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Z9/Z6II/Z50/X-E3で写真撮ってますけど特別ニコンが好きな訳ではないです

空木岳には二度と行きたくない

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2021年夏は晴れ間がとても少なかったです。
予定が狂った人も多いと思いますがだいたいいろもそうでした。

7月8月はたくさん山に登り体を作り上げ、夏山集大成として大きい山に登る・・・!
と思っていましたが週末はほぼ雨というか平日含めて晴れの日がほぼないという状況・・・
そんな中では体を作る事もできず・・・なんだかなぁ・・・という気持ちで過ごしていました。

そんな展開で迎えた8月末・・・
「D850は露出計」と豪語する変人(褒めてる)きゃみさんと空木岳に挑戦してきましたッ!

空木岳とは?

中央アルプスに属する標高2864mのお山です。

有名な木曽駒ヶ岳の隣にあり山体自体を見たことはある人は多いと思います。

しかしながら登る人が少ないのか、登山で本当にヤバイ場所は情報が少なくなるアレなのかはわかりませんが非常に情報が少ない。
だいたいいろ自身は登山始めるまで名前さえ知りませんでした。

そんな謎に包まれた空木岳への登頂ルートは大きく分けて二つ。

今回は「木曽駒ヶ岳に向かう方面じゃないと何か癪」という謎の精神を二人して発揮し北上するコースを選択。
池山尾根を越えて空木岳空木岳から縦走路で木曽駒ヶ岳へ、最後はロープウェイで下山
というのがざっくりとした工程になります。

しかしこの道・・・一筋縄ではいかない超難関ルートであることを二人はまだ気が付いていない・・・

■ スタート地点は遠い

おはようございます。
菅の台バスセンター朝6時の様子をお届けします。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

さすがハイシーズン。
もうすでにたくさんの人が並んでいますが・・・そんな人達を横目にだいたいいろ達は一般道を歩いていきます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

えっ?何あの人達?頭おかしいんじゃない?的な視線は気にしないこととします(

空木岳登山道の入り口は菅の台バスセンターからちょっと離れた位置にあります。
登山道近くにも駐車場はあるのですが帰りに少しでも楽したいという思いから菅の台バスセンター横の駐車場に停めました。

アスファルトの上を歩くこと約10分。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

空木岳登山道入り口に到着。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ここが地獄の始まりだと二人はまだ気が付いていませんが嫌な予感だけはしてました(
神に会うては神を斬りましょう

ちなみに今回はのお供は燕岳以来の登場となるZ7IIとNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの組み合わせ。
行動時間・標高差ともにエグイので道中を負担を軽くするための選択です。

5分も歩かないで本当の登山道入り口に到着。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ここに車停めたらちょっと楽になったけど逆に考えるとだよ、下山後の疲れた体でここまで車取りに来ないといけないってことだよね? 疲れた体でここまで登れる気はしません(軟弱

ではでは気を取り直していきましょう。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

登山ポストはここにあるので紙派の方は忘れずに提出をッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ここから先・・・ 悪魔に会うては、その悪魔をも撃つ覚悟が必要です。

スタート地点の標高は約900m。
深い深い森の中を進んでいきます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

時折日が差すポイントはあるものの基本は森・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

先日までずっと雨だった割にそこまで湿気はない印象ですが・・・暑いものは暑い。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

汗を垂らしながら歩くこと約1時間。
おっ?空が少し見えてきたな?と思ったころ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

林道終点に到着ッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

例年ならこの場所まで車でこれますが・・・今年は崩落等の危険がありなんと車両通行止め・・・
ということでプラス1時間されます(計画時はここまでタクシー使う予定だったとか言えない

やったぁたくさん歩けるね(棒

ちなみにここにはトイレあり。
このポイントを逃すとしばらくないので不安な方は利用しましょう。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

登山開始から約1時間ということもありここで小休止。
引き返すなら今だッ!と本能が訴えかけてきますが、気が付くと足は前へ向かったいました・・・

そして続く樹林帯・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

倒木が「引き返すがよい・・・」と語りかけてきます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

この辺りではまだまだ余裕な二人。

「きゃみさん。クエスト発生ですよ。倒木どけるとヘイト下がりますよ」
「あっそういうの興味ないんで・・・」
となどとまだ余裕の口ぶり。

しかしいつまでも終わらない樹林帯に心は折れ気味。。。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

と嫌気がさしたところでオアシスの登場です。
登山開始から約2時間半で池山小屋分岐の水場に到着です。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ここを逃すと次の水場は空木岳避難小屋付近。
途中小屋などもないので補給もできません。

詰めるだけ詰めましょう。

ちなみにだいたいいろは生水怖いので最初から水3リットル担いで登ってます(

顔と手を濡らし少しだけマシな気持ちになったところで出発します。 ここの分岐は尻無方面へ進みます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

景色は一向に変わりません(

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

この山は人をおもてなしする気持ちをまったく持っていないようです(

時折姿を現す階段やらなんやらが容赦なくこちらの体力を削ってきます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

■ とにかく長い

由来がまったく分からない地名、マセナギに到着。
かなり歩いたつもりですが標高はまだ1980m・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

まだ1000mも登れるドン☆

いや・・・あの・・・この地点ですでに1000m登っているのですが・・・
ぜーぜーはーはー
ぜーまん・・・どーまん・・・

3時間も歩けば普通いい感じの景色になるやろッ!
北アルプスを見習えやッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

と悪態をついたところで足元だけ北アルプスっぽくなります(

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

花崗岩・・・?柔らかくしかも滑りやすいこの地形・・・
燕岳の登山道を思い出すなー。

あっちは途中に小屋もあって3時間くらい歩くと展望開けるけど(

謎の地名マセナギから歩くこと約30分。
重要な部分が削れている看板が姿を現します。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ということでここからが地獄の始まり・・・大地獄(地名)に入ります。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ガリガリに足を削る階段・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

両手両足を使って登る岩場・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なんかよくわからないアンカー・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

そして鎖場ぁぁぁぁ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

別に山に登りたいわけでもないし・・・

下りたいから下るわけじゃないい・・・ッ!

俺達に大義名分などないのさッ!

俺達が地獄だッ!

と言わんばかりに登山者へ襲いかかってきます。

トドメッ!と言わんばかりに階段から鎖場のコンボ・・・ッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

鎖場から下を見下ろすとこんな感じです。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

誰だよ!こんな道選んだやつッ!責任者出てこいッ!

大地獄の始まりから約1時間・・・
厳しい道程はここで終わり・・・やや厳しい道程が始まります(

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

登り始めた5時間半も経ったのにまだまだ樹林帯・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なんね?この山?

このタイミングでこの岩場・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なんなん・・・本当になんなん・・・

登山開始から約6時間・・・
ようやく標高は2300mオーバー・・・
木曽駒スタートにすればこの標高から登れたんじゃないかなぁ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

それでも続くのは樹林帯・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

稜線・・・心が稜線を求めている・・・

登山開始から約7時間・・・
この階段を登った先に待っているのが・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

空木平分岐ですッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

写真だと数枚で終わるのが悔しい・・・本当に、本当に大変だった・・・

左に行けば水場がありアップダウンの少ない空木平避難小屋
右に行けばアップダウンは多いものの気持ちいい稜線が待っている駒石方面

心が求めているは稜線ということで右側ルートを選択。

ほどなくして広がる青空・・・ッ!
遂に・・・遂に・・・!樹林帯を抜けたぞッ!!!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

と喜ぶのもつかの間。
1日目の目的である木曽殿山荘は空木岳山頂の反対側。

晴れた心は一瞬のうちに「まだあんなに登るのか・・・」という暗闇に閉ざされます(

そうは言ってもやはり稜線歩きは気持ちがいい。

ここからは先は小さなアップダウンを繰り返して山頂まで向かいます。
まずは右側の大きい岩である駒石まで登っていきます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山日前日まで降り続いた雨の影響か下層の雲がとても多い。
樹林帯歩いてる時は先が霞んでてて不安だったとか今更言えない

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この時点で登山開始してから約7時間。
快晴が待っててくれたとしても疲れているため足取りは重い・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

標高も2500mを超えており一歩進むごとに息が切れます。

風がないので汗で体を冷やすことはないのが救い。

深いハイマツと花崗岩の間を進んでいきます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

空木平避難小屋との分岐点から歩くこと約30分。
ようやく駒石前に到着ッ!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

近くで見てもデカい・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

人に立ってもらったほうがスケール感伝わるのでしょうが、
生憎きゃみさんは手前のポイントで撮影中・・・

ということで何度目か分からない小休止をここで挟みます。
ほどよく遮られた太陽、風は弱く、空は青い・・・
あーやべ・・・これは眠る・・・

寝たら起きれないとい思い今日最後の登りを目指しますッ!

