登山初めて2年目のだいたいいろです。
1年目は会社をサボって仕事の折り合いをつけてたくさんの山に登りました。
その中で印象に残ってる山を一つあげるなら赤岳です。
登山始めた時から「とりあえず赤岳を登れるようになろう」と思ってたこと
実際登ってみたら本当に赤かったこと
山頂手前の急登が今迄になく大変だったこと
下山途中に転んで前歯の神経が死んだこと
などいろいろな要因がありとても印象に残りました。
そんな赤岳には今年の夏も登ろうと計画していましたが天気と予定がイマイチ嚙み合わず登れずに終わる・・・かと思ってました。
ちょっと調べたら赤岳ふもとにある赤岳鉱泉さんは通年営業していることが分かり、弊ブログレギュラーのdocさんに無理言ってついてきてもらい挑戦することとなりました。
■ 赤岳とは?
標高2899m。
八ヶ岳の主峰です。
昨年の夏に2回登ってます。
その時のエントリはこちら
uniquepic.hatenablog.com
uniquepic.hatenablog.com
登山始めた人がステップするためにまずは目指すべき山として有名(?)です。
冬も同じように雪山に慣れた人が新たな一歩を踏み出すための山として有名(?)です。
赤岳麓までは整備された登山道が続きますが山頂へ近づくと姿は一変。
急登と突風のコンボが容赦なく襲いかかってきます。
そんな冬の赤岳ですが天候の関係から初日は移動のみ、二日目に山頂アタックという今までにないパターンで挑戦してきました。
行動予定は
- 1日目 美濃戸口→美濃戸山荘→北沢→赤岳鉱泉(コースタイム約3時間)
- 2日目 赤岳鉱泉→行者小屋→文三郎尾根→赤岳→南沢→美濃戸口(コースタイム約5時間半)
です。
二日目の快晴を信じて登っただいたいいろ達の願いは届いたのか・・・
救いは誘う、約束の地へ・・・
■ 赤岳名物としての森
時刻は朝6時。
もはやお馴染みの感がある八ヶ岳山荘からスタートです。
まだ日の出前ということもあり道はまっくら。
ヘッドライトの明かりを頼りに進んでいきます。
八ヶ岳山荘さん近辺は雪はなかったのですが割とすぐに路面は白くなります。
バランス感覚に不安しかないだいたいいろはチェーンスパイクを装着。
ここまで来て転んで怪我したくないからね。
心の中ではだいぶ飽きたなと思いながら森の中を進んでいきます。
夏のこの時間は朝日が差して気持ちいい森でしたが冬のこの時間は本当にただの森。
言葉少なに足を進めます。
八ヶ岳山荘さんを出て約1時間。
ほぼコースタイム通りにやまのこ村さん前に到着。
到着と同時にハスラーやらジムニーやらに追い抜かれちょっと気落ちしたりしてません。
ちなみにハスラーには3台くらい抜かされたりしました。
ハスラーが強そうなので次の車はハスラーでいいかなぁ・・・
やまのこ村さん前には御覧の通りのアイスバーンが待っています。
前半部分では一番危険な場所です。
道路横の雪の上を歩くかチェーンスパイクなどを使って潜り抜けましょうッ!
ちなみにアイゼンは歯が丸くなるのでおススメできません。
赤岳山荘さんを抜け・・・
ちょっと歩いたところに見えてくるのが・・・
美濃戸山荘さんです。
ここで小休止。
積雪量が目に見えて多くなったので足元をアイゼンに変更します。
立派なカマボコが生成されていることから積雪量の多さがわかりますね。
ここから先、ルートは二つに分かれます。
- 赤岳鉱泉さんに向かう北沢ルート
- 行者小屋さんに向かく南沢ルート
赤岳山頂へ向かうなら南沢ルートの方が若干早くなります。
この日は天候がよくなく山頂アタックは翌日持ち越し・・・
ということで今回の宿泊地である赤岳鉱泉さんを目指すべく北沢ルートを選択しますッ!
