割と機材が入れ替わりがちなだいたいいろです。
あれなんですよ、飽きっぽいのですよ、多分。
と言いながらも今手元にあるレンズは
どれもボロボロで買取価格がつかない手になじんでいることもあり、もう売ることはないと思われます。
そんな精鋭達がどんな運命感じて購入したのか、どんなレンズなのか、どんな役割を担って貰っているか・・・
ちょっと紹介したいと思います。
■ NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
弊パーティーのメインアタッカー。
バキバキの解像度で満点とるならこいつ!
こいつなら確実にダメ稼げる!と思わせてくれるのでアタッカーに当たるかと・・・
NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sの描写性能に満足してたのですがF4だと星が見えないという理由だけでこちらに買い替えました。
大三元の広角域担当です。 望遠端は24mmと控えながら広角端は14mmという大胆なレンズです。
こちらは14mm。
こちらは24mm。
どちらも描写力は申し分なし。
素敵な予感の青い空を感じさせてくれます!
岩みたいな質感が硬いものやコントラストが高いものが大好物です。
しかも広角端14mmでF2.8なのに出目金ではありません!あまり気を使わなくてもいいのがgood。
ちなみにフィルターは付けられますが・・・付ける場所はまさかのレンズフードというビックリ仕様です。
詳しくはこちら。 uniquepic.hatenablog.com
重量が650gとズームレンズでは比較的軽量な部類です。
稜線に出る前の急登で体力を温存したい時や樹林帯など狭い=オブジェクトが画面全体に配置できるような状況でよく使います。
手持ちレンズの中で一番逆光性能が高いので日の出や夕焼けなど雰囲気にのまれるシチュでも「風景」を残してくれる頼りになるやつです。
勝ちを超えて優勝したい!
そんな時に結果を残してくれる手放せない一本です。
■ NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
弊パーティーのメインタンク。
絶対に失敗しない安全安定のレンズです!
明るい標準ズームが欲しいと悩み続け・・・ええぃ!ままよッ!みたいな気持ちで買いました。
大三元の標準域担当です。
焦点距離は最も使いやすい24mmから70mmをカバー。
稜線に出ると空間が広くなりスペースが空いてしまうことから超広角はあまり使わなくなります。そんな時はこいつの出番です。
24mm付近で足元から続く稜線を
40mm付近で美しい山並みを
70mmで手の届かない場所を手元に
一本あればなんとかなる汎用性に加え、ズームレンズとは思えない描写力はさすがの一言。
超広角レンズとは違いボケ味を楽しみたいタイプの標点距離。
ボケ味は美しく「ズームレンズだからなぁ・・・」と感じる部分はありません。
耐久性も問題ないです。
標高2800m前後でそれなりの雨に打たれ、手入れなく小屋で一晩を明かした後も無事に稼働しています。
このレンズの詳細についてはこちらをご覧ください。 uniquepic.hatenablog.com
勝ちをより確実にしたい! もっと届きますようにッ!
そんな欲張りな気持ちを実現してくれる頼りになるレンズです!
■ NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
弊パーティーのサブタンク。
1gでも荷物を軽くしたい時に駆り出される標準レンズです。
どんな時も歩幅を合わせてくれて本当にサンキューな奴です。
テント泊する時、行動時間が著しく長い時の登山などでは常用レンズとして活躍してくれます。
1日の行動時間が10時間を超えた恐怖の空木岳登山はこいつをお供にしました。
重量は脅威の135g、Z7IIと合わせても約800gという軽量さながら換算24mmから75mmをカバーする汎用性の高さが売りです。
F値は控え目なので星などは撮影できませんが、昼間ならこの通りしっかりとした描写をしてくれます。
非S-Lineのため収差の補正はそれなりな印象。
逆光性能もそこまで高くありません(S-Lineレンズとの比較。たぶん絶対評価なら頑張ってる
とりあえず写真を残さないと!
という時に最後の砦になってくれるそんな重要な一本です。
■ NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
弊パーティーのヒーラー。
深く考えずに使えることから弊パーティーの癒しキャラ。
クーポンが余ってるから・・・みたいな理由で発売日に購入した記憶があります。
使い始めた時からの印象は一貫して無個性。
尖ったところがない反面、描写傾向はとことん素直。
その分、付きっぱなしにしてても嫌な感じがしない使いやすさは魅力。
写真撮ろうよ!ブログ載せちゃおう!っていう気分にさせてくれるレンズです。
各種収差は抑えこまれているため透明感みたいなものは手持ちレンズで一番高いと思います。
ハイキーにまとめると素性のよさからか非常にクリアな絵を叩き出してくれます。
発売当初はボケが汚いみたいなこと言われてましたけど・・・そんな風に見えます?
思ったより寄れるので犬様と猫様の撮影に大活躍してくれます。
撮りたいものを撮りたいように撮れるッ!
そう思わしてくれる一本です。
■ NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
弊パーティーのシャドウアタッカー。 積極的に持ち出されるレンズではありませんが、持ち出した時は期待以上の描写をしてくれることから裏アタッカーに当たるかなと・・・
85mmと言えばポートレートの定番焦点距離。
ポートレート撮影していないのに何で買ったの?だって?