途中見下ろせるのは空木平避難小屋。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

北アルプスは稜線に出ると大きな岩はなく見通しがいい
南アルプスは稜線に出ると植物がなくなり見通しがいい
と感じていましたが中央アルプスはそのどちらとも真逆な印象。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

稜線に出てもハイマツは生い茂り、また大きな岩がゴロゴロしている・・・
RPGの山岳地形はこんな感じだなーと今になって思います。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登ってる時はひたすらしんどくてそんなこと考える余裕はありませんでしたけどねッ!

下層の雲が切れたまに長野の町並みが見下ろせます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

稜線に出てからの足元はこんな感じです。
砂は細かく柔らかいためよく滑ります。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

燕岳山頂付近がこんな感じで歩きにくかったなーとか思います。
樹林帯の中で「北アルプスを見習えッ!」と叫びましたが、こんなところは見習わなくてよい(

分岐から約1時間歩いてるけど・・・山頂はまだ先・・・
歩いても歩いても終わらないとか・・・何?
これは呪いなん?

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

といつも通りの呪詛を吐いている内に駒峰ヒュッテに到着。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

気持ちのいいテラスで小休止です。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

8時間も歩いているとさすがに水がなくなります。
ここで補給しておきます。

登ってる間はずっとポカリ飲んでたので真水が旨い・・・!
甘くない水は最高だ・・・

■ 激しく疲れた

もはや色々限界感がありますが今日の目標は空木岳山頂の向こう側にある木曽殿山荘。

最後の仕上げにかかりましょうッ!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

と山頂に向かう道すがらの1枚。
白く長い登山道が美しい。
どことなく燕岳を思い出させます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

駒峰ヒュッテから歩くこと約10分。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここまでの長い道のりがウソみたいにあっさりと山頂に到着・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

あまりにアッサリしすぎてて実感が沸かない・・・

山頂から見る南駒ヶ岳方面。
美しく伸びる稜線が歩きたい気持ちさせます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここまで9時間くらい歩いてるから今日は勘弁なッ!

こちらは駒峰ヒュッテ方面。 そんなに歩いた気はしませんが、こうして見ると距離あるなー。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

右側に小さく見えるは空木平避難小屋。
あちらのルート選んでたら稜線はお眺めなかったのか・・・危ないところだった。

日が暮れる前に小屋に着かないと死んでしまうのであんまりゆっくりできません。
気を取り直して木曽殿山荘へ向かいましょうッ!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂は大きな岩がゴロゴロしておりちょっと道が分かりにくい。
マーカーをしっかり追って進みます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

雨降ったら怖い道だなー。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂が見えなくなる前にと撮影した1枚。
尖った山頂、伸びる稜線がとても美しい。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

駒ヶ岳方面に掛かる雲がダイナミック。
自分の頭の上にない雲は大好きです!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

こんな岩のアーチをくぐり・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

岩場を超えていくと・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

みなさんお待ちかねッ!垂直に下りる崖の登場です☆

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

やべー下り方わからん・・・

きゃみさんから 「そこはロッククライミングの要領で!」
とアドバイスが飛んできますがクライミングしたことあるとでもお思いで?!

と涙目になりながらなんとか着地。

左手側は崖のめちゃめちゃ細い道を歩いていきます。
落ちたら死ぬ。比喩じゃない。これは・・・落ちたら死ぬ(確信

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

画面中央のきゃみさんとのサイズ差からどんなダイナミックな道なのか分かっていただけるかと・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

大きい岩が面をたくさん作ってくれるので見た目カッコいいけど・・・
この道を登るの正直無理じゃないか???
と思わせるくらい歩きにくい・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

崖に切り立つような道を超えてからも急な斜面が続きます。
大き目の岩がゴロゴロしており足の置き場に困る。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

雲の切れ間から落ちる光が幻想的な1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この辺りでようやく木曽殿山荘の姿が確認できます。
あと30分くらいかな(

足場はあいかわらずな感じ。
ここまできたらさすがに集中力が切れてきますが、浮石も多く油断はできません。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

10時間も歩いて待っているのがこの仕打ち・・・
許さないぞ!空木岳ッ!

ようやく・・・ようやく・・・手を伸ばせば届く位置に木曽殿山荘が・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そして・・・山頂から下ること約1時間半・・・
木曽殿山荘に到着ですッ!

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

長い・・・長すぎるよ・・・ッ!

時間はもはや夕方。

写真を撮ることさえ忘れてご飯を食べますが・・・
疲れすぎて逆に入らない・・・ッ! お湯とお茶で流し込むことでなんとか補給完了・・・

ご飯を食べた後はやることもないので外のベンチで夕焼けなんかを眺めます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

夕方になって上がってきた雲に飲み込まれそうな南駒ヶ岳
照らされた山肌が力強いコントラストを生み出しててカッコいい・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

■ 帰りも長い

朝です。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

昨日の疲れが完全に残ってるので朝焼けは諦めました(

そんな自分らしい朝にきっと旅立てます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ということで二日目です。
初日の行動時間は約10時間。
ということは同じくらいの時間をかけて戻ることになります(

あの断崖絶壁を登ることは不可能()に近いので木曽駒ヶ岳へ向かって北上する縦走路を行きます。

空木岳木曽駒ヶ岳間は大小様々な大きさのピークを超えるルート・・・
最初のピークは東川岳、そこから緩やかに標高を上げる形で熊沢岳に続き、そのままほぼ標高を変えずに避難小屋のある檜尾岳へ、そして一度大きく標高を下げてから濁沢大峰・島田娘ノ頭へ登り返し極楽平に到着。
そこから駒ヶ岳ロープウェイの山頂駅へ下りていくことなります。

昨日単純標高差2000mも登ったのにまだ登れるなんて登山って楽しいなー(棒

なんて泣き言いっても誰も迎えにきてくれないのでおとなしく登ります。

木曽殿山荘から向かって最初のピークは東川岳。
いきなり急な登りからスタートです!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

反対側には朝日に照らされた空木岳
昨日の疲れが抜けていないことを考慮して軽量なNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRをつけてましたが完全に逆光に負けてる・・・
重たいNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sをぶら下げられる体力が欲しい

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

傾斜も急だけど・・・道自体が荒れ気味で歩きにくい・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

最初のピークから命を削りにくる形してますねッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ただどう切り取っても格好良くなる空木岳をずっと見られることが救い。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

本当景色は最高だなぁ・・・景色は・・・ッ!

木曽殿山荘から登ること約30分で東川岳山頂に到着!
見た目の割におめー大したとなかったな(強がり

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

山頂では美しい山並みがお出迎えしてくれます。
遠くに見えるのは北アルプスかなー?
あっちも天気よさそう。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

もう満足と思いますが本当の闘いはこれから・・・
さあ進む方向へ目を向けてみましょう・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

遠い(白目

右端のすり鉢状になっている部分が千畳敷カールです。
あそこまで歩くのか・・・

遠くに見えるのは御嶽山
天気いいけど風めっちゃ強いんだよなぁ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なのでだいたいいろときゃみさんは夏なのにレインウェアを着ております。

気を取り直して熊沢岳へ向かいます!
ちなみに目の前に見えているのは熊沢岳ではありませんよー

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

空木岳山頂は細かな砂が多く滑りやすい地形ですが、こちら側は変わって石が多い印象。
北アルプスから南アルプスに変わったような印象を受けます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

そして待ち受けているのはハイマツが生い茂る道・・・
これ・・・一般の登山者が歩く道じゃないのでは?という疑問が頭をよぎります。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

振り返ればバチクソ格好いい空木岳
もう二度とこねーからなーッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

東川岳山頂から見えた尖った部分に到着。
左側一番高い部分が熊沢岳・・・うーん遠い(n回目

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

鳳凰三山より三山してるんじゃない?
あれを登って下って登って下って登るのか・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ハイマツが深い・・・
グレートトラバースでしか見ないと思ってたよ、こんな道。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

木曽駒方面から来た登山者さんとすれ違います。
檜尾避難小屋から来たらしいですが、それにしても早い!
何食べたらそんなに体力つくのかなー

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

木曽殿山荘を出発して早2時間・・・熊沢岳が姿を見せます・・・遠い・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なんとか熊沢岳山頂に到着。
初日は補給を怠りハンガーノック寸前までいったので2日目はマメにカロリーメイトをいただきます。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

先は険しいなぁ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

熊沢岳山頂からゴール地点が確認できます。
どこだって?真ん中上段に尖った山が見えるじゃろ?
その手前じゃよ(

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

一回ものすごく下るなぁ・・・ でもしばらくはアップダウンすくないので楽できるのでは?