美濃戸山荘さんを出てしばらくは整備された登山道が続くので迷うことなく進めます。
雪が降っていない日が数日続いてせいかトレースもしっかり残ってます。
というかこのトレース・・・車のタイヤ痕じゃない・・・?
しばらくは景色の変わらない森歩き。
曇天の中を歩いているので光も差さずただ黙々と歩いていきます。
まだ登りらしい登りもなくまだまだハイキング気分(
この建物が見えたら赤岳鉱泉さんまで後1時間。
北沢ルート名物の沢移動も御覧の通り。
白い世界に覆われています。
ここの標識は間違えずに赤岳鉱泉さん方面へ向かいましょう。
この大きな看板が目印です。
砂防ダムにかかる水もキンキンに冷えてます。
少し足場が悪くなったり・・・
雪に覆われている橋を超えたり・・・
踏み固められた階段を昇ったり・・・
とバリエーションに富んだ地形で襲い掛かってくるので足元に注意して進みましょう。
立派なカマボコの上を歩いたりします。
下にはキンキンに冷えた川が流れています。
命を守るために細心の注意を払って渡りましょう(大袈裟
色どころか音もない世界・・・
人が簡単には足を踏み入れられない領域に来ているんだなぁと思ったりします。
沢から離れ深い森に再び足を踏み入れた先に待っているのが・・・
赤岳鉱泉さんですッ!
美濃戸山荘から約2時間。久しぶりに人の気配を感じます。
冬の名物アイスキャンディーも立派に育ってます!
これは・・・冒険者たちの墓標かな?
この気温でのテント泊・・・本当に尊敬しかない・・・
ということで取り急ぎ受付を行いお昼ご飯をここで済ませます。
■ 準備運動としての硫黄岳
1時間ほど休憩したのですが時刻はまだ10時半。
天気は悪いですが吹雪いているわけではなく雪が降っている状態ではありません。
体を慣らすために硫黄岳に向かってみました。
といっても続くのは変わらない樹林帯です。
暖かい山小屋を捨てて再び音と色のない世界へ飛び出しましょう。
道自体は各種ガイドロープもしっかりしており、また人気のコースということもありトレースもばっちり。
非常に歩きやすいです。
急な傾斜があるという印象はなく、淡々と同じ角度を登るような道が続きます。
木々の間を抜けていくのは冒険感あって楽しいですよね。
トレースがない場所では雪の深さは膝上くらい。
谷側に踏み外すと滑落する可能性は十分に高いです。
冬山に安心できる道なんてないんだね・・・
赤岳鉱泉と硫黄岳の間は細かなつづら折りになっています。
何個目かのつづら折りを超えた先、急に木がなくなります。
唐突に森林限界を迎えてから少し登ると・・・
硫黄岳の手前、赤岩ノ頭に到着ですッ!
うんッ!わかってたけど何も見えないッ!
完全に雲の中ですねー
硫黄岳山頂付近は見通しのよい稜線です。
逆に言うと目印らしい目印もないので視界不良の中進むと滑落や遭難が十分に考えられます。
ここまで赤岳鉱泉から約2時間。
準備運動としては十分でしょう。
本番は明日ということもありそそくさと退散します。
さっと赤岳鉱泉に戻りました。
山小屋に戻ってからのお楽しみと言えば・・・そう夕飯。
この日の夕飯はなんとステーキ・・・ッ!
ジュー・・・ジュー・・・
美味しくいただき、まこと満足したのでもう帰っていいかな・・・?
■ 試練としての道中
赤岳鉱泉さんを出て赤岳山頂を踏み美濃戸口まで下りた場合のコースタイムは約7時間。
冬はペースが落ちることと途中で写真を撮ることを踏まえ夜明け前のスタートを選びました。
時刻は夜明け前の朝5時半。
赤岳鉱泉さんを出て最初の1時間はよく整備された登山道を歩きます。
夜明けまで約1時間ありますが遭難リスクは低いと判断してナイトハイクを選びました。
なお弊ブログではナイトハイクを絶対推奨しませんッ!
登山道が整備されていたとしても足元が見えません!
