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Z9/Z6II/Z50/X-E3で写真撮ってますけど特別ニコンが好きな訳ではないです

何回登っても木曽駒ヶ岳は疲れる

f:id:daitai_Iro:20220103223122j:plain 木曽駒ヶ岳といえば?
当然ながら人によって反応は変わると思います。

だいたいいろにとっては
急に予定が空いたら登る山。だって近いから
というイメージの山です。

ということで前回と同じように前日の朝に休みを申請。
ゆるりと登ってきました。

木曽駒ヶ岳とは?

標高2956mを誇る中央アルプスの最高峰。
残雪期にあたる4月にも登ったお山です。 uniquepic.hatenablog.com

今回は積雪期にあたる12月中旬。
当たり前ですけど概要は変わらないのでそのあたりは前回ブログを確認してください(

夏・残雪期と我々を苦しめてくる千畳敷カールは健在。
積雪期はどんな形に変わるのか・・・とくとご覧いただきたい。

■ お出迎えの絶景

毎回お馴染みの菅の台バスセンター横の駐車場からスタート。
冬は日が昇るのが綺麗なモルゲンロートが駐車場を襲いますッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

いや・・・これを山頂で味わいたいのですが・・・

味わうにはホテル千畳敷に泊まるしかないのですが行動時間は日帰り余裕な少なさ・・・
なので躊躇してしまいます。
気にせず泊まれるくらいの経済力があっても家族が多いので無理なんだよなぁ・・・

バス停に並ぶザックを見ると木曽駒だなぁと感じます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

冬はチケット売り場は開かれずバス到着直前にバス会社の方が販売するスタイルです。
迷惑をかけないかつ迅速に購入できるよう小銭をしっかり用意しておきましょう。

ちなみに購入できるのはバスチケットのみ。ロープウェイ料金はロープウェイ駅で購入します。

ということでなんだか名鉄バスっぽいバスに乗って出発です。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

何人かは始発にバスに乗れなかった模様・・・平日の冬でそれとか木曽駒は怖いところだ。

30分ほどでロープウェイ駅であるしらび平に到着。
ここでロープウェイのチケットを追加購入します。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

すぐに出せる位置に財布を入れておきましょう。
売り場が二つしかないかつ乗り換え時間にそこまで余裕がないので他の利用者さんに迷惑がかかってしまいます。

定刻通りに到着したロープウェイに乗り・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

下りたと同時に待っているのが・・・
最初の絶景千畳敷カールですッ!!!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

反対側には三ノ沢岳に登る道。
少し薄いですがトレースがありますねー。いつか挑戦してみたい。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

はぁ・・・もう満足。帰ろう。

というわけにいかないので神社で無事を祈願して出発します!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まずは急登に取り付く前の準備運動として平面を進んでいきましょう。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

積雪期ということもあり足元はフカフカ新雪です。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

トレースを踏み外すと膝までは余裕で埋まります。
余計な体力を消費しないためにはトレースをしっかりとトレースします。

振り返っての1枚。
見ての通り雲一つない天気・・・紫外線が怖い以外は最高の天気です。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

千畳敷カールが少しずつ近づいてきます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

見ていただいてわかる通り千畳敷カールは代表的な雪崩地形です。
雪崩ビーコンを忘れずにッ!

スタート地点から30分。
ついに・・・ついに急登が始まります。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここで獲物をトレッキングポールからピッケルに交換。
たまに登坂中に変えてる人がいます。自分も後ろの人も危ないので可能なら登坂前に交換しておきましょう。

急登は2段構成。
ちょっと急な前半部分とほぼ直登の後半部分になります。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

・・・ちょっと急?
いや既にだいぶ急だよ?
日常生活でこんなに空を見上げることある?

後続の登山者さんたちも肩を落としていますね(

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

選んだのは自分の意思
という言葉もあります。
そう登るって決めたのは自分なので頑張って登りましょう。

千畳敷カールに取り付いてから約30分。
後半部分に到着・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

もう壁じゃん・・・
夏の間はあくまでも坂と感じましたが冬は完全に壁。
千畳敷カールさんが登ることを拒否しているかのよう・・・

ここまで角度がついてしまうとまっすぐ進むことが難しくなります。
ちょっとジグザグになりながら登っていきます。

坂に対して足を正面に向けると踏ん張りがきかず滑落しやすくなります。
左右のどちらかの足は坂に対して垂直にし重心を預けてあげると滑落しにくくなります。

残雪期は途中から夏道になりましたが積雪期は最後まで坂タップリ(
距離は短くなるけど傾斜がキツイ・・・ッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この手すりが見えた残り10分。 残りあと10分で坂が終わるぞッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ということでスタート地点から約1時間で乗越浄土に到着ですッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

