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Z9/Z6II/Z50/X-E3で写真撮ってますけど特別ニコンが好きな訳ではないです

写真と仕事、カラフルではなかった一年を振り返る

いまこの記事に目を通してくれている人にとって2023年はどんな年でしたか?

だいたいいろはいろいろあって色々あった年でした。
いろいろな人に会ったし、いろいろな人とお別れしました。

なにより比重が大きかったのは仕事です。

「収める消費税をちゃんと計算しよう」という理念はわかるがやり方に納得がいかない制度が始まったせいで、とにかく仕事ばかりしてました。
4月以降は残業が常態化、6月以降は徹夜もちらほらという日々・・・
登山なんてできないし、写真を撮るということにも気が回らない毎日でした。

目も閉じられないスピードで進んでいたお仕事も11月以降は落ち着き、来年はまた違ったことを始めることになりそうです。
比較的落ち着いた環境らしく今年のようなことにならないと言われておりますが・・・はたして・・・

そんな状況だった今年。
どんな山に登って、どんな写真を撮っていたのかを振り返ってみました。

■1月

2023年のすごいところは1月1日から登山していることです。
登ったのは南沢山。

岐阜県にある標高1600m足らずの山です。
風の影響を強く受ける地形ということもあり霧氷の天国ともいえるお山です。

1月1日から最高の景色を見ることができ「今年1年はいい年になりそうだッ!」とかのんきに考えていました。

後半には八ヶ岳にある編笠山へも足を伸ばしています。
日帰り赤岳を目指したのですが駐車場の混雑に辟易し、急遽こちらに変えた記憶があります。

山頂から青年小屋へ下りるルートは岩場が多く少し気を使います。

そこ以外は難しい場所はないため、純粋に冬山を楽しめるいいお山です。

■2月

何より思い出深いのは滑落したこと。
2月初旬に挑戦した西穂高のことでした。

山頂直下で少し気を抜いた瞬間、足場がなくなる感覚とともにすさまじいまでの落下感がだいたいいろを襲いました。
幸い大きなケガなく生還できましたが・・・登山という趣味は危険さと美しさの二面性を持っていることを思い知らせてくれた事故でした。

後半にはリハビリを兼ねて蓼科山へ!
蓼科山山頂は開けていて開放感は抜群。

高い山に囲まれていないため展望もよし!

時折登りたくなるいいお山です。

■3月

滑落した一ヵ月後に挑戦したのは甲斐駒ヶ岳
西穂高と同じく雪壁を登攀するルートがあるお山です。

こちらは無事に登攀でき、少し自信を取り戻せたかな。

「天気がいいから」という理由だけで有給を取得し唐松岳へ足伸ばしたのもこの月です。
リフトで標高2000m付近まで登れ、また難しいところも少ないお山です。

北アルプスにあるので季節風の影響をおもいっきり受ける山です。
風が強い日が多いので防風・耐寒装備はしっかりと!

山頂からはお隣にある五竜岳、遠くには槍ヶ岳・・・
北アルプスの展望スポットとしては最高の位置にあります。

■4月

仕事の存在感が大きくなった月。
そのせいか登ったのは南アルプス鳳凰山のみ。

鳳凰三山を周回しないルートを選んだので日帰りで楽しんできました。

この時、最大の失敗は「オベリスクがどれか理解していなかったこと」です。
オベリスクの真下にいながら「オベリスク見れなかったなーどこにあるんだろ?」とか考えて自分をぶん殴りたいですね(