転んで怪我する可能性は十分に高いので絶対推奨しません!
昨夜少し降雪があったこともあり薄くなったトレースを辿ります。
赤岳鉱泉さんを出て30分強。
危険個所もなく順調に歩みを進め、休業中なこともあり真っ暗な行者小屋さんに到着です・・・
この日は晴れ予報ながら上空には雲・・・
夜明け直前なのにこの暗さ・・・
うう・・・怖いよ・・・
だいたいいろは暗所が怖いタイプです(
さてここからが本番。
文三郎尾根方面から赤岳を目指しますッ!
ここから赤岳山頂までは約2時間。
足首が埋まるレベルの雪を掻き分けながら樹林帯を進みます。
これ・・・本当に晴れるのかな・・・
うっかり手すりに触ると手が貼りつきそうなくらいキンキンに冷えてます。
行者小屋さんから約1時間。
樹林帯を抜けると文三郎尾根名物の急登の始まりです!
中途半端についた雪がとても歩きにくい・・・
足を置くと置いた場所の雪が崩れてうまく進めない・・・
四苦八苦しながら登っていると・・・
アレ?空が・・・?少し明るい・・・?
標高を上げていくにつれて雲が薄くなり荒々しい岩肌が見えてきます。
そしてついに赤岳が姿を見せますッ!
あの岩肌に取り付くのか・・・今更ながら怖くなりますね・・・
後ろを振り向くと雲をまとった阿弥陀岳に姿が・・・
岩肌に噛り付くように登った昨夏が懐かしい・・・
・・・うん・・・冬は無理・・・
まずは赤岳山頂を目指しましょう。
新雪をまとった岩肌が有機体のように見えて少し気味が悪いです。
稜線まで残り10分地点。
まだ急な傾斜が続きます。
稜線に出てしまうと風を受け続けることになります。
この辺りで一度装備を見直しておきましょう。
相変わらず阿弥陀岳は美しい。
青と白のコントラストが美しい。
行者小屋さんから約2時間。
稜線に出ますッ!
ここから先、写真では伝わりませんがそれなり以上の風が登山者達を襲います。
あまりの辛さに思わずどうして俺たちを殺そうとするんだッ!と叫んだのは秘密です。
低体温で体が動かなくならないよう防寒防風対策は厳重にッ!
死なないッ!
が登山で一番の目標です!
風が強いせいか雪はあらかた吹き飛ばされているようです。
夏道を歩きたいところですが・・・トレースが見えない・・・
慎重に進んでいきます。
道もわからない・・・
空も晴れていない・・・
命を簡単に奪うような環境に身を置いていることを感じる光景です。
遥か彼方、最果ての地へ、闇が光に消えていく場所・・・
そんな雰囲気を感じさせます。
風は強く常に雲が流れこんできます。
高く登った太陽の光が透かされて綺麗ですね。
吹き付けられた雪が毛細血管のように浮き出ています。
稜線に出てから約30分。
いよいよ赤岳の核心部、岩場への取り付きが始まります!
この辺りから傾斜が再びキツくなってきます。
ピッケルと両足でしっかりバランスを取って進みましょう。
こんなところで怪我した場合、簡単には下山できないので転ぶ=滑落→怪我のコンボだけは絶対に避けないといけません。
岩場に取り付いてからはトレースが非常に分かりにくくまた夏道も見えなくなります。
トレース跡らしきものはありますがこの地形・・・
雪崩起きそうなので別の道を探します。
時折姿を見せてくれる鎖を伝って登っていきます。
約20分程度で急峻な岩場も終わります。
振り返った時の景色は恐怖そのもの・・・
登っている時はそこまで気になりませんがフッと集中力が切れた瞬間、怖さがこみあげてきますね
この先急な登りはありませんが全体的に登山道が狭くなります。
写真を撮り忘れましたが梯子もあります。
まだまだ気を抜けません。
突風も健在。
舞い上がる雪煙から強さは察してください。
岩場を登り切った先に待っているいるのは銀色の世界。
僕の視界は白く染まった・・・
歩いてきた道も歩いていく道も周りの山も白く色を抜かれています。
隣に岩場にグッと寄った1枚。
影になった面と光が当たる面のコントラストが美しいですね
権現岳方面はまだ雲の中・・・
頭を出しているお山は南アルプスのどれかかな?
