・ッ!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

視線を少し左に向けると富士山。
圧倒的なまでの存在感。富士山の姿をハッキリと確認できるのは八ヶ岳の大きな魅力です。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

富士山と南アルプスをまとめた1枚。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

南アルプスの南方面に視線を向けた1枚。
編笠山八ヶ岳の一番南にあり視線を遮る山がない。この開放感が非常に気持ちいいです!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

見た人を離さないタイプの劇的な写真は撮れません。
その変わりいつもの登山と違った優しい写真が撮れている気がします。

樹林帯を超えると山の姿は一変します。
優しい森の雰囲気はなくなり雪と岩場だけの生を感じない世界に入ります。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

積雪が多かった2021-2022年。 登山ルートはまだ雪の下ということもありそこまで気を遣う場面はありませんでした。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ゆったりと山頂を目指すこと約20分・・・

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ついに編笠山の頂上に到着ですッ!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

編笠山の山頂は大きく広がっているので開放があります。
そんな山頂からは阿弥陀岳・赤岳・権現岳八ヶ岳よくばりセットを見ることができます。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

一番左の阿弥陀岳からセンターの赤岳ってかなり距離あるように見えます。 夏とはいえよく歩いたな・・・

視線を少し左に向けた蓼科山方面。
地平線の彼方(そこまでの距離はない)に見えるのは北アルプス・・・アタックも驚く白さです。

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

富士山は山頂からも見えます。
「重いから」ってだけで手放した望遠レンズが恋しくなります(

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂からちょっと離れての1枚。 山頂の広さみたいなのがちょっとでも伝われば・・・ッ!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂を踏んだ時点で下山を開始する人もいますが・・・それはちょっと勿体ないです。
登ってきた道と反対方向の樹林帯を5分ほど進むと・・・

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

権現岳の全貌が確認できるポイントに出ますッ!

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Z9 + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

権現岳山頂に寄った1枚。
左の方が山頂っぽく見えますが右のしょぼい岩が山頂です。

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

権現岳への登山ルートは総合的なスキルが求められる場所。
夏に下ったことありますが確かに細い岩場をトラバース、その先は急登を下るルートだった記憶が・・・

来年の冬は挑戦してみるか。

阿弥陀岳北八ヶ岳をまとめた1枚。
八ヶ岳が望める最高のロケーションです。

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

権現岳への縦走路をまとめた1枚。

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここからでは見えませんが青年小屋手前は危険な岩場ゾーン。
アイゼンつけた状態での歩行は注意が必要です。

それなりに休憩して一回缶ジュースしたところで下山を開始です。
登山口とは違い八ヶ岳感のある常緑樹の間を抜けてまずは山頂へ戻りますッ!

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

5分ほどで山頂に到着。
11時の割には人が少ない気がします

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

これで富士山も見納め。
言葉にできないくらいの幸せを貰ったよ(大袈裟

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

白い衣を纏った北アルプス
どんな経験を積めば挑戦できるのか分からないですが・・・いつか写真を撮ってみたいですね

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

さてさて矢印に沿って下山を開始していきます。
登る時は気にならないけど下山時は高度感が気になるな

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

と言っても足がすくむようなレベルでは全然ないです。
どこに足を置いたら転ばないかを確認しながら下山します。

上から見下ろすと蓼科山とそっくり。
北と南で正反対の位置にあるのに似てるというのはちょっと不思議です。

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

しっかりと登山道が整備されていることからスイスイ下山となり山頂から1時間半程度で登山道入り口に到着。

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登りはじめと変わらない姿の北岳を拝み無事下山となりました

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

■ さいごに・・・

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Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

とにかく・・・とにかくッ!登りやすい山でしたッ!

首が折れるような急登もなく、足が竦むような下りもない・・・ッ!
木曽駒ヶ岳のような雪崩地形でもなく天狗岳みたく切り立った崖もない・・・ッ!!
さらに登り約3時間半、下り約2時間と長すぎず短すぎないちょうどいい塩梅・・・ッ!!!

登山の辛さは極少なのに山頂から全八ヶ岳が一望できるという好立地・・・

冬山最初の一座にこれほどふさわしい山があるのか?
冬山に興味が出たらまず登って欲しいッ!!!

そう思わしてくれるいい冬山です。

唐松岳でやり遂げる

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今日の自己採点
頑張った証

ブログ書いているだけで自分を褒めてあげたいだいたいいろです。

冬は営業している小屋も少なく、登山道へのアクセス路も通行止めになっており、
昨年と同じように行く山に頭を悩ませられる季節です。

そんな時、唐松岳攻略の拠点となる八方池山荘に3月の予約状況を確認したら、 なんと次の土曜日なら空いているというまさかの状況・・・

こういった縁を大切にしていきたいタイプなのでそのまま唐松岳に挑戦してきました。
(事前準備・下調べはしっかりやってました)

唐松岳とは

北アルプスに属した標高2696mのお山。
山体は美しい三角形をしており如何にも山ッ!という感じがします。

スタート地点と頂上付近の二か所に小屋があり、登山者も多いことから登山道は整備されており
後立山連峰の中では比較的難易度が低いとされています。

しかしそれは夏のお話。
冬は唐松岳頂上山荘は営業していないことから休憩・補給を前提として軽量登山は望めません。
気象面を見ても日本海側から強烈な季節風が吹き付けるため歩くだけで体力を大幅に削ってくるタイプの山に変身します。
感情の起伏が激しいお付き合いの難しいタイプの山ですね・・・

冬でもスタート地点にある八方池山荘は営業中です。
麓にはスキー場が併設されていることもありゴンドラ・リフトなどは完備!
スタート地点までの移動はノーストレス。 なんと標高1800m付近まで歩かなくても移動することができます!
文明って最高だぜ。なんて思いながら登山を始めることになります。

そんな冬の唐松岳・・・

どれくらいの季節風が吹き荒れるか・・・ちょっと振り返ってみました

■ 籠に揺られて

湯気で煙る幻想的な駐車場からスタートします。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

概要にも書きましたが唐松岳はスキー場が併設されています。
そのためか駐車場がめっちゃくちゃ充実しています。

今回停めたところも係員さん常駐かつ路面が凍結しないよう常にお湯が出ておりました。
これ車停める位置間違えたらお湯が凍ってえらいことになるのでは?と思ったり・・・

ただの溝も湯気のおかげで絶景に変わりますね。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

相変わらずスタート地点で満足できそうです(

時刻は8時前。
リフト始発は8時半ということもありすでにたくさんの人達が並んでいます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらがチケット売り場。
いくつか種類がありますがリフトとゴンドラがある区間は歩行禁止なので大人しく登山者向けの八方アルペンライン往復を買いましょう。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

黄色さんはなんでいるのかな?君は雪とか氷は関係ないよね?