とはならないのがこの縦走路のいいところ☆
細い足場の鎖場がお待ちかねです!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

鎖を辿りアンカーに足をかけこの難所を乗り切りますッ!
雨降ったらヤバイ道だなー

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

といってもこの歩きにくい区間は10分くらい。
気を付ければ問題かと・・・

重太郎新道はずっとこんな道らしいというお話を聞き歩く気をなくすなどした(

当面の目的地である檜尾岳はまだ先。

さっきから写真が代り映えしないって?
そんなの登ってるこっちが一番痛感してるよッ!
ずっと同じ景色だから仕方ないのよッ!ずっとこんななの!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

歩き始めてから3時間半。
ようやく第三のピーク檜尾岳の全貌が拝めます。
右側に小さく見える避難小屋が可愛い(道は可愛くない

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

めっちゃ下ってからまた登り返すのかよ・・・
もうさすがに標高差でお腹いっぱいです・

山体はとてもきれい・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

このあたりまで来ると道はかなり歩きやすくなります。
体力が尽きると同時に難易度下げてくれるとか優しい設計です。
優しくするなら全体の工程を短くするとかして欲しいです。

標高差でお腹を下しそうになるくらいタイミングで檜尾岳山頂に到着。
ここまで4時間!燕岳ならもう小屋についてますねッ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

さっきはあんなに小さく見えた避難小屋が・・・まだまだ小さく見えますね。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

檜尾岳避難小屋はただいま工事中です。
2022年完成に向けテント場を整備しているそうです。
木曽駒と空木岳のほぼ中間地点にテント場ができれば縦走の難易度が下がりそう。
テント担いで空木岳の絶壁登れるのかは疑問ですが・・・
1日目は檜尾岳避難小屋でテント泊、2日目で空木岳登頂からの駒峰ヒュッテ泊、3日目で下山
みたいなルートになるのかな。体力的に無理がないのでいいと思います。

檜尾岳からは今まで苦しめてきた縦走路が一望できます。
空木岳はかなり遠くに見えます。
綺麗な縦走路だなー

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

視線を前方左側に向ければきゃみさんおススメの三ノ沢岳。
人が少なくて快適だけど途中のハイマツがやべーらしい

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

残すピークは濁沢大峰と島田娘ノ頭の二つ!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ここまで来たらゴールはすぐそこッ!
なんだけど、切れ落ちたように下るのね・・・

下った後に待っているのは・・・そう登り返し。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

傾斜がキツイ上に中腹には鎖場とハシゴのコンボ・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

最後まで本当に飽きさせないいい山だね!

登り返し始めてから約1時間・・・ようやく濁沢大峰山頂に到着。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

次が最後のピーク島田娘ノ頭。
長かった本当にここまで長った・・・

ゲームならイベント戦闘で操作はできるけど何やっても勝つ状態、
映画ならその後の映像に主演俳優の名前がゆっくりと表示されては消えていく状態でしょう・・・

さあ最後の仕上げを・・・
なんですが見えているのは島田娘ノ頭ではありません。
こいつを超えた先で待ち構えているのが島田娘ノ頭です。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

いつもなら何てことはない道ですが累積行動時間が約20時間の身にこの道は応えます・・・

ダメかもしれんなと気持ちを抱きながら登り切った先で姿を現すのが島田娘ノ頭です。
今までの縦走路に比べると全然厳しくない。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ありがとう空木岳・・・楽しい山だったよという気持ちで前へ進み始めます・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

始めましたが・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

始めてるんですが・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

意外と距離ある・・・

島田娘ノ頭に取り付いてから約1時間・・・ようやく登り終わりです!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

ど真ん中に見えるのが宝剣岳

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

本当ならあそこも登る予定でしたがそんな体力は初日の途中でなくなってます(

この標識が現世への案内・・・ここを下れば・・・ここを下れば文明が待っています・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

・・・予想より急な下りじゃね?
きゃみさんに言われてから気が付いたんですが千畳敷カールとほぼ同じ標高を下るので急にもなります。

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

心の中は下山後の温泉とお昼ご飯のことで一杯です。

走るような速度で下り・・・姿の見せてくれるのが駒ヶ岳ロープウェイの山頂駅!

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

長かった・・・
二日間で行動時間約20時間、歩行距離約20km、単純標高差約2000m・・・
2づくしのツライ縦走がここに完結です・・・

最後に駒ヶ岳神社で無事に下山できたことに感謝し、無事下山いたしました。

さいごに・・・

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Z7II + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

一泊二日でお届けした空木岳縦走・・・どうでしたか?
登りたくなりましたか?

あえて一言だけ言わせてもらうなら・・・

登るなら木曽駒方面からにしろ!!!

そう叫ばずにはいられないほどキツイ縦走路でした。

ただし稜線に出てからの景色は最高。

白い砂とハイマツが織りなす縞模様はまるで北アルプス
半面深い森と谷は南アルプスような、
その二つが同時に味わえる贅沢な縦走路です。

体力に自信のある方はぜひ挑戦して頂きたい山でした。

私は二度と登りたくありません(真顔

北横岳でゆっくりする

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やっほ、絶賛ブログのネタがないだいたいいろだよ。
こう毎週毎週天気悪いとさすがにネタもなくなるってもんですよ(

そんなある週末、午前中だけ晴れるという情報を手に入れたので
午前中だけでサッと登れる山を探したところ候補に挙がったのは北横岳。

冬にしか登ってないので夏も登ってみるかと思い挑戦してきました。

北横岳とは?

少し前に登った蓼科山と同じ北八ヶ岳に属するお山です。
標高は2400mとそれなりながら約2200mまではロープウェイで上がることが出来るため登山初心者におススメ。
そんな弊ブログでも雪山練習として冬に登ったのはいい思いです。

uniquepic.hatenablog.com

そんな北横岳。
雨と曇りが続いて欲求不満を解消するため午前中だけ晴れる予報だった日に登ってきましたッ! (毎週土日だけ雨降るとかふざけているのかな?

午前中で終わらせることが絶対なのでロープウェイ駅から南峰、南峰から北峰をピストンするルートを選択ッ!
せっかくだから縞枯山荘方面から大きく回るなどルートを歩きたかった・・・

ロープウェイでらくらく登山

時間は朝の7時半。
前回の北岳が朝3時スタートだったことを考えるとめっちゃ遅く感じられるから不思議。
そんなロープウェイ乗り場からスタートします。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

あれ・・?もしかして・・・冬の方が混んでる???

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

チケット売り場に誰も待っていないところを見ると無事に始発に乗れそうです。

時間があるということで駐車場をプラプラ。
遠くに見えるは南アルプスかなー?

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

今日の相棒は久しぶりの登場Distagon T* 2/28 ZF.2。
いろいろあって手放したFTZをようやく買い戻したので再登場いただきました。

開放付近で使うといい感じだけど絞るとイマイチな感じの不思議なレンズ。

ということでロープウェイ始発に乗ってまずは坪庭まで移動。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

こんなに簡単に2200m超えていいんですか?という感じ山頂駅に到着。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

看板に従って北横岳へ向かいましょう。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

冬と違って生の匂いがするなー。
人と自然が生きてるッ!って感じがします(

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

慣れないアイゼンで登るのがしんどかった階段も足取り軽やかです。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

登った先には気持ちのいい太陽。
でもこれから曇るんだよなぁ・・・

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

こちらはロープウェイの山頂駅。
南アルプスが・・・見えない。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

進行方向反対側にあるのは縞枯山

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

最初の10分は完全お散歩気分で坪庭を歩きます。
道が平だと疲れなくていいなー

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

お馴染みのこの看板が登場したら・・・

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

注意書きにも書いてある通り、ここから先は登山道です。
ピクニック気分を捨て気を引き締め北横岳山頂を目指しましょうッ!

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

徐々に近づく坂道・・・

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

この橋を超えたら・・・

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

上り坂が始まります。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

整備された部分もありますが、一部こんな感じで岩がむき出しになっている部分もあります。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

なので登るなら登山靴推奨です。
普通のスニーカーで登っている人もいましたがちょっと大変そうでした。

登山道に入ってから約30分。
坪庭が一望できるポイントに到着。
正面にドンと構えているのが縞枯山。あっち登るのも気持ちよさそう。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

しばらく樹林帯を進むと三岳分岐に到着。
北横岳方面へッ!

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

坂道らしい坂道もここまで。
ここから先はアップダウンの少ない道が続きます。

この階段を超えた先に待っているのは・・・

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

北横岳ヒュッテです!

