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Z9/Z6II/Z50/X-E3で写真撮ってますけど特別ニコンが好きな訳ではないです

空木岳には二度と行きたくない

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2021年夏は晴れ間がとても少なかったです。
予定が狂った人も多いと思いますがだいたいいろもそうでした。

7月8月はたくさん山に登り体を作り上げ、夏山集大成として大きい山に登る・・・!
と思っていましたが週末はほぼ雨というか平日含めて晴れの日がほぼないという状況・・・
そんな中では体を作る事もできず・・・なんだかなぁ・・・という気持ちで過ごしていました。

そんな展開で迎えた8月末・・・
「D850は露出計」と豪語する変人(褒めてる)きゃみさんと空木岳に挑戦してきましたッ!

空木岳とは?

中央アルプスに属する標高2864mのお山です。

有名な木曽駒ヶ岳の隣にあり山体自体を見たことはある人は多いと思います。

しかしながら登る人が少ないのか、登山で本当にヤバイ場所は情報が少なくなるアレなのかはわかりませんが非常に情報が少ない。
だいたいいろ自身は登山始めるまで名前さえ知りませんでした。

そんな謎に包まれた空木岳への登頂ルートは大きく分けて二つ。

今回は「木曽駒ヶ岳に向かう方面じゃないと何か癪」という謎の精神を二人して発揮し北上するコースを選択。
池山尾根を越えて空木岳空木岳から縦走路で木曽駒ヶ岳へ、最後はロープウェイで下山
というのがざっくりとした工程になります。

しかしこの道・・・一筋縄ではいかない超難関ルートであることを二人はまだ気が付いていない・・・

■ スタート地点は遠い

おはようございます。
菅の台バスセンター朝6時の様子をお届けします。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

さすがハイシーズン。
もうすでにたくさんの人が並んでいますが・・・そんな人達を横目にだいたいいろ達は一般道を歩いていきます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

えっ?何あの人達?頭おかしいんじゃない?的な視線は気にしないこととします(

空木岳登山道の入り口は菅の台バスセンターからちょっと離れた位置にあります。
登山道近くにも駐車場はあるのですが帰りに少しでも楽したいという思いから菅の台バスセンター横の駐車場に停めました。

アスファルトの上を歩くこと約10分。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

空木岳登山道入り口に到着。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ここが地獄の始まりだと二人はまだ気が付いていませんが嫌な予感だけはしてました(
神に会うては神を斬りましょう

ちなみに今回はのお供は燕岳以来の登場となるZ7IIとNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの組み合わせ。
行動時間・標高差ともにエグイので道中を負担を軽くするための選択です。

5分も歩かないで本当の登山道入り口に到着。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ここに車停めたらちょっと楽になったけど逆に考えるとだよ、下山後の疲れた体でここまで車取りに来ないといけないってことだよね? 疲れた体でここまで登れる気はしません(軟弱

ではでは気を取り直していきましょう。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

登山ポストはここにあるので紙派の方は忘れずに提出をッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ここから先・・・ 悪魔に会うては、その悪魔をも撃つ覚悟が必要です。

スタート地点の標高は約900m。
深い深い森の中を進んでいきます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

時折日が差すポイントはあるものの基本は森・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

先日までずっと雨だった割にそこまで湿気はない印象ですが・・・暑いものは暑い。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

汗を垂らしながら歩くこと約1時間。
おっ?空が少し見えてきたな?と思ったころ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

林道終点に到着ッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

例年ならこの場所まで車でこれますが・・・今年は崩落等の危険がありなんと車両通行止め・・・
ということでプラス1時間されます(計画時はここまでタクシー使う予定だったとか言えない

やったぁたくさん歩けるね(棒

ちなみにここにはトイレあり。
このポイントを逃すとしばらくないので不安な方は利用しましょう。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

登山開始から約1時間ということもありここで小休止。
引き返すなら今だッ!と本能が訴えかけてきますが、気が付くと足は前へ向かったいました・・・

そして続く樹林帯・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

倒木が「引き返すがよい・・・」と語りかけてきます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

この辺りではまだまだ余裕な二人。

「きゃみさん。クエスト発生ですよ。倒木どけるとヘイト下がりますよ」
「あっそういうの興味ないんで・・・」
となどとまだ余裕の口ぶり。

しかしいつまでも終わらない樹林帯に心は折れ気味。。。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

と嫌気がさしたところでオアシスの登場です。
登山開始から約2時間半で池山小屋分岐の水場に到着です。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ここを逃すと次の水場は空木岳避難小屋付近。
途中小屋などもないので補給もできません。