稜線に取り付いてから約40分。
ついに赤岳頂上に到着ですッ!
■ ご褒美としての頂上
登山を始めて山頂についた時に「やったーッ!」と歓声を上げるのはここが最初で最後かもしれません。
それくらい達成感がありました。
同時にここまで一緒に来てくれたdocさんには言葉では伝えられないくらい感謝の気持ちでいっぱいになりました。
捻くれてるおっさんなので素直に感謝を伝えるタイプではないのですが今日ばかりは「一緒に登ってくれてありがとう」とストレートに伝えました・・・
この時点での登頂者は我々のみッ!
突風が吹き荒れる山頂ですが可能な限り撮影を楽しみます。
まだまだ雲が上がってくる赤岳頂上山荘方面。
雲の向こうには富士山。
雪が光る山体が特別美しいです。
阿弥陀岳方面の縦走路。
低層の雲は厚いですが高層は完ぺきなまでの青空。
雲と南アルプスと青空
南アルプス方面の雲は撮影してる間にどんどん引いていきます。
硫黄岳方面は雲の中。
中心の尖った山は大同心かな?
これ以上ズームできないのが悲しい・・・
やはり軽い望遠ズームは必須!
F4通しのやつお願いしますッ!ニコンさんッ!!!
こちらは阿弥陀岳。
雲が流れたようやく全貌を拝むことができました。
撮影を楽しみたいところですが停滞するにはあまりにも強烈な突風・・・
もうちょっと待てば権現岳が姿を見せてくれそう・・・
なんとか・・・なんとかいい感じに姿を見せてくれました・・・ッ!
少しかかる雲が幻想的な雰囲気に仕上げてくれますね。
スッキリ晴れた阿弥陀岳も見届けることができたので・・・
下山開始ですッ!
■ お土産としての下山道
下山ルートはいろいろ悩みました。
一般的(冬の赤岳に一般はある?)には地蔵尾根方面に抜けていくかと思います。
この日は平日で人が少なくトレースがなく道を踏み外す可能性が高い、昨日にそれなりの量の降雪があったことから雪崩の危険性がある
ということを考え、文三郎尾根をそのまま下山することにしました。
頂上方面から下山道を見下ろすとかなり急ですね・・・
手前の白い斜面に打ち込まれた鎖が垂直に垂れ下がっているあたりにこの道の厳しさが伝わってきます・・・
阿弥陀岳に向かう形で少しずつ下山していきます。
ピッケルと両足でしっかりとバランスを取ります。
途中振り返っての1枚。
この壁を登って下ってきたのかと思うと感慨深い。
さきほどとほぼ同じ構図で。
こちらの方が南アルプス全体が入ることで横に広がりが出て好きです。
人が踏み入れてはいけない異界のような風景も見納め。
いやしかし・・・本当によく登って下りてこれたな・・・
稜線付近は風が強く足元に雪が溜まりません。
岩と凍った雪が混じりありアイゼンを履いている状態だととても歩きにくい・・・
ここまで来たら絶対に無事下山したいので慎重に勢いが出ないよう進みます。
中岳・阿弥陀岳への分岐での1枚。
こちらから登る阿弥陀岳は夏でも難儀しました・・・
どうやら反対側から登るルートがあるようなので、そちらから挑戦してみようかと・・・
阿弥陀岳から伸びる稜線。
色を極力なくしたミニチュアみたいな雰囲気ありますねー
中岳・硫黄岳方面。
硫黄岳から雪煙が出ているところを見るに爆風が吹いてるなぁ・・・
山頂から30分ほどで分岐に到着。
稜線に分かれを告げて樹林帯へ・・・
そうでした。樹林帯入る前に傾斜が急になるんでした(
登るのは苦労したけど下るのはあっという間で30分程度で樹林帯に到着。
ここまで来ると雪崩や落石の心配がないので安心です。
風が吹かないと少し暑いくらいの気温。
ハードシェルの下に着こんでいたフリースその他を脱ぎます。
冷静に考えると氷点下の中で薄着になっていくスタイルは異常なのでは・・・(
サクッと行者小屋に寄ってトイレをすまします。
行者小屋から見る赤岳が最高にかっこいい
難所も超えて気も落ち着いているのでゆったりと写真を撮影したりします。
こちらは阿弥陀岳。
最高のコンディションで迎えてくれた赤岳。
前から好きな山でしたがより一層好きになりました。
機会があれば今冬にもう一度登りたい・・・ッ!