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

冬に撮影した写真とびっくりするくらい構図が一緒(

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

引き出しの少なさに驚きを隠せないだいたいいろです。
正面から捉えるとか少し捻りなさい。

ここまでくると頂上はスグそこですが余韻を楽しむかのように休憩しましょう。
本当にスグそこってのが分かっているので心は余裕に満ちています。
毎回これくらいの気持ちで登山出来たらなぁ・・・

北横ヒュッテを抜けてからは登りが再開します。
そこまで急な傾斜でもないので安心ください。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

20分歩いたか歩いてないかくらいで空が開けてきます。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

そしたら・・・北横岳山頂に到着ですッ!
全然疲れてない(強がりじゃなくて

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

北横岳の山頂は北峰と南峰の二つあります。
景色がいいのはこちら南峰で八ヶ岳が一望でき・・・なーーーーーいッ!
赤岳方面はバッチリ雲の中ですね(

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

少し残念な気分になりますがせっかくなので北峰も目指しましょう。
そこまで深くない樹林帯を超えていきます。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

といっても5分も歩かないで見えてくるのが・・・

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

北横岳北峰ですッ!

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

蓼科山への展望はこちらが上・・・ですが山頂に雲が・・・

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

どうやら北横岳周辺に偶然雲がかかってないだけで周辺は雲に囲まれているようです・・・
晴れ間が少ない今夏・・・欲求が不満過ぎるぞ・・・

ここいらで再度休憩。
カロリーメイトなんぞを頂いてしまいます。
行動中はポカリを飲んでいるので、もしかして消費カロリーより摂取カロリーの方が多い?

などと休憩していたらあっという間に雲が・・・
元々午後からは天気が崩れる予報だったとは言え、遂に来たか!という気持ちになります。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

山頂からの展望がいまいちなのがちょっと残念ですが天気が崩れきる前に下山を開始。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

もうすっかり雲の中ですね。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

登りは絞った写真が多かったので帰りは絞りを開きスナップメインで。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

といっても来た道を戻る形になるので大きな変化はないのですが・・・

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

カメクラなら思わず拾うタイプの光。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

こちらは横構図で。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

ご夫婦で登山されていた二人。
仲良さそうでした。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

それなりに整備された道と苔、そこに落ちる光が八ヶ岳を感じせます。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

途中、山中響き渡る声でぎゃん泣きしてる女の子(原因不明)、集団で登山してる小学生、蓼科山から縦走してきたテント泊ハイカーさんなどバラエティに富んだラインナップがお出迎えしてましたが 1時間くらいで平地に到着。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

せっかくなので坪庭を一周して帰りましょう。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

と思ったのですがバリエーションのある写真がいまいち撮れず・・・

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

そのまま無事に下山となりました。

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Z6II + Distagon T* 2/28 ZF.2

さいごに・・・

行動時間の短さ、少ない標高差、整備された道・・・ 靴さえしっかりしていれば登れる初心者さんおススメのお山です。

今回は展望が開けませんでしたが、晴れていれば八ヶ岳の主峰赤岳まで続く稜線を眺めることができます。

登山と言えばッ!という景色が広がります。
八ヶ岳初挑戦に限らず、本格登山の第一歩としても非常に歩きやすい山です。 次は晴れて山頂踏めるタイミングで登ってみたいと思いますッ!

北岳は長い

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何事でも一番が取れたことがないタイプのだいたいいろです。
No.2ポジで輝けるのが自分の魅力だと言い聞かせて毎日仕事してます(

でも1番を目指すことはできると思うんですッ!
ということで南アルプス最高峰!標高No1!を味わうために北岳を登ってきました!

北岳とは?

南アルプス最高峰の3193mを誇るお山です。
日本第二位の標高を誇るわりに一般知名度はとても低く、
北岳?どこにあるの?」
「なんで第二位の標高登るの?富士山でよくない?」
と言われ可哀そうな立ち位置にいるお山だなと感じてます(個人の感想

イカー規制が実施されるため登山口である広河原まではバスorタクシーを使う必要があります。
メジャーなバス乗り場は芦安と奈良田の二つ。
芦安駐車場の方が駐車台数もバスの本数も多いため今回は芦安を選択。

そんな芦安バス停から辛く厳しくとにかく長い戦いを振り返ってみたいと思いますッ!

バスに乗り

バス停からおはようございます。
3時50分をだいたいいろがお知らせします。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

驚きの夜明け前からスタートです。
なんでそんなに早いか?だって・・・

それは・・・体力に不安があるからだよッ!!!

スタート地点の広河原から北岳山頂のコースタイムは6~7時間。
芦安バス停から広河原までの乗車時間は約1時間・・・
途中の休憩や撮影時間を考えると5:15分の始発に乗らないと、明るい時間帯に小屋に着くことは不可能では?
どうせバス乗るなら確実に座って体力を温存させたい・・・という理由から前日に山梨入りし、ホテルで3時間だけ眠り、この時間にバス停に立つこととなりました。

早すぎたかなと思いますが4時を過ぎると続々と登山者が訪れます。 4時20分にはこんな感じ。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

早めに到着してよかった・・・

そして5時前にバスが到着、無事に座り・・・

気が付いたら広河原に到着してました(

ほんと一瞬でした。座ると同時に寝てました。

ということで6時20分の広河原から登山をスタートします。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

広河原インフォメーションセンターの横を通りすぎ、通行止めゲートを乗り越えるところからスタート。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

おーあそこに見えるのが北岳かー。
こう見ると近いなーとか感じますが、これは大きな勘違いです(

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まずは大渋滞のつり橋を超えて広河原山荘へ向かいます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

こちらが広河原山荘。
なんとここには自動販売機が設置されています。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ラインナップはこんな感じ。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まだまだスタートしたばかりということもあり一旦スルーして先へ進んでいきます。

広河原山荘を超えてからしばらくは樹林帯を歩きます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

南アルプスの森は深いと聞いてましたが・・・これは確かに深い・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

木漏れ日が落ちている樹林帯は気持ちよく足取りも軽くなります。

豊富なのは森だけはなく南アルプスの天然水も豊富。
登山道まで溢れています(

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

気持ちいいのは最初だけだろうなみたいなこと考えながら歩くこと約30分。

白根御池分岐点に到着。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここで登山道は二つに分かれます。

  • 山頂までの行動時間が7時間の白根御池小屋ルート
  • 山頂までの行動時間が6時間の右俣ルート

今回は歩く時間を少しでも短くしたい()のでに左側の二俣ルートを選択。

そして変わらず続くは樹林帯・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

大樺沢二俣分岐までは川沿いを進むルートになります。
川沿いのおかげか・・・そこまで暑くない・・・?南アルプスって灼熱地獄じゃないの?

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

と思いながら歩いてると道がなくなります(
ちょっと南アルプスの天然水が豊富すぎません?

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

こんな感じで渡渉する場所が何か所かあり場所によってはくるぶしまでしっかり沈みます。
防水対策はお忘れなくッ!

溢れ出す水を乗り越え気持ちいい沢沿いを進んでいきます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

赤岳の北沢ルートを歩いてるみたいで楽しいなとこの辺りまでは気分も軽やかです(

沢沿いを歩く関係上、橋の上を行ったり来たりを繰り返して登っていきます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

その時にチラチラ見えるのは北岳
ちょっとずつ近づいているのを体感します・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まだあんな先なのか・・・軽かった気持ちが早くも重くなり始めます。

クソザコナメクジメンタルが頑張って広河原から歩くこと約1時間。
まだ樹林帯の中ですッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

北岳はまだまだ先です。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

長いし森が深いよッ!
そろそろ飽きた!という気持ちは胸にそっと仕舞いましょうね・・・

ちなみに二俣ルートは全体的にマーキングが少ない印象。
またこのように「道なの?」と思うような場所も多数なのでちょっと気をつける必要あります。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

飽きた飽きたと思っても樹林帯の美しさは相変わらずのまま。
やっぱり写真は撮ってしまいます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

こちらが最後の橋・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

これを超えると・・・聡明な皆さんならもうお分かりですね?

そう・・・樹林帯ですッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まだ続くのッ!?
もうさすがにゲンナリですよ・・・となりますが、 広河原から約1時間半程度で樹林帯は一旦お休みに入ります。
トップライトに照らされた花道(とても暑い)(しかも登り)が始まります。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そこから30分程度進むと雪渓がお出迎え。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そしてそこが大樺沢二俣分岐ですッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

広河原から2時間・・・さすがに疲れたのでここで休憩。
この時点で標高は2200m。
標高差700mを乗り越えてきましたが残り標高差なんと1000m・・・
先はなげーな・・・

ちなみに写真撮ってませんがこのポイントにトイレあります。
緊急事態が訪れても焦らないでッ!
ここまでくれば社会性は保たれるよ。

広河原から2時間かかるけどなッ!