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ピカ様よりイーブイの方が好きです。

登山口までの乗り換え回数は2回。
まず最初はゴンドラリフト アダム!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

写真には撮れなかったのですがなんと背中合わせに二人ずつ乗る不思議タイプのゴンドラです。

高度をどんどん稼いでくれます。
文化・文明って最高。体力のなさを金でカバーしてくれる(できてない

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

10分そこそこで乗り換えポイントに到着です。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

あー!もう既に景色が美しい・・・ッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

次に控えるのはこちら!アルペンクワッドですッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

一番手のアダムとは違いここからは寒空の下を生身で運ばれることになります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

寒いには寒いのですが・・・ガラスが無くなるので開放感は抜群ッ!

座っているだけでどんどん絶景に近づいていきます・・・
なんだよこれ・・・絶対美しいやん・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

アルペンクワッドの乗車時間は5分くらいです。
下りた先で迎えてくれるのは整地された美しいゲレンデ

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

山荘に泊まって朝一番で滑り下りた方のシュプールかな?
白紙に筆を走らせるみたいな感じでとても楽しそう。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

最後に待っているのはクワッドリフト
こちらの駅から乗ります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

もはや待っているのは天のみ。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

あまりの快晴に恐怖さえ覚えます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ということでリフトを乗り継ぐこと約30分・・・
ついに登山口に到着ですッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

人の数がエグイなー。 登山者よりスキーヤースノーボーダーさんの方が多いくらいです。

この近辺で各種装備の再点検を実施。
最初から最初まで稜線です。体が冷えることは間違いないので防寒対策は徹底しましょう

モードチェンジして、ほらパーフェクトという感じで装備を整えます。

右向いても左向いても世界が白いですね。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

オープンワールドゲーのマップ端っこに来た感じがします。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

知ってますか?
飴を舐めながら雪を食べるとかき氷の味がするんですよ?
なんてくだらないけど心理を突いたことを考えたりします。

ではでは稜線の攻略に取り掛かりたいと思いますッ!

■ 風に吹かれて

八方池山荘から唐松岳頂上までのルートはたった一つ。
みんながみんな同じ方向へ進んでいきます。

スタート地点から人も多いのでまず迷うことはないと思います。
この辺りは風も吹いておらず「もしかして・・・当たりの日を引いたか?」と思います。

最初から登りは若干急です。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

スキーやボードを担いで登るのさぞ大変だろうな(首から約1.5kgの物体を下げながら

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

10分ほど歩いたところで一旦登りは終わりかと思いますが・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

まだ登れまーす(

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

進行方向左手に見えているのは五竜岳鹿島槍ヶ岳かな?
どちらも冬は登れる気がしない山・・・ただこうやって見てしまうと登りたくなってしまいますね

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

季節は1月末。
しっかりと冷え込んだため雪は締まっています。

スキーで登っている人は踏み跡のない場所を選んで歩いている模様です。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

背景にある五竜岳との組み合わせが冒険感を出してくれます。

登山開始から約20分。
最初の登りの終わりと同時に姿を見せるのが・・・唐松岳・・・?どれ?ピーク多くてわからん・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

という困惑もあるのですが何よりビビったのが左上の雪煙。

そう唐松岳名物の季節風はしっかり健在でした(
開始1時間くらいまでは標高も低くそこまで風の影響をうけません。

これからこの雪煙の中に飛び込むかと思うと震えてくるじゃねーか(

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

他の登山者さんの後を追うように山頂を目指します。

みんな凄い馬力で登っていきますがだいたいいろのペースは本当に遅いです。
写真撮ってるとかそんなレベルじゃない・・・たぶん体が登山することに向いてない(
悲しくたって悔しくたって未来にちょっと夢を見ているのでまだ登山は続けます

登山開始から約30分で第二ケルンに到着。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

すぐそこに見えるのは八方ケルン。
広い稜線が続く山なので見通しがよすぎて逆に迷う人が多かったのでしょうね。ケルンがこまめに設置されています。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

八方ケルンの手前もそこそこの登り坂です。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この辺りから・・・
季節風が襲い掛かってきますッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

冷える・・・ッ!ここまで登ってきて温められた体が急速冷却されます。
この冷え方ならM.A.P.Eずっと続けられるんじゃねーかと思えるくらい冷えます。

装甲を剥離できないので質量を持った残像は作れないです・・・

御覧頂いてわかる通り、ここから先には風を遮るものはありません。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ゴーグル・バラクラバ・ハードシェルのフードなどを活用して万全の防風対策をッ!命にかかわりますッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

突風が吹き荒れる中歩くこと約10分。
第三ケルンに到着。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここからが唐松岳の本番ッ!
まずはひたすら登って画面右上の丸山ケルンを目指します!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

季節風は絶好調。
稜線全ての雪を飛ばす勢いで吹き付けてきます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

手渡せない言葉があるの
もうずっとこのまま立ち止まっているよ

そんな言葉が頭をよぎります・・・
なぜかって?

・・・
・・・
・・・

時折本当に強風が吹くためたびたび足を止めて耐風姿勢を取るからだよッ!

風強すぎて死ぬかもしれんッ!!!

見てよこの雪ッ!
晴天だけど目の前が真っ白だよッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ボードとかスキー板は風の影響をモロに受けるので怖いだろうなぁ

それでも快晴は快晴。
冬の唐松岳でここまで晴れるのはまれ。絶対に山頂を踏みたいッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

未来の風はいつだって
私たちに向かって吹くッ!

そんな乙女ストームに吹かれていると申し訳程度の樹林帯に到着。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

夏は葉が茂り風から登山者さんを守ってくれるのでしょうが季節は冬。
隙間しかない状態なので突風は変わらず(

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

休憩・・・休憩する場所が欲しい・・・

風が強い日の唐松岳は本当に休憩に適した場所がありません。
基本ずっと稜線なので常に強風に体を晒すことになり、休憩=体温の低下につながります。
体力を回復したくて休憩するのに低体温で体力を奪われる・・・という意味の分からない状態になるのでご注意をッ!

舞い上がる・・・雪煙が・・・幻想的・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

足元を見るとこんな感じです。
ライブ演出で湧き上がってくるドライアイスみたいですね(

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

申し訳程度の樹林帯が終わると同時に稜線に向かっての登りが始まります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雪煙の量から風の強さが伝わるかと・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雪は締まっているのでアイゼンはよく効きます・・・が風でバランスを崩しがちです。
転んだら痛い!では済まないのが雪山。本当に注意ですね

登山口から約1時間半。
ここからしばらくは細めの尾根を歩くことになります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

左側にちょっと雪庇が出来ていますね。
人も多くトレースもしっかり残っているので踏み外す心配は少ないです。

右側を見れば白馬岳とそこへ向かうための稜線。
歩きたい気持ちにさせる形してますね。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

日帰り唐松岳チャレンジの目安にとなる丸山ケルンは画面右側の高い部分かなー?