視線を左に向けると横岳。
ナイフリッジがあるため冬の難易度はかなり高いらしい。
硫黄岳へ下る気持ちのいい稜線を見たいので挑戦したい気持ちはある・・・
休憩もそこそこに樹林帯の中を進んでいきます。
行者小屋から駐車場のある美濃戸口までのコースタイムは2時間。
あとは下るだけなので少し気が楽・・・なお体力は切れているので体は重い・・・
なんですけど夏は河原になっている部分が冬は美しい雪原に変わっており・・・
これを歩くのがめちゃめちゃ気持ちいい・・・ッ!
視線を上に向けると青空と霧氷・・・天国なんてあるのかな?
時刻は正午過ぎ。
森に光が差し込む時間ということもありキラキラした霧氷をつい撮影してしまう・・・
だって綺麗だし・・・
そんな感じで河原を歩き・・・
途中から樹林帯の中を進んでいきます。
夏も感じていましたがこの辺りはちょっとピンクテープが見つけにくいです。
トレースを辿ったまま歩くと間違った道を歩くことに繋がります。
だいたいいろも何回か間違えそうになりました。
頭をぶつそうなトラップとか・・・
人間性をささげる必要がありそうな岩場とか・・・
足を引っかけてくる可愛いやつとかを乗り越えて進んでいきましょう。
行者小屋から歩くこと約1時間。
足元の雪もだいぶ薄くなってきました。
南沢の歩きにくさは冬も健在。
地面の凹凸が分かりにくくかつアイゼンを履いていることもあり冬の方が歩きにくい・・・
転ばないよう慎重に行きたいのですが早く下山して温泉にも浸かりたい。
ちょっと感情が処理できないです(
岩を針金でまとめた階段やこのような橋も多数登場。
ここに来て難易度を上げるのはやめて頂きたいッ!
行者小屋から歩くこと約1時間半。
この砂防ダムを超えたら・・・
美濃戸山荘に到着ですッ!
残り1時間切ったッ!
ここで足元をチェーンスパイクに交換。
即死級のトラップを乗り越え・・・
もはや見飽きた感のある林道を抜けたら・・・
八ヶ岳山荘に到着!
即暖かいご飯とお風呂を頂いて安心したところで無事下山できたなと実感できました!
■ さいごに・・・
雪山登山のステップアップとして挑んだ赤岳。
歩きやすい北沢を超え、
行者小屋を超えてからが本番。
連続した急登から突風吹き荒れる稜線・・・最後に待っているのは垂直にそそり立つ岩場・・・
今迄登ってきた雪山では間違いなく最高難度でした。
行者小屋から先はピッケル必須、また少し間違えただけで滑落する危険のある道を歩くことから滑落停止訓練は絶対に受講しておく必要があります。
ただし道中からの景色は一見以上の価値あり。
雪の張り付いた岩場は険しさ、山頂からの展望は雄大さ、
どちらも今まで登った雪山では味わえないものでした。
雪山登山に挑戦してよかった・・・そう感じさせる最高の登山になりました。
行者小屋を超えた先にある急登は広角が、山頂からの景色は望遠が映えると感じました。
レンズ付け替える余裕がなさそうなことや軽量化を図るためにZ6IIとNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sだけで登りましたが他のレンズを持ってもう一度挑戦したいと思います。