詰めるだけ詰めましょう。

ちなみにだいたいいろは生水怖いので最初から水3リットル担いで登ってます(

顔と手を濡らし少しだけマシな気持ちになったところで出発します。 ここの分岐は尻無方面へ進みます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

景色は一向に変わりません(

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

この山は人をおもてなしする気持ちをまったく持っていないようです(

時折姿を現す階段やらなんやらが容赦なくこちらの体力を削ってきます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

■ とにかく長い

由来がまったく分からない地名、マセナギに到着。
かなり歩いたつもりですが標高はまだ1980m・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

まだ1000mも登れるドン☆

いや・・・あの・・・この地点ですでに1000m登っているのですが・・・
ぜーぜーはーはー
ぜーまん・・・どーまん・・・

3時間も歩けば普通いい感じの景色になるやろッ!
北アルプスを見習えやッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

と悪態をついたところで足元だけ北アルプスっぽくなります(

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

花崗岩・・・?柔らかくしかも滑りやすいこの地形・・・
燕岳の登山道を思い出すなー。

あっちは途中に小屋もあって3時間くらい歩くと展望開けるけど(

謎の地名マセナギから歩くこと約30分。
重要な部分が削れている看板が姿を現します。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ということでここからが地獄の始まり・・・大地獄(地名)に入ります。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ガリガリに足を削る階段・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

両手両足を使って登る岩場・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なんかよくわからないアンカー・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

そして鎖場ぁぁぁぁ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

別に山に登りたいわけでもないし・・・

下りたいから下るわけじゃないい・・・ッ!

俺達に大義名分などないのさッ!

俺達が地獄だッ!

と言わんばかりに登山者へ襲いかかってきます。

トドメッ!と言わんばかりに階段から鎖場のコンボ・・・ッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

鎖場から下を見下ろすとこんな感じです。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

誰だよ!こんな道選んだやつッ!責任者出てこいッ!

大地獄の始まりから約1時間・・・
厳しい道程はここで終わり・・・やや厳しい道程が始まります(

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

登り始めた5時間半も経ったのにまだまだ樹林帯・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なんね?この山?

このタイミングでこの岩場・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なんなん・・・本当になんなん・・・

登山開始から約6時間・・・
ようやく標高は2300mオーバー・・・
木曽駒スタートにすればこの標高から登れたんじゃないかなぁ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

それでも続くのは樹林帯・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

稜線・・・心が稜線を求めている・・・

登山開始から約7時間・・・
この階段を登った先に待っているのが・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

空木平分岐ですッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

写真だと数枚で終わるのが悔しい・・・本当に、本当に大変だった・・・

左に行けば水場がありアップダウンの少ない空木平避難小屋
右に行けばアップダウンは多いものの気持ちいい稜線が待っている駒石方面

心が求めているは稜線ということで右側ルートを選択。

ほどなくして広がる青空・・・ッ!
遂に・・・遂に・・・!樹林帯を抜けたぞッ!!!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

と喜ぶのもつかの間。
1日目の目的である木曽殿山荘は空木岳山頂の反対側。

晴れた心は一瞬のうちに「まだあんなに登るのか・・・」という暗闇に閉ざされます(

そうは言ってもやはり稜線歩きは気持ちがいい。

ここからは先は小さなアップダウンを繰り返して山頂まで向かいます。
まずは右側の大きい岩である駒石まで登っていきます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山日前日まで降り続いた雨の影響か下層の雲がとても多い。
樹林帯歩いてる時は先が霞んでてて不安だったとか今更言えない

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この時点で登山開始してから約7時間。
快晴が待っててくれたとしても疲れているため足取りは重い・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

標高も2500mを超えており一歩進むごとに息が切れます。

風がないので汗で体を冷やすことはないのが救い。

深いハイマツと花崗岩の間を進んでいきます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

空木平避難小屋との分岐点から歩くこと約30分。
ようやく駒石前に到着ッ!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

近くで見てもデカい・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

人に立ってもらったほうがスケール感伝わるのでしょうが、
生憎きゃみさんは手前のポイントで撮影中・・・

ということで何度目か分からない小休止をここで挟みます。
ほどよく遮られた太陽、風は弱く、空は青い・・・
あーやべ・・・これは眠る・・・

寝たら起きれないとい思い今日最後の登りを目指しますッ!