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登山開始からずっと稜線が続くのでさすがに飽きてきた・・・

一つ丘を越えると・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

二つ丘が増える・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

細かい登りと下りが繰り返されるの心が折れてきます

相変わらずの爆風。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

真ん中に見える尖った部分が唐松岳山頂かな?

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

もう見えてるから近いぞッ!

登山開始から約2時間。
丸山ケルンを通過しますッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

画面中央右側が山頂か・・・後少しッ!!!

まだ2時間しか歩いてのに疲労困憊。これが風の力か・・・
風の戦士じゃないから体力持っていかれる一方です・・・

後続の登山者さんにどんどん抜かされていきます・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そういえば唐松岳頂上山荘ってどこにあるの?
そろそろ姿を見せてくれてもいいのでは?

弱音が喉を通して空気を震わせている間にピークにだいぶ近づきました。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

あと少し・・・あと少しで山頂だ・・・
画面右側の尖った部分に着いたら下山できる・・・ッ!

上着いた時点での快晴は確実。
あとはだいたいいろが頑張るだけで絶景が見れるぞ。

五竜岳がだいぶと近くなりました。
こんなに格好いい山にまだ登ってないとか・・・夏に登るぞ・・・ッ!

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Z9II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

もう何個目なのかもわからないくらい丘を越えてきましたが・・・
まだ細かい登りが続きます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この時点で時刻は12時過ぎ。 日帰りなら撤退を視野に入れる時間ですが今回は小屋泊ということもありタイム的にはまだ余裕があります。

見えてる場所ならなんとかなるッ!
そんな気持ちで足を進めていきます。

ここに来るまででかなり登ったのにまだ登るのかッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そんなことを考えつつも岩に噛り付くようにして少しずつ標高を上げていきます。

標高を上げた先で待っているのはさらなる登り。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここ1時間くらい景色が変わってないような錯覚を覚えます。

この辺りの岩場は数少ない防風スポットです。

ここを超えてしまうと山頂まで風を防げる場所はありません。
休憩その他は済ませておきましょう。だいたいいろはそのまま進んだので山頂でフラフラになりました(

そんな登りもいつか終わりますッ!
これで山頂だッ!という気持ちでピークを超えると・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

展望が開け北アルプスが登山者を迎えてくれますッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

やったー山頂だッ!と思うじゃないですか?
でも思い出してください・・・ここに来るまでに必ず通るはずの唐松岳頂上山荘をまだ見てないですよね?

そう・・・山頂はこの先にありますッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

(*>△<)<クショがーーーーーー!!!

はい、大きく叫んでスッキリしました。
感情データはひそやかに動いたりしないのでたまには大きな声出してストレス解消しましょう(

気を取り直して山頂へ向かいます。

それでもここから山頂まではコースタイムで20分。
見た目に反して時間はそれほどかかりません。

ちなみに頂上山荘はこちら。
ピークの裏側にあるので登攀途中に見えるわけないんですよね・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登り返すのは心折れますが一旦標高を下げます。
風の影響か雪がかなり薄く岩の上を直接歩いているような感じです。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ちょうど前を行くパーティも盛大に転び膝を打ったのか撤退していきました・・・
山頂手前での撤退は泣くに泣けないので細心の注意を払い進んでいきます

登り返し地点から見上げた1枚。
ここに来てこの傾斜・・・ッ!正直キツイ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ラスボスは手強いタイプとイベント戦闘でチョロいタイプがいますが、
唐松岳は前者の手強いタイプのようです。

15分程度登り山頂直前の1枚。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この辺りはとにかく雪が柔らかくて苦戦しました。
手を置けど足を出せど雪が崩れていきます・・・パワーで乗り切れないので溺れるように乗り越えていきました・・・

登山口から約3時間半・・・ついに山頂到着です!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

■ 山頂で圧倒されて

登山開始からずっと強風を受け続けて体力は下限値を振り切りヘロヘロですが・・・
山頂からの景色を見ると思わず笑みがこぼれます。

五竜岳に寄った1枚。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

左手側の稜線は登る時に見てきた唐松岳頂上山荘に繋がっています。
気持ちのいい稜線が続いていますね

北アルプスの王者たる剱岳
標高もありますが尖った山体はどこから見ても目を引きます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

だいたいいろのクソザコ体力では夏でも三泊四日は必要かな。
冬は足を向けることもできない・・・

何山か分からないけど格好よかったので撮影した1枚。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

全天周囲に白い世界が広がります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

唐松岳頂上から見た頂上山荘。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

夕日も星も朝日もなんでも撮れることが間違いない立地。
今年の夏は絶対に泊まる・・・ッ!

山頂から五竜岳に繋がるようにまとめた1枚。
超広角で地面を入れる構図が好きな自分にとっては定番の1枚です。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

これから下山する八方池山荘方面。
山頂から八方池山荘は見えないです。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂標識と北アルプスをまとめた1枚。
剱岳に挑める日はくるのか・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

北アルプスに囲まれている色々な気持ちが浮かんできます。
が、ここは風を遮るものがない山頂。
停滞しているだけで体力をゴリゴリに持っていかれます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

死ぬ前に撤退したいと思います。

先行している下山者さんもモフモフの雪に苦戦しています。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登るのは一苦労なのに下るのは割と一瞬でした。
下りモードの体にはこのちょっとの登り返しが本当に辛い

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

いつもなら下山はかなりのスピードが出るのですがこの日はヘロヘロだった模様。
まったくスピードが出ません・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂から約1時間。
ほぼコースタイム通りに丸山ケルンを通過。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

丸山ケルンを超えると見えてくるのが申し訳程度の樹林帯。
傾斜が急なのはここまで。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

時刻は14時過ぎ。
日もかなり傾いてきてコントラストが強く出てくるようになります。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ただただ真っ白だった世界に影が付きます。
なんだかその景色が怖く見えたりしませんか?