樹林帯を超え

ということで各種補給と荒んだ心を落ち着けてからのリスタート。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここから始まるのは・・・つづら折りの・・・樹林帯・・・です・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

しかもこのエリアはつづら折りが細かいため先が見通せない上に傾斜が急。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

残り距離もわからず、先も見えず、まるでゾンビのような雰囲気で登り続けます・・・

さすがに他の登山者さんも疲労困憊の模様。
ソニー使いのお兄さんと「ツライっすね・・・あーそれSEL2470GMっすか?いいですよねー?」なんて会話をして休憩したりします。
(ボディ何使ってるのか聞けなかったのが心残り)

ポイントポイントで北岳山頂は見えるのですが、そっちには直進させてくれません・・・イケず・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そんなつづら折りに心も折られながら登ること約1時間。
ちょっと開けたポイントに到着。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

特になにもありません(
ただ開けてるだけです((

ここに到着したら登り残り1時間と思いましょう。 ちなみに山頂までは残り2時間です。
行動時間めっちゃめちゃ長くない?長くないですか・・・そうですか・・・

もはや折り畳み傘も真っ青なレベルで折れた心を胸に・・・まだまだ続くは樹林帯・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まだだ!まだ終わらんよ!
という声が聞こえてきます。

しかも似たような景色がずっと続く・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そんな景色も30分ほど歩くと様変わりし始めます。

空が、割れる?
光の剣は振り下ろされないし大地に差さらないので安心してください。
ただ空が見え始めるだけです。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

標高2500m付近かな?その辺りからたまに見通しが効くようになります。

進行方向逆側には鳳凰三山の勇姿。
山頂付近が禿山みたいで独特な雰囲気です。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

挑戦したい気持ちはありますが今年も小屋は休業中の模様。
さすがに日帰りはシンドイので楽しみは来年にとっておきましょう。

さて進行方向に目線を向けてみましょう。
まるでこのまま歩けば登りが終わるように見えていますが・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

安心してください。
まだまだつづらは折れます(

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

さすがに心折れそうだよ・・・いやもう折れてるし、かなりバテてる・・・
一刻も早く冷えたコーラを飲まないと死んでしまう・・・

そんな地獄もこの階段で終わりますッ!本当に終わりますッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この階段を登った先に待っているのは・・・そう!美しい稜線ですッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

とてもツライ登りもここで小休止。ここから先はちょっとツライ登りです。

もうさすがにバテバテなので稜線歩きの前に小休止。

このポイントは各方面への視界が良好です。
先もほども見た鳳凰三山
ハイマツしかないため全体を捉えた撮影ができます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

鳳凰三山ごしに見る赤岳。
明らかに赤いのがわかります。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

標高が上がってきたことを感じさせるかのように姿を見せる富士山。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

絶景のビューポイントなのか多くの登山者さんもここで休んでいます。
だいたいいろもそんな感じでポカリをちびり。
大量に汗をかいているのでとても美味しい

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

稜線を歩き

ここから始まるのは楽しい稜線歩き。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

でも山頂まではまだ1時間かかるぞ☆
明るく書いても真実は残酷です・・・

標高差約300mを登っていくこととします

今まで稜線に隠れていましたが、このポイントから右手側にはずっと仙丈ヶ岳が姿を見せてくれます。
この美しさ・・・南アルプスの女王の名前は伊達じゃない・・・ッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この夏、どこかのタイミングで登りたいぞ。

そして後方には甲斐駒ヶ岳・・・って山頂付近には雲が・・・
仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳は隣合わせの山。
頑張れば一泊二日で両方登れるらしいですが体力持つのかな?

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そのあとすぐに小太郎山分岐点に到着。
ここまで頑張って歩けばよかったと思ったりしました(

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

小太郎山分岐点から甲斐駒ヶ岳へ伸びる稜線。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そして北岳へ伸びる稜線・・・
前を行く登山者さんの肩を落としてる姿からやる気が感じられますね(

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この時点で行動時間は約5時間。
そんな場所に岩場置くなよ!と叫びたくなるような光景が広がります。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここにきてこの岩場は正直しんどい・・・

もう難所はないだろうと思いましたがそんなことはありませんでした。
おい・・・ッ!前に鎖場見えるぞッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ちょっと絶望しながらこんな感じの鎖場を超えましょう。
しっかりとした傾斜が付いているので鎖は絶対に離さないように!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そんな地獄の鎖場を超え後ろを振り返ると・・・甲斐駒ヶ岳への美しい稜線が・・・ッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

いやーかなり登ったからもう登りないだろうーと思いますが・・・まだ登りますよ・・・ でも・・・これが・・・これが・・・小屋手前の最後の登りだッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

と自分を奮い立たせた先には・・・おい・・・ッ!
テントだ!テントが見えるぞ!ということは・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

広河原から歩くこと約6時間・・・ついに北岳肩の小屋に到着ですッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この時点で標高は3000m。
さすがにしんどいので早々に受付を済ませ小休止。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ちなみに500mlのコーラは一本600円です。
あまりの安さに感動して2本飲みました(

多分ちょっと脱水症状気味だった・・・

この時点で景色は最高ですが、目標はあくまで北岳頂上。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

あと30分だからと言い聞かせてこいつを登っていきましょうー

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

・・・はい・・・一分で息がきれました・・・
小休止がてらの1枚。
なにやら建設中の雰囲気ですが新館でも立てるのでしょうか?
このあたり聞いておけばよかった・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ドンッと構えている仙丈ヶ岳
どっから見ても美しい形してます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

肩の小屋から登ること約10分でこの展望。
甲斐駒ヶ岳に雲がかかっているのがちょっと惜しい・・・ッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

わりとすぐに両俣小屋分岐に到着。
10分しか歩いてないのに息切れがすごい・・・これが標高3000mの力・・・?

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

山頂近くなったなー思うけどまだまだ距離はあると矛盾したことを思ったりします。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

さらに標高を稼いで後ろを振り向くと・・・
仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳のツーショットがお出迎えしてくれます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

南アルプス最高峰眺めながら名峰眺められるとか登山してよかったと思わせる1枚。

もう少しで山頂かな?

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

間ノ岳への稜線が美しい。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

これを超えたら山頂かーと思って登りきると・・・もうお分かりですね?

まだ先がありました(

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここまで散々歩かせておいて疑似山頂とか・・・
北岳への恨み思いがここで溢れ出します

非常に疲れていますがここまで来たら後少し。
微妙に登り下りのある道が体力をゴリゴリに削ってきます。

これを超えれば山頂・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

あと少しなんですけどさすがに標高3100m。
息も上がっているのでたびたび足が止まります。

仙丈ヶ岳と稜線の組み合わせ。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

視線の先にには間ノ岳への稜線。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

景色が最高なだけが救い・・・ もはや心は折れ、体力は尽き、写真を撮ることも忘れた頃・・・ようやく・・・ようやく・・・北岳山頂に到着ですッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

あーーー!長かった。一生分歩いた気がする。

頂上に辿り着き

かけた時間は覚悟の証。 夢中にさせる何かがある景色が広がりますッ! (お兄さんからの撮影許可は取得済みです

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

北岳山頂から間ノ岳へ伸びる稜線。
最高じゃない?

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ショットのピントを合わせてココロがリノベーションされそう・・・

反対側には何度目かの登場になる仙丈ヶ岳
左に伸びる稜線から両俣小屋、そして仙丈ヶ岳へ伸びる道があるんだろうなぁ

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そして姿を見せてくれた甲斐駒ヶ岳
仙丈ヶ岳とは異なり尖った山体がとてもカッコいい。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここから富士山を見るのが定番なんでしょうが・・・空気が薄いせいかそこまで頭が回らず・・・

気が付いたら足は北岳肩の小屋に向かってました。

山頂をもっと楽しめよッ!

間ノ岳への稜線は色々なパターンで撮りましたが、北岳の肩ごしに見るこの構図が一番気に入ってます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

またこの微妙にアップダウンのある道を歩くのかと思うと心が乾いてきますね・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登ったのが7月中旬ということもありお花は最盛期を迎えています。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

間ノ岳に大きな鳥が舞い降りるような雰囲気の1枚。
雲の形が鳥さんが羽を広げているみたいです。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

南アルプスの森の深さ、甲斐駒ヶ岳の美しさ、それを眺められるテント場、登山の魅力が全部詰まっているような1枚。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらは広角での1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

北岳山頂からの間ノ岳山頂までの稜線がしっかり意識できる1枚。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

どう撮影しても絵になる風景しかないとか卑怯だよ(

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここまで下りてくると小屋まではスグ。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ということでコーラはさすがに飽きたので三ツ矢サイダー(600円)を飲んで夕焼けまで休憩することに。
(地上だと一本68円で買えるとか考えちゃダメだぞ

夕飯前に動き出したものの夕焼けにはまだ早い感じ。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

思い思いに時間を過ごしている感じがしていい雰囲気です。
ここまでテントを担いで登ってくるのは大変だったろうなぁ・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ちなみに晩御飯はこちら。
肩の小屋ということで豚の肩ロースらしいです。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ピントが甘いのは早くご飯が食べたかったからだと思いたい。

夕食後は太陽にあたりながらアホ面でお山を眺めます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ちょっとずつ下りてくる太陽。
日差しが暖かい・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