体感では2時間くらい登って気がしますが実際は1時間でした。
夏よりも体感時間は長く感じます。実際はそこまで経っていないのが冬山の不思議なところ。

■ 急登を超えても絶景

毎度のことながらここで小休止。
登ってきた登山者さんと「坂ヤバかったですねー」などと定番の会話をしたりします。

やっぱりみんなキツイんだな・・・それを表に出さないで登ってる人ばかりなのでみんな超人に見えてしまう。

こちらは今日も登れない今日は登らない伊那前岳方面。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

伊那前岳から見る千畳敷カールは特別美しいらしいのでいつか行きたい。

進行方向にあるのは宝剣岳
今日も尖っていますね!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まあこっちも登らないんですけどね(

じゃあどこに向かうのかと言うと宝剣岳の右側にある宝剣山荘方面です。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

木曽駒ヶ岳山頂は宝剣山荘を抜け、中岳を抜け、頂上山荘を超えたところにあります。

千畳敷カールを超えた先は障害物のない稜線。
とにかく風が強いです。

途中にある小屋にべったりとついた雪(氷?)がそれを現していますね。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

足元には美しい文様。
毎度疑問に思うのですがどんな条件が揃うとこんな形になるの?

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

千畳敷カールを抜けた直後は暑いのですがものすごいスピードで体が冷却されます。
ちゃんとした防寒対策がないと簡単に死ぬレベルなのでお気をつけて!

宝剣山荘横で振り返っての1枚。
よーく見ると空に雪煙が舞っているのがわかるかと・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

雪煙をわかりやすく撮影した1枚。
こいつらが全速力で顔に突撃してくるのでめっちゃ涙目になれます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

風と雪煙に歓迎される中、宝剣山荘を抜けて中岳へ足を向けていきます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この辺りから伊那前岳方面へ光景がとても好きです。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

自分の足元から奥へと延びる構図が好きなんですよね・・・

宝剣山荘から中岳まではゆるやかな登りです。
千畳敷カールに比べると傾斜なんてあってないようなもの。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

軽い足取りで・・・
軽い足取りで・・・
軽い足取りで・・・
向かいたいのですが雪煙すごいなー。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

と思いましたがそれほど熱烈歓迎は受けずに中岳山頂に到着です。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

宝剣山荘から約20分。
時間からお手軽さが伝わるかと。。。

いくら体力がないことに定評があるだいたいいろでもさすがに疲れていません。
中岳を超えて核心部たる木曽駒ヶ岳山頂へ向かっていきましょう!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

視線に広がるのは気持ちのいい平原!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

何回見てもこの広がりには感動します。
天気がいいので御嶽山もクッキリですねー。

見ての通りゆるやかな下りです。
大きな労力もなく平原に降り立ち頂上山荘の横を抜けていきます。
(なぜか写真が残っていない)

頂上ちょっと手前の傾斜はなかなかのモノ。
残す難関はここだけなので頑張りましょう。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

雪煙が凄いとか気にしてはいけない。

頂上に近づけば近づくほど風は強くなります。
風に舞った花びら散り散りに可憐に変わりかけの空彩るセレモニー
みたいな感じで飛んでくる雪のつぶてがめちゃめちゃに痛いです(

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

頂上山荘横でバラクラバ着ておけばよかった・・・

頂上の社が見えてきましたね。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

頂上から眺めるより中腹で振り返った時に見える景色の方が好きです。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

中岳山頂から歩くこと30分。
直前の傾斜がちょっときつかったこと以外そこまで疲れずに木曽駒ヶ岳山頂に到着ですッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

■ 頂上からの絶景

木曽駒の山頂は広めです。
地面を入れる大好きな構図も撮り放題です。

振り返ると中央アルプスの全容が拝めますね。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

一番奥に見えるのが恐らく空木岳
夏でも死にそうだったので冬なんて近づくことさえ出来そうにないです。

立派なお社も今は雪の中・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

鳥居にはエビのしっぽがたわわに実っています。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここで少し休憩・・・と行きたいのですが、あいにくとこの日は爆風。
この状況で休憩できませんでしたッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

風の当たらない場所を探してウロウロ・・・

これは御嶽山かな?
独立峰って絵になりますよね。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらは三ノ沢岳。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