途中見下ろせるのは空木平避難小屋。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

北アルプスは稜線に出ると大きな岩はなく見通しがいい
南アルプスは稜線に出ると植物がなくなり見通しがいい
と感じていましたが中央アルプスはそのどちらとも真逆な印象。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

稜線に出てもハイマツは生い茂り、また大きな岩がゴロゴロしている・・・
RPGの山岳地形はこんな感じだなーと今になって思います。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登ってる時はひたすらしんどくてそんなこと考える余裕はありませんでしたけどねッ!

下層の雲が切れたまに長野の町並みが見下ろせます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

稜線に出てからの足元はこんな感じです。
砂は細かく柔らかいためよく滑ります。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

燕岳山頂付近がこんな感じで歩きにくかったなーとか思います。
樹林帯の中で「北アルプスを見習えッ!」と叫びましたが、こんなところは見習わなくてよい(

分岐から約1時間歩いてるけど・・・山頂はまだ先・・・
歩いても歩いても終わらないとか・・・何?
これは呪いなん?

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

といつも通りの呪詛を吐いている内に駒峰ヒュッテに到着。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

気持ちのいいテラスで小休止です。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

8時間も歩いているとさすがに水がなくなります。
ここで補給しておきます。

登ってる間はずっとポカリ飲んでたので真水が旨い・・・!
甘くない水は最高だ・・・

■ 激しく疲れた

もはや色々限界感がありますが今日の目標は空木岳山頂の向こう側にある木曽殿山荘。

最後の仕上げにかかりましょうッ!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

と山頂に向かう道すがらの1枚。
白く長い登山道が美しい。
どことなく燕岳を思い出させます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

駒峰ヒュッテから歩くこと約10分。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここまでの長い道のりがウソみたいにあっさりと山頂に到着・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

あまりにアッサリしすぎてて実感が沸かない・・・

山頂から見る南駒ヶ岳方面。
美しく伸びる稜線が歩きたい気持ちさせます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここまで9時間くらい歩いてるから今日は勘弁なッ!

こちらは駒峰ヒュッテ方面。 そんなに歩いた気はしませんが、こうして見ると距離あるなー。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

右側に小さく見えるは空木平避難小屋。
あちらのルート選んでたら稜線はお眺めなかったのか・・・危ないところだった。

日が暮れる前に小屋に着かないと死んでしまうのであんまりゆっくりできません。
気を取り直して木曽殿山荘へ向かいましょうッ!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂は大きな岩がゴロゴロしておりちょっと道が分かりにくい。
マーカーをしっかり追って進みます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

雨降ったら怖い道だなー。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂が見えなくなる前にと撮影した1枚。
尖った山頂、伸びる稜線がとても美しい。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

駒ヶ岳方面に掛かる雲がダイナミック。
自分の頭の上にない雲は大好きです!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

こんな岩のアーチをくぐり・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

岩場を超えていくと・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

みなさんお待ちかねッ!垂直に下りる崖の登場です☆

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

やべー下り方わからん・・・

きゃみさんから 「そこはロッククライミングの要領で!」
とアドバイスが飛んできますがクライミングしたことあるとでもお思いで?!

と涙目になりながらなんとか着地。

左手側は崖のめちゃめちゃ細い道を歩いていきます。
落ちたら死ぬ。比喩じゃない。これは・・・落ちたら死ぬ(確信

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

画面中央のきゃみさんとのサイズ差からどんなダイナミックな道なのか分かっていただけるかと・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

大きい岩が面をたくさん作ってくれるので見た目カッコいいけど・・・
この道を登るの正直無理じゃないか???
と思わせるくらい歩きにくい・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

崖に切り立つような道を超えてからも急な斜面が続きます。
大き目の岩がゴロゴロしており足の置き場に困る。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

雲の切れ間から落ちる光が幻想的な1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この辺りでようやく木曽殿山荘の姿が確認できます。
あと30分くらいかな(

足場はあいかわらずな感じ。
ここまできたらさすがに集中力が切れてきますが、浮石も多く油断はできません。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

10時間も歩いて待っているのがこの仕打ち・・・
許さないぞ!空木岳ッ!

ようやく・・・ようやく・・・手を伸ばせば届く位置に木曽殿山荘が・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そして・・・山頂から下ること約1時間半・・・
木曽殿山荘に到着ですッ!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

長い・・・長すぎるよ・・・ッ!