眠くなるというか寝てる人はいた。

珍しく高山植物撮ってみたりします。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

仙丈ヶ岳の肩越しに見る夕日。
青とオレンジ色のトーンが美しい

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

こちらは富士山。
独立峰なので存在感は抜群。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

甲斐駒ヶ岳にかかっても雲もとれました。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

日の傾きにより色を変えるテント場。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

1日が終わるなーという感じがします。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

鳳凰三山と夕焼け。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

最後に甲斐駒ヶ岳に近づいてみました。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

という感じで1日は終わり、星を撮ろうと早く寝たら起きられなかったという悲劇が起きました。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

下山しました

目が覚めたら3時半を過ぎていただいたいいろです。
空はもう明るくなってました・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

夏の夜明け早すぎるだろ(ちゃんと目覚ましかけろ

明けてしまったものは仕方ないので夜明けの撮影を楽しみます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

テント場と甲斐駒ヶ岳八ヶ岳
夕焼けのトーンとはまた違った魅力ありません?
朝焼けの方が優しい感じがします。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらは仙丈ヶ岳
夕方と違い逆光にならないため山肌がしっかり見えます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

逆に鳳凰三山は逆光になります。
鳳凰三山越しに見える山は北アルプス

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ご来光と富士山。
ここまで太陽が姿を現すとさすがに暖かくなります。
やっぱり太陽の光って偉大(なお昼の気温

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

北岳とモルゲンロート。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

いい感じに日が登ったところで朝ごはんの時間です。
サクサクっと食べて下山を開始します。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

下山開始時の富士山。 雲がまったくかかってない。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こんないい感じの光が差していますが下山時間は約4時間・・・
登って来る人すれ違うため渋滞も予想されすでにゲンナリしています(

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ただ樹林帯に入るまではずっとこの美しい稜線を見ながらの下山になります。
まだ日が低い時間帯のためコントラストが強く立体感が強くなります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登りの時は心をくじいてきた鎖場もまだまだ元気なのでサクっと下りられます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

下りた先でも美しい稜線が続きます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

サンキュー北岳。登りは大変だったよ。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

肩の小屋から下ること約30分。
ここからはただただ長くツライだけの樹林帯が始まります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

朝日が透ける景色は美しいのですが・・・飽きる・・・
もうねこんな雰囲気が1時間とか続くんですよ・・・
飽きるなって方がどうかしてると思いませんか?!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

かなり急な傾斜を下りながら「登りの時の自分、よくこんなところ登れたな」と感心してると見覚えのある雪渓が姿を現します。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そこからしばらく下ると・・・大樺沢二俣分岐に到着。
行きと同じようにここで休憩します。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここから先、樹林帯が2時間続くので心はすでに折れています。
せめても楽しみと登りではガン無視を決め込んでいたらお花とか撮影してみたりします。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この辺りから始発バス組の登り登山者との待ち合わせが大量発生・・・
そこかしこで渋滞が起こっており撮影してると迷惑をかける事態に・・・
なので撮影はせず(登りと同じ風景だし)下ることに集中します。

そんな感じで下ること約1時間。

見覚えのある橋が姿を見せます。
これ・・・割と序盤に出てきたやつじゃない?と思いながら慎重に渡ります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この景色・・・間違いない!下界が近いぞ!ようやく人間の世界に帰れるぞ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

肩の小屋から下ること約3時間半・・・ついに!ついに文明がある世界まで帰ってきました!
自動販売機が眩しい・・・けどここは我慢だッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここまできたら広河原はスグ!
広河原についたトイレ行って、汗拭いて、ジュース飲んでのんびりバス待つんだ・・・と希望に胸を膨らませて歩きます。
(死亡フラグとか言うなよッ!

そして橋を超えると・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

広河原に到着です!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

下山時間は約3時間半。コースタイムより少し早いこともありバスを待っている人の姿はほぼなし。
とりあえずバス停にザックくんを並ばせ本体は着替えることに・・・

着替えてから気が付きました・・・

広河原インフォメーションセンターには・・・ジュースが売ってない・・・ッ!
見つけれれなかっただけかも。

バスの時間にまだ余裕があるので泣きながら広河原山荘まで戻ります。

そしてペプシを購入。
なんと半額の300円という良心価格(
この一本のために山に登ってるといっても過言じゃないなとか大袈裟なことを思ったりします。

そのあと無事にバスに乗り、眠いのに眠れない不思議な感覚を味わい無事に駐車場に到着。
怪我なく下山となりました。

さいごに

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

とにかく全てが長く感じる登山でした。

2時間の樹林帯、2時間の急登、2時間の稜線歩き・・・
全体のバランス考えたらおかしいと思わないの?
という疑問が頭から離れなくなりました。

ただし・・・稜線に出てからは全方位に広がる絶景。
特に北岳山頂から間ノ岳への稜線は人生に1度は見ておきたいと思わせるほど美しかったです。

だいたいいろの体力では非常にツライ登山でしたが本当に登ってよかったと思わせる山でした。

次に登ることがあれば北岳山荘に泊まり、間ノ岳への縦走を楽しんでみたいな・・・

常念岳から殺意を感じる

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この季節がくると思い出すことがあります・・・
周年イベント・・・ではなく気胸で1か月に2回入院したことをです・・・
そんな感じで古傷が痛むだいたいいろです、こんにちは。

周年と常念と語感似てるなと思ったので常念岳に登った記録をここに残したいと思いますッ!

常念岳とは

北アルプスに属する標高2857mのお山です。
山頂から見える槍ヶ岳穂高連峰が美しいともっぱらの噂。

常念岳の山体自体も美しいピラミッド型となっており、見てよし登ってよしのお山として有名です。

常念岳山頂までの登山ルートは三つ

  • 沢沿いを歩く一ノ沢ルート
  • 前常念を超える三股ルート
  • 蝶ヶ岳を経由する蝶ヶ岳縦走ルート

今回は常念岳初心者向けのルートとされる一ノ沢を選択。
一ノ沢という名前が示す通り、工程の大半を沢と並走し、何度も沢の上を行ったりきたりする増水時はちょっと怖いルート。
登山道にも水が溢れ出ており初夏の暑さを和らげてくれる反面、岩場と水の組み合わせが凶悪だったりします。

そんな一ノ沢ルートもはや紹介不要と思われるくらい登場しているdocさんにと一緒に登ってきました!

深い森と渓谷と

docさんの運転で辿り着いたのが今回のスタート地点である一ノ沢駐車場。
ちょっと登山道入り口から離れたところにあります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

しばらくは舗装された道を歩きます。
左側に見えるのが今回の目標である常念岳・・・いやー遠い・・・見るからに遠い。
でも目標がハッキリしてると素敵なことだと思います。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

もうなんかこの辺の雰囲気だけで最高なんで、もう帰りたくなります(いつものこと

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

駐車場から約20分歩くことで本当の登山道入り口に到着。
熊出没注意の看板の力強さよ・・・ッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

熊避けの鈴も準備したところで登山を始めていきたいと思います。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登山道の標高は1260m・・・せんにひゃくろくじゅうめーとる・・・!?
常念岳の標高は2857mだよ?
標高差1500mオーバーという現実の前にもう心は折れそうです。

始まりは鬱蒼とした樹林帯。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

森としてはかなり濃い方では?
南アルプスはこんな感じなのかなーと思いながら歩を進めます

足元にはかわいい道案内が・・・
常念側に向かいます!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ツールドフランスみたいな道だな。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

途中山の神がいます。
毎度ながら登山の無事を祈ります!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

しばらくは樹林帯が続きます。
夏は空気がこもって蒸し暑そうですが、今は6月下旬。
そこまで不快感はありません。

一ノ沢という名前が示す通り水量は豊富です。
木製の橋をいくつも超えることになります。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そしてこの足場・・・
登山道には土よりも岩が目立つ感じです。
転ぶとやばそう・・・などと思います。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登山道入り口から歩くこと30分、沢が姿を現します。
ちょうど体が熱くなってきたところにこの光景。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

気持ちだけでもクールダウンします。

足漬けたら気持ちいいだろうなーと思いますがまだ登山開始30分。
休憩にはちょっと早いので欲望を抑えて常念岳へ向かいます。

岩に加え川まで私たち登山者に襲いかかってきます。
濡れた岩は滑りやすいのでいつも以上に気をつけます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

もはや道かどうか分からないような川沿いを進むと・・・

そして道がなくなります( 登山道全体に水が流れる道とか始めて見た・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

水が豊富な分、緑は元気。
初夏の光に透けた葉っぱがとても美しい。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

一ノ沢ルートはどちらかというと道が分かりにくいです。
ピンクテープの間隔も広く道を見失いがち・・・ 画面左上の丸太付近にピンクテープがあるのでそちらへ向かいます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ちょっと体重を預けるには不安な手摺を掴んで登ります。
こう力を入れるとみょんみょんと上下に震える可愛い手摺です。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登った先に続くのはまだ樹林帯。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そんな樹林帯と沢を行き来すること約2時間。
ついに雪渓が姿を現します。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