空木岳を一緒に登ったきゃみさん曰く、人も少なく落ち着いて登れるいい山とのことです。
冬にあの細い尾根を歩くと簡単に死ねるのでやめておこうかな・・・

剣岳を収めた1枚。
雪がつくことで岩肌の荒々しさが強調される気がします。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

剣岳から視線を左に向けると南アルプスの山々が。
北岳しか登れていないのでせめて仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳は登っておきたい・・・

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Z6II + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

頂上山荘と宝剣岳をまとめた1枚。
パッと見は遠く見えるけど実際歩くとそうでもない距離なんだよなぁ・・・
登り返しは少ししんどいかもだけど。

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Z6II + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

なんとなく持ってきたNIKKOR Z 50mm f/1.8 S。
これが撮りたい!という気持ちで持ってきていないのでちょっと持て余したり・・・

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Z6II + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

絞り開放で撮りたいところですがあいにくと雪山・・・
SS上限の1/8000にしてもまだ明るい・・・

さてそろそろ下山というタイミングで黄昏ているお兄さんをぱしゃり。
人間って小さい存在なんだなと感じさせてくれる?そんな気がしない?

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

頂上からの下山はまずは小手調べと言わんばかりにゆったりとした下りからスタートします。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

雪の状況にもよるとは思いますが千畳敷カール以外はトレポで行ける気がします。

このスケール感が俺たちを狂わせるんだよなぁ・・・と思ってしまう景色です。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

大地が白い分、登山者さんが来ているシェルの色を目立たせてなんだか人間の小ささが浮き彫りになったよう。

中岳に取り付く直前の1枚。
真ん中の赤いシェルの登山者さん付近から傾斜が急になるのがわかります。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

疲れた体にあの傾斜はきつそう・・・

といってもこのレベルの傾斜なら取り付いてしまえばそれまで。
角度がついたこともそこまで感じさせずに登れたりします。
疲れるは疲れるんですけどね。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

木曽駒ヶ岳頂上から20分程度で中岳を通過。
もうここから先は登りがないので気持ちが少し楽になります。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

さっきよりちょっと南アルプスに近づきました。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

尖りに尖った宝剣岳
取り付いている方が何人もいらっしゃいますがだいたいいろはあとに続けないです。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらは伊那前岳
ちょっと離れた位置から見ると気持ちのいい稜線になっていることがわかります。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ちょっと時間あるし・・・少し登ってみるか。
などと余計なことを考えてみたりします。

ということで伊那前岳チャレンジをやってみます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

最初から登頂を目的とせず時間を決めて引き返す作戦を取ります。

伊那前岳方面から見る空木岳
本当に奥まった位置にありますね・・・いつか冬も挑戦したいみたい気持ちはあります。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

切り取り方を変えた1枚。
木曽駒から空木岳までに歩く必要のある稜線すべてが見渡せます。

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Z6II + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

次の夏はこの道を木曽駒方面から歩いてみたいと思います。

いちいち足を止めるので当たり前のように伊那前岳には近づけず・・・
ロープウェイの時間に間に合わせるように下山を開始します。

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Z6II + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

割とあっさり宝剣岳の手前、千畳敷カールの取り付きに到着です。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

あとは本当に下るだけだから楽だぞーと思い進行方向に目をやると・・・
いやほぼ垂直じゃん・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

これ下るのかーめちゃめちゃ気をつかうじゃないですかー
転んだら他の登山者さんを巻き込んでの事故になるな・・・
そんな気持ちから慎重に下りていきます。

下り途中の1枚。
角度がより急になる部分なので本当に下が見えないですね・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

昨年受けた滑落停止訓練が身を結ばないよう慎重に慎重に足をおろしていきます。

登った時と同様片足は横向きにして重心をかけやすくして下りていきます。

そんな急な傾斜も20分程度で終わります。
ここから先は御覧の通りロープウェイ乗り場まで平坦な道が続きます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

特に危険個所もないので転ばないことだけに集中して進みましょう。

背中には千畳敷カール。
何回見ても格好いいですね。名残惜しさからしつこくパシャパシャしてしまいます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

道が平坦になってから15分ほどでロープウェイ乗り場に到着ッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

なんとか無事に下山することができました。

■ さいごに・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

安定の絶景が待っている登山でした。

千畳敷カールを直登できるのはこの時期ならではッ!
とっても楽しいのでみんなも登ってくれよなッ!!

登り切ったら待っているのは絶景だけ。
行動時間も4~5時間と日帰りにはちょうどよい距離です。

冬山装備を整えたらぜひとも登ってもらいたい山です!