そんな下山途中には立派な一軒家が・・・
こんなところにマイホーム持てるとか羨ましいぞ

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

朝はあんなにいたスキーヤースノーボーダーさんはどこに行ったのかな?
だいたいいろが登山している間に世界は滅んだのかな?
と最近の中学生でも想像しないようなことが頭をよぎります(

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

未練がましく振り返っての1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山の難易度としては厳冬期赤岳の方が上だったけど、体力的にキツかったのは間違いなく唐松岳
身をもって風の怖さを知ることができました。

そんな登山もあと少しで終わりです。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂から約2時間で見えてくるのが・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

本日のお宿八方池山荘ですッ!
(なぜか写真撮り忘れてた・・・)

ヘロヘロになりながらなんとか到着です。

到着時刻は15時ジャスト。 ギリギリでリフトに乗れるタイミングです。
今回は運よくノートラブルだったので間に合いましたが何か起きた場合、間違いなく取り残されていたでしょう・・・

本当に雪山に慣れ体力に自信がある人ではないと日帰りは難しい山だなと感じました。
なので少しでも不安を感じた場合は小屋の予約が絶対ですッ!
予約が取れずに挑戦するならピークハントを狙わないくらいの気持ちが必要、かな

そんなことを思いながら小屋の受付を完了・・・

あとは談話室でお菓子を食べながらアルスラーン戦記(最新刊まで完備!)を読みふけります・・・

アルスラーン戦記の原作ってそれほど文章量がある訳でもなく描写に厚みがある訳でもない・・・それを漫画に落とし込める荒川弘さんってスゲーなとここでも圧倒されます。
原作者である田中芳樹さんが作家として成熟したタイミングの作品ということもあり、一文に込められている情報量がとにかく多い。
文章量からは考えられないくらいキャラが動きストーリーが展開していく超名作なので原作・漫画版ともに読むことを強くオススメしたいです。

原作は小説ですが1冊あたりのページ数は少なく、また文章は分かりやすいこともあり非常に読みやすいです。
小説苦手な方でも問題なく読めると思います。

イノケンティス王がタハミーネにうつつを抜かしていたら時刻は夕方。

アンドラゴラスタハミーネって不思議な関係ですよね。
タハミーネからしたら息子の情報が欲しいので絶対に殺せない・・・結果として最高の伴侶となる・・・ アンドラゴラスも各種裏工作していたりと気をつかってる様子があったり・・・
互いに思惑を超えた何かがあったのかもしれませんね

最高のアーベントロートを眺めるだけの気の抜けた時間が過ぎていきます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

何山かも考えないでただ綺麗だなー、と

燃えるような夕焼けよりこんな低コントラストな夕焼けの方が好きです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

下層の雲は溜まっていますがかなり薄く時折地上が姿を見せてくれます。
このくらいのかかり方なら幻想的でよいです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

五竜岳方面の1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

勇敢な命知らず達の足跡が目を引きます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

最高の天気で山頂が踏めて、さらに最高の夕焼けを見せてくれる。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ありがとう唐松岳・・・全てが最高だったよ・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

もう強風のことは忘れた・・・だって小屋の前では吹いてないから(

■ やり遂げた朝を迎える

もうやることのない朝・・・ものすごくゆっくり起きました。

そして朝ごはんを頂いた後に窓から見えた景色がこちらです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この日は天気が崩れる予報でしたが、どうやら朝一番は持ってくれそうです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

リフトが動き出すまでやることがないので優雅に朝焼けを撮影したりしましょう。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

主題とか副題とか関係ないです。
ただ綺麗だから撮る・・・そんな感じで撮影を続けます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

今朝から唐松岳を登る人を捉えた1枚。
無事に山頂に辿り着いて下山できますように

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

リフト乗り場に反射した朝焼けを撮影した1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

時刻はまだ6時半。 それなのにリフトのスタッフさんはもう準備を始めていました。
本当にありがとうございます。

月の明るさと空の暗さ、そこに雪の白さが混じりあって別の惑星に来たみたいにも感じます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

日の出直前の朝焼け。
日が差さない町の暗さがより朝焼けを鮮やかに見せてくれます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

リフトと朝焼けをまとめた1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

時刻は6時50分。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ついに日の出を迎えます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

世界がオレンジ色に染まっていきます

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

絶対に疲れることはしない・・・昨日やり遂げただいたいいろ達はそんな固い意志を持って色が濃くなっていく世界を撮影します。

f:id:daitai_Iro:20220228213900j:plain
Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

唐松岳山頂方面の月。
月はいつでもそこにあるから。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

リフトの稼働準備も着々と進んでいるようです。

f:id:daitai_Iro:20220228214110j:plain
Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

誰もいないスキー場はどこか寂しいです。
あと2時間もしないでにぎやかになるとは思えないです

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

日の出から約10分。
早朝に出発した登山者さんたちの踏み跡がくっきり浮かんできます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

月に向かって進む登山者さんを撮影した1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

今回もdocさんと一緒でよかった・・・一人だったら強風に負けて諦めたかも・・・

今日も風は強いです。
八方池山荘前でもときおり雪煙が立ち昇ります

f:id:daitai_Iro:20220228214450j:plain
Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

立山方面を捉えた1枚。
低い雲のオレンジ色と青い空のトーンが美しいです。

f:id:daitai_Iro:20220228214520j:plain
Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

日の出ってどこで見ても美しいです

f:id:daitai_Iro:20220228214615j:plain
Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そんな感じで撮影してるとリフトも稼働を開始。

f:id:daitai_Iro:20220228214743j:plain
Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

続々と上がってくる人達を横目に無事下山いたしました。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

■ さいごに・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

厳冬期の北アルプス季節風がヤバイ
それを身を持った理解することができました。

しかし待っている景色は最初から最後まで絶景。
ずっと稜線を歩くことになるので美しい景色が飽きるまで続きます。

いや本当に飽きました(

道中だけではなく山頂からの景色も絶景。
北アルプスが一望できるような景色が向かえてくれますッ!

無理かもしれないと何度も思いましたが登頂できてよかった・・・

冬はゴンドラ・リフトの始発時間が9時、終発が15時です。 だいたいいろ達の行動時間は約6時間だったので日帰りの場合は本当にギリギリのタイミングになったと思います。

行動時間もありますが八方池山荘から見る夕暮れ・夜明けは世界を変えてくれるくらいのインパクトがあります。

道中の景色、山頂からの景色、小屋前からの景色
それら全てが味わえる小屋泊で唐松岳を楽しんでもらいですッ!