さすがに雪の上を歩くようなことはありませんが・・・ 積雪量が少ないことが話題になった今年でもまだまだ雪は残っている模様。
ここがお山の上、ということを強く感じさせます。

そして雪渓の先にあるのはこちらの看板。
どうやらここが笠原沢らしいです。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここで標高1900m・・・山頂までは残り900mです・・・900m・・・

2時間半歩いた先に待っているのは残り900mの標高差・・・
もうそれ普通の登山と一緒じゃんとか涙したりしてませんよ

標高2000m付近は低層の雲がたまりやすいのか周辺はガスガス。
頂上付近の展望はちょっと絶望的かなー

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

下は空が見えているだけにちょっと悔しい気持ちもあったり。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

岐阜の某2000m級の山みたく困難なだけではなく、沢沿いの景色がいいのが救いです。 uniquepic.hatenablog.com

笠原沢からしばらくは樹林帯を超えていきます。 登山道に流れる水はかなりの量・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

見た目の気持ちよさは最高。ただし溢れんばかりの水量で歩きにくい・・・ 溢れるのは瞳の中のシリウスだけにして頂きたく・・・

水をパシャパシャ跳ねながら歩くのは青春感じますがおっさん二人旅なのが悲しいところ。

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Z6Ii + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

谷筋を歩くのは確かに気持ちいいですが・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

これ大雨降ったら恐怖しかないな・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

道中には菜の花が咲いており、荒んだ心に少しの潤いを与えてくれます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そんな景色を歩き続けているとさっきより大き目な雪渓が登山者を迎えてくれます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

その隣で始まるのが・・・胸突八丁ですッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ここから少しの間、谷底とはお別れし待ち構えているのは急登・・・
最初の試練は階段から始まります!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

この階段を抜けた先に待っているのはさらなる冒険感。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

崖を歩いてることを感じさせる1枚。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

そして不安を感じるような細い道はまだ続きます・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

胸突八丁に取りついてから約30分で辿り着くの最終水場です。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

晴れてると気持ちいい景色なんだろうなーとか思わせる1枚ですね。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

気持ちのよかった沢とはここでお別れ。 最終水場から先は樹林帯が待っており、こいつらがまあまあの曲者です。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

階段あり、

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

不安定な岩場あり、

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

とバリエーションに富んだ組み合わせな上に傾斜がキツイ・・・ッ!

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

たまに姿を見せてくれるベンチだけが我々の癒しです。 休まない理由はないので素直に休みます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ちなみに休んだ時に話した内容はDjangoが如何に優れており、Spring Bootのどこがダメなのか。
常念岳に登って確信したのはだいたいいろとdocさんはJavaが好きではないということだったりします。 Javaのメリットを傍受したことないんですよね・・・

散々っぱらJavaをこき下ろしてストレスを解消したとこで再スタート

ですが・・・あっさりと樹林帯は終わり・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

辿り着いた先には

遂に姿を現した常念岳。 早く頂上に着きたい気持ちと小屋で休憩した気持ちがぶつかり合い、休憩したい気持ちの強さが小屋へ向かう力に変わりますッ!

樹林帯を抜けた先で一気に視界が広がります!

左を向けば常念岳

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

右を向けば横通岳

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

正面を向けば・・・小 屋 が な い ぃ ッ !

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

槍・穂高方面にかかる雲が幻想的☆

なんて余裕をかましてる場合じゃなくて小屋どこだよ?!
早く布団でゴロゴロしたいんですけど(

安心してください・・・ちょっと前へ進むと見えてきますよ。 常念小屋はちょっと低い位置にありました。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

槍ヶ岳を見るには絶好のポジションです。

とりあえず小屋で受付&昼食を済ましてちょっと休憩。

ここからはアタックザックに切り替えて軽い身のこなしで常念岳頂上へ向かいたいと思います。
カメラ2台持ってるからそこまで軽くねーじゃんとか言うなよ、そんなの本人が一番わかってるからな!

常念小屋⇔常念岳山頂間の標高差は約400m。
それなりの差があり、また道中は岩場続くためちょっと注意して登る必要があります。 見るだけなら近そうなのに・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登坂開始10分くらいの場所から見下ろした景色。
稜線を境目に雲のありなしがハッキリと分かれた1枚。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

曇るではなく雲が生まれるというのが正しいんだなと感じました。

厳しめの道中ですがビュースポットは多めな印象。
こちらは槍方面を納めた1枚。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

横通岳の向こう側に見えるのは大天井かな? おおてんじょう?おてんしょう?どっち?

こちらは超広角での1枚。
縦走ルートがハッキリわかるだけに常念→燕岳ルートをやるなら二泊三日は必要だなと思ったりします。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山開始30分もすると殺意に満ちた岩場さん達が迎えてくれます。
浮石も多くかなり不安定、さらに道もわかりにくい・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

幸いマーキングと踏み跡はしっかりしているので見失わないようしっかり進みます。 人が歩いた部分は茶色、それ以外は灰色にしっかり分かれています。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

常念小屋から40分ほどで前常念岳との分岐に到着。
ここまでくれば頂上はすぐそこ。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

相変わらず殺意高めの岩場を超えたら・・・常念岳山頂に到着ですッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

タイミング悪く山頂にガスがかかってしまい展望は望めず・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

登頂の喜びもそこそこに、雨も降りだしていることから急ぎ下山を開始します。

その途中で目を奪われるのは山から湧き出す雲・・・
幻想的な風景ですが命の危険が危ないので先を急ぎます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

なんとかずぶ濡れになることなく常念小屋に避難を完了・・・

暖かいご飯に涙することになりました。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

夕方は雲が薄くなる予報もあり夕焼けを期待しましたが願いは叶わずガスのままでした。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

時折姿を現してくれる表銀座を眺めながら1日を終わることに・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

無念の下山

そして翌日も状況は好転せず・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

無念の下山開始です。

雲海は気持ちよく出ているのに晴れ間が・・・晴れ間がないのよ・・・ッ!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

また登ってやるからその時は晴れてくれよッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

下山時はなんとなく広角ズームで。
小屋に避難したタイミングで土砂降りの雨が降った影響か登りより緑が濃くなっています。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

最終水場の直前から雲の中に入ったようで渓谷にかかる雲がお出迎えしてくれます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

途中に残る雪渓もどこか神秘的。
昨日より気持ち崩れている気がします。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

・・・もしかして・・・登山道が濁流に飲まれて使えないのでは?
などと不吉な想像をしてしまいますが、そこまでの雨量はなかったようです。
昨日より気持ち水が多めなだけなので安心して下山を再開。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

川の中を歩くような道もなんとかクリア。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

時折日が差すタイミングがあり水蒸気がより神秘的な雰囲気を高めてくれます。 ただ・・・ただ・・・足元が滑る・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

濡れた路面特有のトラブルもちょっと起こりましたがなんとか下山を完了。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ちょっと悔いが残る形の登山となりました・・・

さいごに・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

標高差はまさかの1000mオーバー。

道中は岩場あり、水あり、急登ありと歩きにくい登山道と相まってハードな登山となりました。

山頂からの下山時は見通しが利かなく、道を間違えそうになること多数・・・
踏み跡とマーキングを探しながらの難しい山行でした。

ガスのおかげで道中の渓谷は神秘的であり、宿泊した常念小屋は広く綺麗でご飯も美味しくお茶お湯は無料で貰えるなど頂上の景色以外は最高の登山となりました。

次は最高の山頂を目的に・・・快晴の時に再挑戦したいと思いますッ!

にゅうを軽く登る

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未来行きパスポートの更新を忘れ気味なだたいいろです。

思い通りにいかない時でも反則的に楽しめる気持ちが大事!
そう思ってにゅうに登ってきました!

なぜにゅうなのか

それは・・・だいたいいろがビビったからです・・・

実はこの日・・・docさんと白山を登る予定でしたが、前日の段階で天気予報が微妙な感じに・・・

1日目のお昼ごろから2日目にかけて雨予報となり、初挑戦の山で悪天候は死んでしまう気がしたので中止を決定しました。
代替えとして挙がったのが今回のにゅうとなります。

雨が降ったとしてもにゅうなら苔がいい感じだろ
もともと展望がないから天気悪くても平気へっちゃら
みたいなあまり前向きではない理由で選ばれたことをここに白状します・・・

その選択が何をもたらしたのか・・・こうご期待(しないでください

続きを読む

蓼科山は囲まれる

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明日晴れるぞー!と分かった途端、急に体調不良がよくなったりしません?
仕事してる時は体調が悪く、休みの日は体調がすこぶるよくなることで有名なだいたいいろです。

ということで翌日が晴れというだけで気分がよくなって勢いで蓼科山に登ってきました!