時間はもはや夕方。

写真を撮ることさえ忘れてご飯を食べますが・・・
疲れすぎて逆に入らない・・・ッ! お湯とお茶で流し込むことでなんとか補給完了・・・

ご飯を食べた後はやることもないので外のベンチで夕焼けなんかを眺めます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

夕方になって上がってきた雲に飲み込まれそうな南駒ヶ岳
照らされた山肌が力強いコントラストを生み出しててカッコいい・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

■ 帰りも長い

朝です。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

昨日の疲れが完全に残ってるので朝焼けは諦めました(

そんな自分らしい朝にきっと旅立てます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ということで二日目です。
初日の行動時間は約10時間。
ということは同じくらいの時間をかけて戻ることになります(

あの断崖絶壁を登ることは不可能()に近いので木曽駒ヶ岳へ向かって北上する縦走路を行きます。

空木岳木曽駒ヶ岳間は大小様々な大きさのピークを超えるルート・・・
最初のピークは東川岳、そこから緩やかに標高を上げる形で熊沢岳に続き、そのままほぼ標高を変えずに避難小屋のある檜尾岳へ、そして一度大きく標高を下げてから濁沢大峰・島田娘ノ頭へ登り返し極楽平に到着。
そこから駒ヶ岳ロープウェイの山頂駅へ下りていくことなります。

昨日単純標高差2000mも登ったのにまだ登れるなんて登山って楽しいなー(棒

なんて泣き言いっても誰も迎えにきてくれないのでおとなしく登ります。

木曽殿山荘から向かって最初のピークは東川岳。
いきなり急な登りからスタートです!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

反対側には朝日に照らされた空木岳
昨日の疲れが抜けていないことを考慮して軽量なNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRをつけてましたが完全に逆光に負けてる・・・
重たいNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sをぶら下げられる体力が欲しい

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

傾斜も急だけど・・・道自体が荒れ気味で歩きにくい・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

最初のピークから命を削りにくる形してますねッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ただどう切り取っても格好良くなる空木岳をずっと見られることが救い。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

本当景色は最高だなぁ・・・景色は・・・ッ!

木曽殿山荘から登ること約30分で東川岳山頂に到着!
見た目の割におめー大したとなかったな(強がり

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

山頂では美しい山並みがお出迎えしてくれます。
遠くに見えるのは北アルプスかなー?
あっちも天気よさそう。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

もう満足と思いますが本当の闘いはこれから・・・
さあ進む方向へ目を向けてみましょう・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

遠い(白目

右端のすり鉢状になっている部分が千畳敷カールです。
あそこまで歩くのか・・・

遠くに見えるのは御嶽山
天気いいけど風めっちゃ強いんだよなぁ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なのでだいたいいろときゃみさんは夏なのにレインウェアを着ております。

気を取り直して熊沢岳へ向かいます!
ちなみに目の前に見えているのは熊沢岳ではありませんよー

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

空木岳山頂は細かな砂が多く滑りやすい地形ですが、こちら側は変わって石が多い印象。
北アルプスから南アルプスに変わったような印象を受けます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

そして待ち受けているのはハイマツが生い茂る道・・・
これ・・・一般の登山者が歩く道じゃないのでは?という疑問が頭をよぎります。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

振り返ればバチクソ格好いい空木岳
もう二度とこねーからなーッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

東川岳山頂から見えた尖った部分に到着。
左側一番高い部分が熊沢岳・・・うーん遠い(n回目

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

鳳凰三山より三山してるんじゃない?
あれを登って下って登って下って登るのか・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ハイマツが深い・・・
グレートトラバースでしか見ないと思ってたよ、こんな道。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

木曽駒方面から来た登山者さんとすれ違います。
檜尾避難小屋から来たらしいですが、それにしても早い!
何食べたらそんなに体力つくのかなー

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

木曽殿山荘を出発して早2時間・・・熊沢岳が姿を見せます・・・遠い・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なんとか熊沢岳山頂に到着。
初日は補給を怠りハンガーノック寸前までいったので2日目はマメにカロリーメイトをいただきます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

先は険しいなぁ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

熊沢岳山頂からゴール地点が確認できます。
どこだって?真ん中上段に尖った山が見えるじゃろ?
その手前じゃよ(

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

一回ものすごく下るなぁ・・・ でもしばらくはアップダウンすくないので楽できるのでは?