■5月

GW真っ只中に登ったのは鳳凰三山
先月と同じやないかーい。

というのも鳳凰小屋で知り合いが働きはじめたのがこの月・・・これは挨拶にいかないとね、と思って登りました。
4月の登山はこの時の下見だったりします。

ちょっとした縁からα7IIを貸してもらえたのもこの月でした。

後半には白馬岳へ挑戦。

以前登った時は栂池からの稜線ルートでしたが、今回は猿倉から大雪渓を通るルート。
登っているときはつらく・・・長い・・・ッ!と思ってました・・・

本当の地獄は帰りでしたけど。。。
このあたりはいつかブログでちゃんとまとめたいですね。

白馬三山を周遊するのは想像よりずっとしんどいぞ、とだけ伝えておきます。

■6月

雨の季節。
天候のせいでお山からもっとも足が遠のく季節でもあります・・・
なんですがこのあたりから仕事が完全デスマーチ化・・・

写真を撮りにいく時間も取れず、通勤時間に少しスナップを撮る程度・・・
通いなれた道でも楽しく撮れないか試行錯誤しましたがアウトプットには結びつかず。

モチベーションを保つこともでないまま、ただ習慣で撮るだけになってしまったのが心残りです。

■7月

コロナにかかった月でもあります。

デスマとコロナの間にも登山はちゃんと行ってた模様。
偉いぞ自分。

前半は小屋明け前の御嶽山へ!
今年は雪が少なかったこともあり完全に夏山の様相。

五の池がちゃんと池として存在しているのはたぶんこの時期だけかと。

後半は常念岳蝶ヶ岳の縦走にチャレンジ。

去年のGWに蝶ヶ岳常念岳の順番で登り、吹雪に合い、周りは見えず、寒くて死にそうな思いをしたルートですね(
今回は常念岳蝶ヶ岳のルートでの登山です。

道中はあいにくの雲多め・・・
朝の晴れ間に救われました。

ルートとしてはそれなりに体力を使います。
前常念から常念岳への急登がかなりきつめです。

その分、常念岳から蝶ヶ岳へ伸びる優しい稜線が美しく見えます。

蝶ヶ岳からは北アルプスが一望できます。
ここでまた朝を迎えたいですね。

■8月

本当ならお山の最盛期・・・ですが仕事でどこにも行けず・・・ッ!
晴れた土日を仕事でつぶす悲しい月となりました・・・

■9月

まだだッ!まだ終わらんよ!とばかりに押し寄せてくる仕事・・・

気晴らしにトヨタ産業技術記念館へ足を伸ばしました。
さすがに二か月も仕事しかしてないのは不健康だからね(

凄く写真映えするスポットではありませんが、織機の歴史が学べるよい施設です。

■10月

前半は引き続き仕事まみれでした・・・

山の登り方を忘れ始めたころに山友のdocさんが気を使って声をかけてくれたことがきっかけで日帰り赤岳へ挑戦します!

麓では美しい紅葉、稜線に出てからは雪が降る前の夏の姿の二つを堪能することができました。

登山始めたころは一泊二日でひーひー言ってた山がまさか日帰りできるとは・・・
成長した・・・ということでしょうか?

そして後半には何故か手を出せていなかった奥穂高へ足を向けます!

通常なら二泊三日で挑戦するところを一泊二日に縮める無茶工程。 紅葉真っ盛りの上高地を抜けただいたいいろ達を待ち受けていたのは・・・

まさかの積雪!!!

ちょっと早いよ!

10km以上の上高地ロングコースを抜け、吹雪のザイテングラートへ!

翌朝の日の出を奥穂山頂で見れたことで苦労が報われた気がしました・・・

本来なら二泊三日以上が推奨されるルートです。
絶対に真似しないでください。

■11月

ご縁があり小倉までの遠征。 初の九州上陸を果たしました。

観光が主目的ではないので写真はあまり取れていませんが門司港の雰囲気は忘れられないです。
レトロ感あふれる駅舎と街並み・・・そしておいしい焼きカレー・・・カレーの写真は撮り忘れました・・・

今度はちゃんと観光で訪れたいと思う町でした。

登山の方は木曽駒ケ岳へ足を伸ばしています。

どうにも雪に縁があるらしく前日にまさかの大雪。 人も多く整備された木曽駒ケ岳で腰ラッセルをする日がくるとは思ってませんでした。

■12月

夏休みをつぶされた腹いせとばかりに年末休暇を早めに取得。
その期を逃さず燕岳へ!

冬は道路封鎖があり中房温泉まで車ではいけません。
約13kmの道のりを歩き、着いたところが登山道入り口(

そこから登山が始まる厳しいルートです。

その分、挑戦する人が少ないのか登山者さん達は少なめです。
燕山荘では快適に過ごすことができます・・・がそこは冬の北アルプス

季節風の影響を受けるので風は強めです。
夏と同じ感覚では登れないので注意が必要。

危険の向こう側には絶景があります。
冬山に自信がある人には絶対登ってもらいたい山でした。

■さいごに・・・

全然登山できんかったーと思ってましたが、意外としっかり登ってました。
自分でもびっくりです。

10月以降は体力的に厳しいルートが多かったです。
しかし大きなケガなく登山できていることは少し自信になったかな・・・と。

この体力を維持し来年はもう少し挑戦的な登山をしてみたいですね。
ロングコースだけではなく、三脚やレンズなどの機材を追加し「写真を楽しむ登山」をやっていきたい。

夏山にほぼ登れていないこともあり写真の大半が白くカラフルさに欠けます。

来年はもっとカラフルに、もっと荒ぶれるような写真が撮れると素敵だな・・・と思います。
そんな素敵なキセキが残せるような2024年にしていきたいです。

ではではよいお年を。