茶臼山の魅力を撮って出しでお届け(リサイズはした

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最近の寒さから現像する元気が湧かないだいたいいろです。

ニコンの撮って出しは優秀だからね、大丈夫大丈夫

ガハハガハハ・・・

ということで年始に登ってきた茶臼山の撮って出しがいい感じに見えたので
珍しく撮って出しのみで記事を書いてみました。

茶臼山とは

愛知県北設楽郡豊根村にある標高1414mの山です。

去年も登っているので細かい情報はそちらを参照ください。

uniquepic.hatenablog.com

■ 日の出前のスキー場から

山頂で日の出撮れたらいいなくらい気持ちなので夜明けと同時に行動開始です。

整地されたスキー場と整地する機械、そこに朝焼けを絡めた1枚からスタート。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

機械の明かりがないと奥へ視線誘導してくれるものがないので少し寂しい印象になります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

いきなりいい景色が見れたのでもう満足。
寒いし帰ろう・・・

ということで真っ暗な茶臼山方面へ向かいましょう。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

まっすぐ伸びる、この道を行こう!Walking!
いやTrekkingなんですけどね・・・

少しでも早く登っておきたいためコースタイムの短い西登山口を選択。

f:id:daitai_Iro:20220215213612j:plain
Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらのルートは山頂まで約1時間ととてもお手軽。
アイゼンを効かせてッ!と行きたいところですが前日に積もった新雪のせいでとても歩きにくい・・・

ワカン持ってくればよかった・・・

いい感じに焼けてくれます・・・ッ!

f:id:daitai_Iro:20220215213701j:plain
Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

萩太郎山は1300mくらいの低山ということもあり朝日が差すのはもうちょっと後。
日差しが柔らかいうちに登らないと。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

待っているのは無情なる新雪
人の足跡と動物の足跡が交わる公園をゆっくりと進んでいきます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

途中にある木がなんだかスポットライトに照らされているみたいだったので撮影した1枚。
根っこの周りだけ色がついているのなんだか不思議ですね

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

萩太郎山にまだ日が差してない!まだ大丈夫だぞ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

むらさきの夕暮れ
ひとり見つめている
立ち止まっている

そんな空を見せてくれます。
夕暮れじゃないけどね

雪って不思議。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そこに積もっているだけでノイズをshut outしてくるみたい。
そんな中に一人取り残されたみたいです。
きっと下山したらゾンビが溢れた世界に変わっているでしょう(登山してる時にいつも思うこと

また歩きだす感じがいい
登山口から約20分で樹林帯の入り口に到着

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雪だるまでさえも二人でいるのになんでお前は一人で登山してるんだ?
という声が聞こえてきたら一人前のコミュ障ではないでしょうか?(錯乱

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

■ 日の出は樹林帯の中で

心を落ち着けて樹林帯の中を進んでいきましょう。

すぐに最初の展望台に到着です。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

霧氷と朝焼けがいい感じですねが・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

展望があまりよくないのでサッと山頂を目指しましょう。

その途中で日の出を迎えます

一面の白い世界が一面のオレンジ色に変わります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

森が暖かい色に染まりますがそれは一瞬のこと。
すぐにいつもの白い世界に戻ります。
そんな貴重な瞬間を味わえただけでこの時間に登り始めてよかったと思えます。

オレンジ色の森と青空のコントラストが気持ちいいですねー。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

低山でもこんな景色に出会えるんだから登山はやめられない・・・ッ!

せっかくの大三元だからたまには開放で撮ったろと思った1枚。
Zマウントレンズってハイライトの出方が綺麗だと思うんです。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

逆光耐性も見事。
一昔前の単焦点レンズは使ったことほぼありませんが一昔前の単焦点以上に強いのではないでしょうか?

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

一昔前の単焦点であるFマウント1.8Gシリーズは値段から想像できない絵を叩き出してくれるらしいので在庫がなくなる前に試しておきたい・・・ッ!

さてさて樹林帯に入ってから約20分。
樹林帯の入り口以来の階段が登場します。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雪で土部分が見えないため凹凸が分かりません。
大きく削れている部分も多いので慎重に足を進めていきます!

時折頭上を仰いで「霧氷綺麗だなー」とか思いながら歩きます。

f:id:daitai_Iro:20220215215509j:plain
Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

なんだか視界が開ける予感がします。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この標識を超えたら・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

萩太郎山を見下ろせる展望スポットに到着ですッ! ちょっと曇りの空と綺麗な朝焼けとちょっとの青空が縞模様になってていい雰囲気に仕上がってます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

朝焼けの時間ってそれだけで美しさにブーストかかります。

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Z6II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

雑草が雪に化粧されてカマキリに見えるなーと思いながら撮影した1枚。
シャーって威嚇してる感じしません?

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Z6II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

朝日で少しオレンジ色に傾いた霧氷の森。

f:id:daitai_Iro:20220215220149j:plain
Z6II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

なんとなく持ってきたNIKKOR Z 85mm f/1.8 S。
いつも広角ばかり使っているので「望遠使うぞッ!」と思うと途端に使い方が分からなくなります。

ねえ?しない?したい?したい!というお気持ちを持って撮影したいかにも単焦点って感じの2枚。

f:id:daitai_Iro:20220215220259j:plain
Z6II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
f:id:daitai_Iro:20220215221252j:plain
Z6II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

登る朝日を中央に添えての1枚

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

右手側の木の広がりと雲が放射状に広がるので広角ッ!って感じの1枚になりました。
撮り慣れた広角・・・とっても撮影しやすい・・・
望遠の練習しよう!と心に誓った瞬間でした(
山と望遠の相性のよさは理解してるつもり・・・絶対に使いこなせるようになりたい・・・

何枚か撮影しているうちにまた同じ写真撮ってる感が出てきました。 撮影にバリエーションを持たせられるタイプではないのでとりあえず頂上を目指します。

5分も歩かないで頂上の展望台が見えてきました。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ということで駐車場から約1時間で山頂に到着です。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

■ 山頂の展望台の中で

展望台は広さはあるものの展望はそこまでよくないかな。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

せっかくなので手持ちレンズで頑張ってみます。
霧氷の間から見えるのは何山?空木岳

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Z7II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

萩太郎山に向けた1枚。
少し雲が厚めなせいかあまり日が差しません。
コントラスト低め彩度低めの写真の方が好きなので個人的には最高の雰囲気です。

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Z7II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

好きな雰囲気の写真が撮れたこともあり満足度がとても高いです。 なので早々に下山を開始します。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

午後からは曇りということもありちょっと雲が出てきました。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

快晴だと光に透ける霧氷撮れたのかなー?

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Z7II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

こちらは相棒のトレッキングポールさん。

f:id:daitai_Iro:20220215221607j:plain
Z7II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

2回も折れた先代とは違いこちらはまだ折れていません(
このまま冬も夏も関係なく働いていただく予定です。

下山途中に頭上を見上げての1枚。
まだ晴れているけど・・・といった天気です。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

体力的にも全然余裕があり、また日差しもいい感じなので下山が楽しいです。

f:id:daitai_Iro:20220215221817j:plain
Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

朝は薄暗いこともありサッと通り過ぎた途中の展望台。
まだ焼けてくれてます。

f:id:daitai_Iro:20220215221849j:plain
Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂から20分程度で樹林帯の出口に到着。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

スノーシューで登った来た方がいるらしく大きな踏み跡が出来てます。
もったいないので踏み跡を頂いて帰りました(

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

北海道の作例に出てきそうな1枚。
実際撮影しているのは本州な上に世界有数の自動車メーカートヨタ自動車の本社がある市区町村だったりします。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

枝につく雪が少なくなったことから終わりを感じてしまい少し物悲しくなったりしません?

