ふと空いた休みの日。
何するか悩みませんか?
だいたいいろはとりあえず登山のことを考えます。
もうそろそろ登山と写真以外の趣味を見つけたいぞ(切実
ということで雪山練習を兼ねて弊ブログレギュラーであるdocさんと黒斑山に登ってきました。
黒斑山とは
群馬県と長野県の県境にある標高2568mの山です。
今も噴煙を上げ続ける活火山である浅間山。
その外輪山の一つになります。
麓にはホテルや駐車場が完備されておりアクセスしやすく、
また一部急な登りがありますが活動時間約2時間と短いことから家族登山にも向いているとされています。
登山道途中から山頂までの間では浅間山の勇姿を見ながら登ることが出来るのが大きな魅力です。
前評判だけ聞くとお手軽な感じですが・・・実際に登るとこんな感じでした。
まずは駐車場から浅間山を見るまで
スタート地点は高峰高原ビジターセンターの駐車場。
ビジターセンター自体は冬季休業中ですが駐車場は問題なく使えます。
なおトイレも閉鎖されています・・・が安心してください。
お隣にある高峰高原ホテルのトイレが借りられます。
ちなみに有料です。
ということでトイレを済ませての出発です。
こちらが登山道入り口。
この時点でかなりの積雪がありますね。
最初は緩やかな登り。
足元の雪はしっかり固められておりサクサク進むことが出来ます。
黒斑山頂上へ行くには、いったん車坂山を登った後に下って、そこから再度登る形になります。
もはや定番の登った標高を無に帰すストロングスタイルですね(
ということでしばらくは変化に乏しい樹林帯の中を登っていきます。
踏み固められた雪も最初だけ。
途中からは柔らかい雪の上を歩くことに・・・ワカン置いてくるとこんな道に出会うバグが直りません
ここからが車坂山の下りポイント。
傾斜はそれなりに急です。
しっかりアイゼンを食い込ませて転ばないよう下ります。
坂の途中から見上げてみると・・・一面の白。
遠近感なくなりますね。
そして車坂山を下りた後は・・・また登り。
俺たちの黒斑山はここからだッ!(むなしい
途中にあるちょっと展望が開けるポイントでの1枚。
「もうちょっと先に行くといい写真撮れますよ」
とい悪魔のささやきが隣から聞こえてきます(
この辺りでは二人ともまだ軽口をたたく余裕があったりします。
そして続く登りと樹林帯の組み合わせ。
景色が変わらない登山道を歩くのは正直しんどい・・・
そんなこんなで登山道入り口から歩くこと約30分。
展望が開けるスポットに到着ですッ!
今まで樹林帯が多かったから開放感半端ないです。
遠くに見えるのは北アルプスかな?
稜線が真っ白・・・あそこを歩ける日はいつになるのか・・・?
来た道を振り返った方角にあるお山。
綺麗な形してますよね。
こちらは進行方向。
それなりの傾斜がまだ続きます・・・
しかも再びの樹林帯・・・
歩くの飽きたよと思いますが、それなりに標高を稼いだおかげかちょいちょい展望が開けるスポットに遭遇。
望遠が欲しくなりますねー
70-200mmのF4ズームで軽いの出してくださいよ、ニコンさん。
ソニーさんにはあるし、描写もよかったよ(元使用者並の感想
ここからは樹林帯と展望スポットが交互にやってきます。
ついつい足を止めて撮影してしまいます。
それをやるからペースが悪いんだよ・・・
そして登山道入口から約1時間・・・
いい感じに光が差してるこの角を曲がると・・・
ついに浅間山が姿を現します!
docさん「プリンですねー」
ワイ「いやガトーショコラです。全体的に黒いし」
docさん「プリンです。上が黒いからカラメルのってます」
と互いに譲らない激論が交わされます(
ガトーショコラの全貌を拝む
ここまで来たら後少し!
シェルターを超えた先に・・・
辿り着くのが・・・
展望スポットの槍ヶ鞘ですッ!
今まで見なかった浅間山の姿がハッキリと見えるように!
もうこれが絶景!
ドンと構えた姿から大物感を醸し出されています!