最近レンズ買ってないなー買うかー
みたいな本当に軽い気持ちで買いました(
後述のMACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5が滑らかさ・ヌケのよさで勝負しているのに対して、 こちらのレンズは急激な緩急で勝負している印象。
ピントピークからクリフを下るようなボケ
少し強めのコントラスト
しっかりとした解像感
と強めの描写力が魅力です。
弊パーティで防塵防滴かつAFが効くレンズとして最も長い焦点距離をカバーしています。
なので雨の日に駆り出されることもしばしば。
安心してください。
ちょっとやそっとでは壊れません。
いつも心のなかで「ありがとー!!!」って叫んでるのは秘密です。
そこまで激しい動きモノを撮影するタイプではないので何とも言えませんが、AF速度は悪くないと思います。
これなんかは動物瞳AF + AF-C、しかもノーファインダーで撮影していますがちゃんと瞳を追ってくれました。
いつもと違った距離で撮影したい。
それならばこいつ!みたいな気持ちで駆り出している一本です。
■ Distagon T* 28mm F2 ZF.2
弊パーティーのメインヒロイン。
28mmのF2.0という少しだけ控え目なスペックながら重量はたっぷりの530g。
購入したのは2018年の4月(だったと思う)
某フォロワーさんからお借りして即購入を決意したくらい魅力のある一本です。
後ボケが少しザワつく、やや暖色に傾くなどダメな部分が少しあるレンズですがそれ補って余りある魅力を持った一本です。
撮るなら開放!と断言できるくらい開放描写が独特。 反面絞ると普通の描写になってしまうのでF2.0~F2.8くらいの絞りで使いたいです。
描写は繊細というより濃厚。
水彩画より油絵のようなパンチ力ある写真をたたき出してくれる印象です。
手持ちレンズの中で一番コントラストが美しく誰とも違うストーリーを作り出すレンズだと思っています。
アンダーに寄せてあげることで真価を発揮してくれます。
28mmって広すぎず狭すぎずちょうど「なんとなく見てる」範囲を映してくれる焦点距離だと思います。
肩の力を抜きたい時に持ち出す・・・そんなレンズです。
■ NOKTON 58mm F1.4 SL II N
弊パーティーの長老。
購入したのは2018年の3月(だったと思う)と手持ちレンズで一番の古株です。
某フォロワーさんからお借りして即購入を決意したくらい魅力のある一本です(計2本
仕事中に某地図さんからの入荷メール受信即購入というファインプレーを行った記憶があります。
Fマウントに手を出した人が一度は「いってきます!」と通る一本です(だいたいいろ調べ
絞り開放で撮ると柔らかくなりすぎるので少し絞ったF2.2くらいの描写が好きです。
同じ標準単焦点であるNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sよりちょっとだけ長い58mm。
慣れるまで少し窮屈に感じましたが、今はその窮屈さがちょうどいい感じです。
ローキーに合わせる人が多いレンズですがハイキーでもいける口です。
真価を発揮するのはアンダーに寄せた時だなとは思ってます。
シャドウ部分のトーンが美しい・・・
描写はもちろんいいのですが、なによりピントリングの回し心地が最高。
軽くなく重くもなくちょうどいい塩梅で意味もなくクルクルしたくなります。
ちょっと腰を落ち着けて見てみようかな・・・そんな時に使いたいレンズです。
一時期FTZを手放してたので写真が少ない・・・
■ MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
弊パーティー唯一のインファイターであり最も長いガンファイター。
マクロ一本持っておきたいけどZマウントネイティブのマクロねーや
今更Fマウントもな・・・ならEマウントやッ!
くらいの軽い気持ちで買った一本です。
同じコシナ製のNOKTON 58mm F1.4 SL II Nと比べると、こちらの方が線が細くより解像している印象です。
線は細く滑らかな描写で勝負しているという感じを受けています。
APO-LANTHARの意味ついては弊ブログで今更書くことではないかと思います・・・
滲みのなさは御覧の通りです。
ピント面含めて硬さみたいなものは一切感じさせない描写力は素晴らしいの一言。
欠点らしい欠点といえばマクロ域になればなるほど鏡筒が伸びることくらい。
110mmというとあまり馴染みがない焦点距離です。
マクロレンズのためしっかり寄れることから使いにくさみたいなのはないと感じてます。
個人的にはAPS-Cにつけて換算165mmで使うと面白いな・・・と。
だいたいいろはマウントアダプタ経由で使っているので無責任には勧められませんが・・・
Eマウント使いさんには自分信じて願いは必ず叶うから!と言いたくなるくらいに気に入っています。
とにかく一点を切り取りたい!
そんな時はこのレンズの出番だと思っています!
■ さいごに
身もふたもないことを言うと
全部いい
この一言に集約されます。
エモくない日々を重ねていくには絶対に手放せないレンズたちです!
旅は続く、英語ならcontinue