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ということでいつもより余裕がある感じで登山口に到着。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

命の危険が少ない登山って最高・・・ッ!

■ さいごに・・・

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Z7II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

命の危険も少なく、行動時間も少ない・・・
そんな低リスクなのに待っているのは絶景という相変わらず素敵な山でした。

スキー場が併設されていることから道中の除雪もしっかりしており
冬山としては珍しく気軽にオススメできる山です。

ここ以外だと北横岳くらいかなぁ

そんな茶臼山の魅力が少しでも伝わればいいな、と

天狗岳でスタミナを消費する

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なんか年末年始はバタバタしておりどこにも行けなかっただいたいいろです。

そんなバタバタも落ち着いたころ

「今年も猛暑が各地で続く模様です」

というニュースが流れてきました(流れていません

やーめーた!とばかりに色々放り投げて息抜きがてら天狗岳に登ってきましたッ!
(本音言うと本当にこの導入はやめたい

天狗岳とは?

天狗岳と西天狗岳を合わせたお山です。
八ヶ岳に属しており標高は2646m。

難所らしい難所はないと言われており、また山小屋としては破格の快適さを誇る黒百合ヒュッテさんが途中にあることから冬山としては登りやすいとされています

登りやすさに反して黒百合ヒュッテから東天狗岳に至る道には大迫力の火口、鋭く切り立った東天狗岳、大きく広がる西天狗岳と見どころは多いです。

そんな天狗岳、登山素人が歩くとどんな感じなのか・・・以下をご覧ください。

■ 白い森を抜けて

天狗岳への登山口はいつくかあります。
だいたいいろの車では唐沢鉱泉前の悪路を超えることは不可能だと思われたので今回は渋の湯を選択。
渋の湯前にもちょっと悪路があって諦めかけましたがなんとか駐車場に到着。

渋の湯駐車場はこんな感じです。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この駐車場を管理しているのは渋御殿湯さんです。
早朝から受付をしてくれているので駐車する前に必ず受付を済ませましょう。

駐車場から少しだけ舗装路を歩きます。
綺麗に除雪されていますが凍結はしています。
チェーンスパイクをつけるほどの距離はないのでひたすら注意して歩きましょう。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

5分もしないで渋御殿湯さん前を通過。
日帰り入浴もやっているので帰りに寄ってみましょう。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

美しい朝焼けが迎えてくれます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

美しい景色を見たからといってやる気がみなぎるタイプではないので変わらないペースで進みます。

登山道の始まりはこんな感じです。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

右手にある橋を超え・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この標識はどっち進んでもOKです。
今回は右の黒百合平方面へ進みます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

始まるのは八ヶ岳名物の美しい森ッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここから先、二時間くらいは森の中を歩きます。
楽しいのは最初だけだなーとか思ってます(

登山口から20分ほどにあるこの標識は天狗岳・黒百合平方面へッ!
登山口直後の分岐はここに繋がるんですねー

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

分岐を超えてから本格的な登りが始まりますッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

というか急に急になりすぎでは?
容赦ない角度が登山者に襲い掛かってきます。

どこが初心者向けなの???
めっちゃ急だよ?

雪の深さもかなりのものです。
まだ歩いている人も少なく、また新雪なことも相まって足を取られて歩きにくいぞ。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山口から1時間ほど歩くと再び標識が・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

んんん?これどっち行けばいいやつ?
天狗岳方面への矢印がないよ?と辺りをきょろきょろします。

本当の標識は後ろにある木に隠されていました。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

もちろん天狗岳・黒百合平方面へ進みます。

ここの標識は見つけにくかったです。
分岐を間違えると大幅なタイムロスに繋がります。特に雪山では命に係わるので絶対に間違えないようにしたいですねー。

しばらくはそれなりの登りが続きます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

見つけにく分岐から約20分。またまた分岐です。
黒百合平方面へッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この辺りから森の雰囲気が変わります。
どう変わったのか?

白が増えます(

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

雪がさらに深くなります。
足を取られることも多くなるので注意していきましょう。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

傾斜は変わらずというかさらに急になります!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

急傾斜 + 雪 + アイゼン → 疲れる
こんなコンボが味わえるのが登山の醍醐味です(

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

頭上を仰ぎ見れば霧氷。
この日の天気予報は晴天。ちょっと雲があるけど大丈夫でしょうか?

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登り始めて約2時間。
傾斜が緩くなり急に樹林帯が途切れます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そしたらすぐに・・・黒百合ヒュッテさんに到着!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山口から約2時間とそこまで行動時間長くないためあんまり疲れてません。
と思いつつも早速受付します。

疲れてないと言いながらも黒百合ヒュッテさんで休憩します。

黒百合ヒュッテさん館内の快適さはかなりのもの。
立山みたいに電気が通ってない山小屋ではNo.1かも・・・

最高のアトラクションもある上に・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

なんと・・・ここには・・・コタツがあるんです!(写真は撮り忘れた

登っている間は暑いとはいえお外は氷点下。
実際は体が冷えているのでコタツに入りお湯を飲んでまったりします。

やべー溶ける・・・

意識が涅槃に飛びそうになりますがなんとかつなぎ留めます。
休憩をそこそこに天狗岳へ向かいますッ!