望遠で寄ってみます。
いかにも山といった姿、白と黒のコントラストがともに綺麗。
頂上近辺に雪がないのはそれだけ風が強く吹くってことなのかな。
周りの山と比較するとその大きさに圧倒されます・・・
この浅間山を見ただけで大分満足できるので帰りたい気分になりますが、
せっかくなので頂上を拝んでやろうと思います。
槍ヶ鞘から頂上までは約1時間。
まずは中間地点であるトーミの頭を目指しますッ!
しかし待っているのは黒斑山一番の急登ッ!
頑張って登りましょう!
崖側は鋭く切り立っているので危険ですが、
その傾斜のおかげで景色がとてもよいです。
雪と岩場の冷たさを切り取ってみたり・・・
吸い込まれそうな斜面を眺めたり・・・
厳しいだけではなく登る価値をしっかり感じさせてくれるいい坂ですね!
途中にはこんな標識も。
積雪量の多さが伺い知れます。
槍ヶ鞘から登ること、約30分。
ようやっとトーミの頭に到着!
槍ヶ鞘を振り返って見ます。
かなりの急登を超えてきたんだなと感じます。
ここにきてようやく浅間山の全貌が明らかに・・・ッ!
手前には平原が広がるので美しい形がより強調されます。
こちらは黒斑山頂上方面。
頂上を起点に浅間山をグルっと囲む形で稜線が続いています。
最近なんとなく出番の多いMACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mountでの1枚。
踏み跡が付いてるってことは浅間山への登山でもあるのでしょうか?
霧氷が付いていないので幻想的な雰囲気は出ませんが、黒い部分が増えてその分画面が締まります。
こちらは黒斑山の頂上。
切り立ってますねー・・・あれをこれから登るのか・・・
真っ白な平野に伸びる影。
どことなくミニチュア感があります。
頂上からの景色は・・・?
休憩がてらの撮影を楽しんだところで・・・
締めにかかりたいと思います!
トーミの頭から頂上まで約20分。
そんなに急ではないけど坂らしい坂を登っていきます。
右手には常に浅間山。
浅間山の外輪を登っていることを感じさせます。
そしてあっさり到着したこちらが黒斑山頂上です。
頂上はそれほど広くはありませんが浅間山方面への展望はバッチリ。
逆側の外輪もしっかり見下ろせます。
少しだけ見える青空が噴煙を上げているように見えます。
この先に進むと蛇骨岳に行けますが、だいたいいろの足が限界なのでここで引き返します。
登山続けている割に体はいつまでも出来上がらないけど、お前大丈夫?と自分に聞きたいです(
登って来た道をそのままピストンで帰ります。
ただ帰るだけでは物足りないので使用レンズを標準ズームから広角ズームへ。
少し雲が出たため太陽の光が差さなくなった影響でコントラストがなくなります。
これはこれでより吸い込まれそうな感覚が強調されます。
オープンワールドゲーのマップお手本みたいだなと思いながらの1枚。
傾斜が進むにつれて狭くなる道、そしてその先の山。
次のオブジェクトを見せる方法としては間違ってないと思います。
これはdocさんにカメラを借りての1枚。
前々からソニー機の高画素rawが欲しかったのでお願いしたら快諾・・・
docさん、ちょっといい人すぎじゃないです?
本当にいつもありがとうございます。
そんな感じでダラダラと戻り・・・と言いたいのですが・・・ッ!
最初に急な下り坂ありましたよね?
当然それを登ります・・・
幻想的だけど・・・きっつい・・・
と終盤に大変な思いをしましたが無事に下山することができました。
さいごに・・・
決してペースがよくないだいたいいろのペースでも登山口から頂上まで2時間半。
行動時間はとても短いですが待っているのは大迫力の浅間山。
美味しそうなガトーショコラは一見の価値アリです!
登山者も多いため道に迷う心配もなく、踏み固められた雪はとても歩きやすい。
北横岳に並ぶ雪山初心者におススメの山です。
難易度はこちらが上です。
もしカメラを持って登るなら望遠レンズをお忘れなく。
広角より標準~望遠が映える山だと思いますよッ!