とはならないのがこの縦走路のいいところ☆
細い足場の鎖場がお待ちかねです!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

鎖を辿りアンカーに足をかけこの難所を乗り切りますッ!
雨降ったらヤバイ道だなー

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

といってもこの歩きにくい区間は10分くらい。
気を付ければ問題かと・・・

重太郎新道はずっとこんな道らしいというお話を聞き歩く気をなくすなどした(

当面の目的地である檜尾岳はまだ先。

さっきから写真が代り映えしないって?
そんなの登ってるこっちが一番痛感してるよッ!
ずっと同じ景色だから仕方ないのよッ!ずっとこんななの!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

歩き始めてから3時間半。
ようやく第三のピーク檜尾岳の全貌が拝めます。
右側に小さく見える避難小屋が可愛い(道は可愛くない

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

めっちゃ下ってからまた登り返すのかよ・・・
もうさすがに標高差でお腹いっぱいです・

山体はとてもきれい・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

このあたりまで来ると道はかなり歩きやすくなります。
体力が尽きると同時に難易度下げてくれるとか優しい設計です。
優しくするなら全体の工程を短くするとかして欲しいです。

標高差でお腹を下しそうになるくらいタイミングで檜尾岳山頂に到着。
ここまで4時間!燕岳ならもう小屋についてますねッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

さっきはあんなに小さく見えた避難小屋が・・・まだまだ小さく見えますね。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

檜尾岳避難小屋はただいま工事中です。
2022年完成に向けテント場を整備しているそうです。
木曽駒と空木岳のほぼ中間地点にテント場ができれば縦走の難易度が下がりそう。
テント担いで空木岳の絶壁登れるのかは疑問ですが・・・
1日目は檜尾岳避難小屋でテント泊、2日目で空木岳登頂からの駒峰ヒュッテ泊、3日目で下山
みたいなルートになるのかな。体力的に無理がないのでいいと思います。

檜尾岳からは今まで苦しめてきた縦走路が一望できます。
空木岳はかなり遠くに見えます。
綺麗な縦走路だなー

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

視線を前方左側に向ければきゃみさんおススメの三ノ沢岳。
人が少なくて快適だけど途中のハイマツがやべーらしい

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

残すピークは濁沢大峰と島田娘ノ頭の二つ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ここまで来たらゴールはすぐそこッ!
なんだけど、切れ落ちたように下るのね・・・

下った後に待っているのは・・・そう登り返し。

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傾斜がキツイ上に中腹には鎖場とハシゴのコンボ・・・

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最後まで本当に飽きさせないいい山だね!

登り返し始めてから約1時間・・・ようやく濁沢大峰山頂に到着。

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次が最後のピーク島田娘ノ頭。
長かった本当にここまで長った・・・

ゲームならイベント戦闘で操作はできるけど何やっても勝つ状態、
映画ならその後の映像に主演俳優の名前がゆっくりと表示されては消えていく状態でしょう・・・

さあ最後の仕上げを・・・
なんですが見えているのは島田娘ノ頭ではありません。
こいつを超えた先で待ち構えているのが島田娘ノ頭です。

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いつもなら何てことはない道ですが累積行動時間が約20時間の身にこの道は応えます・・・

ダメかもしれんなと気持ちを抱きながら登り切った先で姿を現すのが島田娘ノ頭です。
今までの縦走路に比べると全然厳しくない。

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ありがとう空木岳・・・楽しい山だったよという気持ちで前へ進み始めます・・・

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始めましたが・・・

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始めてるんですが・・・

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意外と距離ある・・・

島田娘ノ頭に取り付いてから約1時間・・・ようやく登り終わりです!

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ど真ん中に見えるのが宝剣岳

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

本当ならあそこも登る予定でしたがそんな体力は初日の途中でなくなってます(

この標識が現世への案内・・・ここを下れば・・・ここを下れば文明が待っています・・・

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・・・予想より急な下りじゃね?
きゃみさんに言われてから気が付いたんですが千畳敷カールとほぼ同じ標高を下るので急にもなります。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

心の中は下山後の温泉とお昼ご飯のことで一杯です。

走るような速度で下り・・・姿の見せてくれるのが駒ヶ岳ロープウェイの山頂駅!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

長かった・・・
二日間で行動時間約20時間、歩行距離約20km、単純標高差約2000m・・・
2づくしのツライ縦走がここに完結です・・・

最後に駒ヶ岳神社で無事に下山できたことに感謝し、無事下山いたしました。

さいごに・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

一泊二日でお届けした空木岳縦走・・・どうでしたか?
登りたくなりましたか?

あえて一言だけ言わせてもらうなら・・・

登るなら木曽駒方面からにしろ!!!

そう叫ばずにはいられないほどキツイ縦走路でした。

ただし稜線に出てからの景色は最高。

白い砂とハイマツが織りなす縞模様はまるで北アルプス
半面深い森と谷は南アルプスような、
その二つが同時に味わえる贅沢な縦走路です。

体力に自信のある方はぜひ挑戦して頂きたい山でした。

私は二度と登りたくありません(真顔