■ 白い山へ向かう

黒百合平という名前の通り、黒百合ヒュッテ付近は平原が広がっています。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

平原は平原なんですけど・・・太陽を見てもらうとわかると思います・・・
風めっちゃ強い・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そんな強風から身を守ってくれるように最初は樹林帯から始まります。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

黒百合ヒュッテから歩く5分ほど歩くと中山峠に到着です。
当たり前ですけど天狗岳方面へ進んでいきます!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

正面に見えるのが天狗岳ッ! 雪煙舞い上がってんぞッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ほんの少しだけ樹林帯を歩いて・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

垂直に近い傾斜を嚙り付くように登ったら・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

稜線に出ますッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

天狗岳は風の通り道なのか稜線は突風が吹き荒れていますッ!
雪が吹き付けられて登山道がハリネズミ見たいになってますね

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ツライ!もう帰りたい!なんで歩いてんだ?
と自分に問い詰めたい・・・

全部・・・全部、雪のせいだ・・・ッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

風は強いですが天気は最高!
天狗岳も西天狗岳もしっかり見渡せます!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

まずは左側の東天狗岳へ向かいます。

振り返ると稲子岳の雄姿!
切り立った崖がクッソ格好いいですねー。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

稜線に出てからしばらくは崖ギリギリを歩いていくことになります。
当たり前ですけどあまり崖側に寄ると危ないです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

トレースを踏み外さないよう気を付けたいところなんですが・・・
風が強いせいかトレースが判断しにくくなってる部分が多いです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

本当に注意して進みましょう。

稜線に出てから10分少々ですが風のせいか思ったより体力を消耗・・・これが・・・これが風の力か・・・
風の戦士ではないので家に帰りたいです(

ちょっとした樹林帯を抜けていきます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この樹林帯はちょっと注意が必要です。 風が抜けず雪が固まらないためかこの辺りのトレースは本当に分かりにくかったです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ピンクテープもないので道を間違える可能性が高いです。
登山地図と睨めっこしながら進みましょう。

ちなみにこの登山からApple Watchを投入しました。
スマホ出さなくても地図と方角が確認できるのは便利。もう手放せないかも。

樹林帯の横は切り立った崖です。
これはホワイトアウトしたら怖いですね・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

稲子岳越しに見える山は美ヶ原方面かな。
のんびりスノーハイクしてみたいです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

先ののんびりを考えるより目の前のお山をどうにかしましょう。
稜線に出て以降の足元はずっとこんな岩場です。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

アイゼン履いた状態で硬い岩場を歩くとバランスを崩しやすいです。
繰り返しになりますが左側は崖。
絶対に転びたくないぞ。

岩場を超えた先には東天狗岳・・・雪煙凄くなってないか???

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらは西天狗岳・・・雪煙凄くなってないか???(繰り返し

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

山頂付近はかなりの風が待ち受けているようです。

ここから先、身を待ってくれる障害物はありません。
吹き荒れる風を一身に受けながら登っていきましょう。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

最後の樹林帯を抜けてから30分ほどは直登になります。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

風の影響かトレースはやっぱり見つけにくい・・・
登った道が果たして正しかったのか未だに謎・・・

その風のおかげで舞い散る雪煙が美しい。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

途中からは夏道用のガイドロープが導いてくれます。
ガイドロープ沿いに多くの人が歩いているせいかこの辺りはトレースがしっかりしています。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

踏み外す心配がないので安心です。

登り坂も一段落したところで待っていたのがこの景色。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

冷たい夜風は渦を巻いて
火照る頬を冷ましにくる

冷ますってレベルじゃないよ・・・
なんねこの突風・・・

遮るものがないので本当に体一つで耐えないといけないの本当に辛い・・・

相変わらずトレースは読みにくいです。
見た感じではルートが複数残っていたのでみんな迷いながら進んでいたようです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここが最後の急登ッ!
ちなみに太陽の下に見える場所は偽ピークです!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

黒百合ヒュッテから登ること約1時間半・・・偽ピークの向こう側に見えるのが・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

天狗岳の山頂ですッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

南八ヶ岳方面は雲もなくスッキリ見渡せます。
先日登った赤岳まで続く縦走路・・・歩くと気持ちよさそうだなー。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

根石岳へ向かう稜線。 ぽつりぽつりとモンスターの姿が見えます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

北八ヶ岳方面はちょっと雲がかかってます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

赤岳と硫黄岳に寄った1枚。
崖の切り立ち方が爆裂した!って感じしてます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

突風で体が冷やされ満身創痍ですが・・・せっかくの晴天なので西天狗岳へ向かいましょう!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

見た目はかなり距離がありますがコースタイムは20分。
傾斜もあるようでそこまででもなく、また距離も見た目より断然近いです。

下り初めてから10分もしないで一番低い部分に到着。
この快晴でこの気持ちのいい稜線を歩けるとか幸せだなー

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらは東天狗岳方面に振り返っての1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

西天狗岳は全体的にまるっとしてて可愛らしい姿していますが東天狗岳は逆にシュッと尖ってます。
隣り合う山なのにここまで印象が違うのも珍しい気がします。

稜線を歩いている時に頭上を見ると・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

美しい彩雲を見つけたりします。
いいことありそうです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

西天狗岳の足元に到着。
ここからグッと標高を上げていきます!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

少し左に巻いて・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

その直後に見えてくるのが・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

西天狗岳山頂ですッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

うわー風強いー(そればっかり
風が強くて長居は出来そうにないな・・・

南八ヶ岳方面の展望は西天狗岳の方が良好!
根石岳の全貌・硫黄岳・阿弥陀岳・赤岳の姿が確認できます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

北八ヶ岳にかかっていた雲もスッキリなくなりました。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

蓼科山と北横岳って意外と標高差あるな。
冬の蓼科山は登ったことがないので今年挑戦しておこう。

美ヶ原方面も視界良好。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

崖に張り付くよう立っている根石岳山荘。
土日なら冬もやっているようなので泊まって根石岳頂上から朝日を拝んでみたい

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

風に吹かれっぱなしで体力を削られっぱなしなので早々に下山開始です。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登ってる時は気になりませんでしたが下りはちょっと急に感じます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

西天狗岳山頂付近から捉えた東天狗岳の全景。
鋭い山体と美しい稜線・・・八ヶ岳で一番格好いい山なのでは・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

稜線に寄った1枚。
右側の白さがどことなく月面を感じさせます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

直下から見上げても格好よさは変わらず。
空に向かって伸びる登山道が気持ちいいですね。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

振り返っての西天狗岳
お昼も過ぎ少し傾いた日差しで伸びる影がどこか悲しくて印象に残ってます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

天狗岳山頂付近は大きな岩が顔を出しています。
躓くと危険なので足元の確認はしっかりとッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

天狗岳山頂から黒百合ヒュッテまでは約1時間。 北八ヶ岳に向かって下りていくみたいで気持ちいい道ですが・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

傾斜は急かつ右手側は切り立った崖です。
稜線が終わるまで気が抜けない道が続きます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

高度感はしっかりあって少し怖いのですが登りと比べるとトレースは追いやすくやや歩きやすい印象です。

右端に小さく見えるのが本日のお宿の黒百合ヒュッテ。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

遠い・・・
本当に登山の趣味としている人間の感想とは思えませんね(

夕方手前の時間ということもあり帰りの樹林帯では美しい斜光が向かえてくれました。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

右手側は変わらず切り立った崖。
左手側の樹林帯で風が抜けないせいかこの辺りのトレースは追いやすいです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

天狗岳の姿が見えなくなる前の最後の1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

風が強くて体力は使いましたが歩いていて気持ちのいい山でした。
夏もこの道を歩きたいなー

ということで東天狗岳山頂から約1時間で黒百合ヒュッテに到着です。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

本日はここに宿泊。
ということでこたつに入り個体と液体の行ったりきたりしながらゆったりとお夕飯を待ちます。

そしてこちらがお夕飯。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

味は最高な上に山小屋には珍しく器が綺麗な陶器。
美しい器はご飯をより美味しく感じさせます。

夜は雲一つない空。
黒百合ヒュッテは一段低い場所にあるため光が届かないのか星がとても綺麗。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

星がたくさん入るかもなーくらいの気持ちで広角にスイッチ。
こちらの方が好きかも。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

■ 白い山へ再び向かう

二日目の予定は下山のみ、とするつもりだったのでゆったり朝ごはんを頂いております。
中央のメインプレートの柄・厚さが非常に好みだったりします。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

だいたいいろは厚焼きの陶器が好きです。

朝ごはんを頂いて小屋を出たのが6時30分。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そのまま下山するつもりだったのですがなんだか天気がよさそうです。
もったいないので朝の柔らかい光に照らされた天狗岳を見に行くことにします。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

昨日と比べると風は若干弱いかな?

朝焼けのトーンが美しい。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

なんで標準ズームじゃなくて広角ズーム付けてるんだろ?
と思わせる景色が続きます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

天狗岳への稜線途中で日の出を迎えます。
白と黒しかなかった世界にオレンジ色の光が差し込んできます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

太陽の光ってめっちゃ暖かいなーと感じる一時。

稲子岳方面の1枚。
こちらは緑に被さるようなオレンジ色が印象的です。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

進行方向にあたる東天狗岳方面。
朝焼けの柔らかい光の中を歩けるのが嬉しいですねー

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

日の出の時間って何を撮影しても美しくなり、たびたび足が止まってしまいます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まさに日の丸構図な1枚。
放射状に広がる影が日の丸感を強調してくれます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

先ほどから少し標高を上げてからの稲子岳方面。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

あの先から南八ヶ岳見ると気持ちよさそうなのに登山道がないっぽいのが残念。

朝も早いことがあり雪は締まっておりアイゼンが効かせやすいです。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

黒百合ヒュッテから歩くこと約30分。
天狗岳山頂と西天狗岳の姿を確認。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

西天狗岳から東天狗岳を見ると逆光になり、 東天狗岳から西天狗岳を見るとド順光になる。
なので天狗岳と朝日を絡めて撮影するの難しいのでは?と考えてみたりします。

頭を出したばかりの太陽に照らされる長野の町は大変エモーショナル。
朝日と絡めるならこっちがいいな。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

天狗岳の山頂手前は急登&切り立った崖の組み合わせなので注意が必要ですが 吹き上げられた雪と太陽の光が印象的でつい写真を撮ってしまいます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂までの急登を超えた先で振り返っての1枚。
太陽が当たる部分と当たらない部分のコントラストが気持ちいいです。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

右奥に見えるのは浅間山かな?
お隣にある黒斑山には登ったので今度は浅間山に登ってみたいです。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここまで来れば後はウイニングライブラン。
小さく見えている山頂標識まで気持ちいい光を浴びながら進みましょう。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

なお風はめっちゃめちゃ強いので体力はゴリゴリ削られます(

黒百合ヒュッテから歩くこと約1時間半。
日差しが柔らかいうちに東天狗岳登頂完了です。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

昨日は太陽が登り切ってから登頂したので光の当たり方がちょうど真逆になってます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

時間も少し早いので根石岳方面をちょっとだけ進んでみます。

天狗岳根石岳の縦走路は細い尾根を歩きます。
ここから先は風の通り道を歩くことになるのでより一層の注意が必要ですッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

夏は橋が架かっていると思われる箇所を超えると

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

カチカチに凍った稜線の上へ出ます!
雪の上というより硬い板の上を歩いてる感じです

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そこから始まるのは急降下。
かなり高度感もあり、また岩場の間を抜けていくような道のためトレースが非常に追いにくい・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

傾斜を下りきってしまえば根石岳までの気持ちのいい稜線が待ってますが・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここから先へ進むと強風からの低体温症を引き起こして行動不能になるかな?と思い下山を開始。

行きが急なら帰りも当然急です(
下りと違い高度感を感じないのがありがたい。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

逆に登るには登ったけど下りれなくなるという恐ろしい事態を引き起こしかねないので注意が必要です。
どこまで行っても気が抜けないのが登山・・・

そのまま帰るのも何か勿体ないのでなんとなく持ってきたマクロレンズでなんとなく撮影しながら帰ります。

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Z7II + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5

110mmっていう焦点距離で切り抜く北八ヶ岳
蓼科山と北横岳の収まりがいい感じです。

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Z7II + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5

空気が乾燥しているおかげで後ろの席までちゃんと見えてるからね!

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Z7II + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5

根石岳へ縦走路だけが光って見える1枚。
この日差しは歩くときに頼もしいだろうな・・・太陽の光が当たるだけで体感温度が上がる気がします。

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Z7II + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5

根石岳への縦走路にはモンスターたちが姿もチラホラ。

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Z7II + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5

稲子岳を切り取った1枚。

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Z7II + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5

昨日とは逆方向から眺める形になった西天狗岳方面の稜線。
太陽の光が真逆になるので月の裏側感が出てる気がしませんか?

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Z7II + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5

日が登る時間になっても強風は収まらず・・・

舞い散る雪煙をなんとか撮ろうとするも成果は得られず・・・ 心の中に散った風花・・・

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Z7II + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5

そんなことをしていたらスグに黒百合ヒュッテに到着。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登山道には素敵な景色がもっと転がっていると思ういます。足元の絶景を探すためにもマクロスナップは折りを見て挑戦していきたいところです。
AF出来るマクロレンズ欲しいとか思ってないですよ(

あとはそのまま昨日登ってきた道をピストンで戻り無事に下山いたしました。

■ さいごに・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

初心者御用達として紹介される天狗岳ですが道中は決して優しくなかった印象です。

切り立った尾根と稜線出てからの強風はこちらへの殺意が溢れていました。

最初の雪山というより脱初心者を掛けた挑戦の雪山、という感じでしょうか。

黒百合ヒュッテを抜けたからの景色はどこをとっても絵になります。
特に山頂付近から見下ろす北八ヶ岳方面は絶景。
こんなにも開放感のある景色があるのかと驚くこと間違いないと思います。

道中にある黒百合ヒュッテさんは快適そのもの。
コースタイム的には日帰りも可能ですがぜひ泊まって頂きたいと思える山小屋でした。