書き出しだけは勢いありますけど、実際の登山は勢いなかった記録をここにお届けします。

蓼科山とは?

八ヶ岳の端にある独立峰です。
標高は2531mとそれなりの高さです。

去年の8月にも登っているので細かい情報はこちらを参照ください。
(読み直したら大した情報書いてなかったとか言うなよ)

uniquepic.hatenablog.com

前回は頂上付近でまさかの曇り・・・
今回はどうなったかというと・・・

これはただの坂・・・ただの坂・・・

今回のスタート地点は前回と同じ蓼科山登山道。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

標高は約1800nnですが・・・なんとトイレが完備。
手も洗える贅沢ぶりです。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そんな駐車場から歩くこと数m先にあるのが登山道入り口。
バス停が目印です!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

バス停を左に曲がると始まるのは樹林帯。
新緑にはちょっと早い森の中を歩きます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

夏を感じさせる日差しが差し込みます。

開始5分くらいで広がるこの景色。
視界が一気に広がるのは気持ちいいですよねー。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

道も歩きやすいので足取りはめっちゃ軽いです☆

10分ほど歩くと現れるこの道標・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そう・・・ここから始まるのが・・・坂です・・・ッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

といってもこのあたりはだいぶ優しいです。
ちょっと足元の岩が大きくて歩きにくいので注意して進んでいきましょう!

優しいといっても坂は坂・・・
約1か月ぶりの登山・・・鈍った体には堪えます・・・

これは坂・・・ただの坂・・・本当の地獄はまだ先・・・
などとブツブツ言いながら登ります。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

真新しい緑に夏の訪れを感じます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まだまだ深い森の中を進んでいきます。
この辺りは平坦な道。
森林浴をしているみたいで気持ちがよい・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

太陽が高くなり森を照らしてくれます。
あえてPLフィルタを効かせずに撮影した1枚。
新緑と反射の組み合わせって素敵じゃないですか?

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ですかって打とうとしたらサジェストにデストルドーって出てくるのなんなん?

標識から30分程度歩くと八ヶ岳感が強くなってきます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

綺麗なのはここまでなんだよなぁ・・・と物思いに耽った矢先・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

俺達の登坂はここからだッ!

地面に落ちている蓼科山頂上の標識・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そうここからが蓼科山本来の姿・・・

地獄の急登の始まりですッ!

密集した等高線を乗り越えていこうじゃないですか!

こんな岩場を超えて・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

光が差す岩場を超えて・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

木が倒れている岩場を超えていきましょうッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

・・・

・・・

・・・

足場が悪いんだよッ!
(*>△<)<クショがーーーーーー!!!
などとお嬢様言葉()を叫びながら登っていきます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

それでも30分ほど歩くと木の密集度が下がって空が見えてきます。
空が見えるだけで気持ちが軽くなります。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

快晴のうちになんとか登りたいと足を進めますが・・・先に続くのはこんな岩場なんですよね・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

だいぶ木の密度も低くなって頂上手前かなーと思ったところに現れるのは・・・

残り400mの標識・・・おおぅ・・・まだ400mも登るのか・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そして再び深くなる・・・森・・・ッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

残り400m標識を超えた先からは八ヶ岳感溢れる森が続きます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この苔と新緑と光の組み合わせ・・・夏山に帰ってきなぁという気持ちさせてくれます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

岩場と苔の道が先へ先へと導いてくれます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

先ほどの標識から約30分ほどでちょっと開けた場所にでます。
このあたりが幸徳平になります。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここからまだまだ登りが続きます。
ダンジョン中盤のセーブポイント感覚で小休止し軽くカロリーと水分を補給します。
岩も泥もないためちょうどいいポイントです。

ダンジョンから脱出できなくて詰むポイントじゃないかなーとか考えます(

HPとMPを回復したので出発したところ、すぐに迎えてくれるのはこの金言。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

そうだなと深く頷きつつ横を通り抜けていきます!

このまま頂上まで一気にッ!といきたいところですが急登はまだ続きます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

変にペースを上げて転んでしまうと元も子もありません。
足だけでなく手もしっかり使って登っていきます!
悔しいけど登山してる感覚あって楽しいじゃねーかッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

なんだけど・・・景色が変わらないから心が折れそうッ!

もうこれスーパーマリオの無限ループなんじゃね?と思い始めたころに植生の変化が・・・ 立ち枯れの木が迎えてくれます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

記憶が確かならそろそろ頂上手前の岩場が・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

岩場が・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

見えないじゃん!もういいよ、私、登山やめる!

・・・当然の結果なんで前へ進みましょうね・・・

それなりの標高になってきたこともあり遠景までしっかり見えますね。
後ろに広がるのは南アルプスかな?

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

今年はあそこに登れるといいなー

そして前へ視線を向けると森の切れ間が・・・ッ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ようやく頂上手前・・・岩場の取り付きに成功です!(そんな大袈裟なものか・・・?

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

広がる世界

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここからは不安定な足場の連続。
ストックをしまいぴょいぴょいと跳ねるように登っていきます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

頂上まですぐそこということもあり足取りも軽くなります。
ただし転ばないように注意!足元は尖った岩場なので転んだら一大事です。

岩場が始まると同時に森林限界を超えるため遠くまでしっかり見渡せます。
八ヶ岳の主峰赤岳までクッキリですねー。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ここからあそこまで縦走できるらしいので仕事辞めて暇になったら挑戦してみたいです(辞める予定はない

後ろを振り返るとこんな感じ。
こちらは御嶽山までくっきり見えます!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

この爽快感・・・満足度が凄い

もうちょっと続く岩場を登っていきます。

奥は赤岳、手前にあるのは北横岳かな?
ナイトハイクしたのにドン曇りになって日の出が見られなかった・・・そんな登山があったことを忘れません・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

岩場に取りついてから約15分、頂上への分岐に到着。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

右に行くと蓼科山頂ヒュッテですが・・・

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

まずは頂上に向かうため左へ!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

足場が悪いのでひょこひょこ進みながら歩くと・・・蓼科山頂上に到着です!

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂には広がる岩場・・・ッ!
どこまでいっても岩が続く独特な山頂。
ちょっと異世界感じます。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

前回と違って快晴なのもポイントが高い!

山頂から見ても赤岳は赤岳。

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Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

こちらは岩場に対して正面に見える赤岳は木に包まれている・・・
同じ八ヶ岳とは思えないです。

山頂付近の1枚。
蓼科山と言えばこの構図だと思ってます。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

真ん中付近にある蓼科神社
ちゃんとお賽銭を供え登山の無事を祈ります。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

蓼科山は単独峰に近いため快晴の日は見晴らしが最高によい!

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

こちらはお馴染みの御嶽山
まだ雪残ってるけど二ノ池あたりは綺麗だろうなー

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ちょっと視線を横に向けると見えてくるのは乗鞍かな?
いつか登りたいと思いつつ早2年・・・手軽に行ける分いつでもいいかなーと思う山筆頭です(

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

あるブロガーさんと登る約束をしてるのでその時まで待とうかと・・・

遠くに見える北アルプス
まだまだ雪山といった風情です。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

たまにはモノクロで。

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

方位盤と北アルプスのセット。
なんだか絵になります。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

龍が飛び立つような形をした雲。
人によって見えるモノが変わりそう・・・

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

こんなに気持ちのいい山頂は久しぶりなのでついつい長居しちゃいます。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

山頂の標識の主題に1枚。
夏手前かつロープウェイが動きだす前に登れているので人が少なくて快適です。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

標識と赤岳のセット。
広角の歪みを効かせた構図好きなんですよねー。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

午後から崩れるという予報もあるのでゆったりと下山開始。
登ってきた道をそのままピストンで下るのですが・・・改めて見るとめっちゃ急・・・。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

怪我したくないので慎重に下っていきます。

あれだけ苦しめられて道も下る時はなんだか物悲しく・・・ないです。
これ登るの大変だったなーという気持ちでいっぱいです。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

八ヶ岳と言えば森スナップ。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

苔感を味わえるのは大きな魅力です。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

木漏れ日がよい感じ・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

久しぶりに森スナップ撮ったなーとか考えていると現世の香りが・・・

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

という感じで無事下山となりました。

さいごに・・・

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Z7II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

2回目の蓼科山

坂を登っている印象が強かったのか、坂を登ってたなという感想しかありません(

前回と違い快晴となった頂上付近。
北アルプス南アルプス、赤岳・・・蓼科山を囲む名峰達がしっかりと見渡せました。

登る時間は3時間。
だいたいいろが使っていない蓼科牧場側の登山道を使えば7合目まではロープウェイがあり、そこから2時間半程度で着くそうです。

山頂には山小屋もあり補給も受けられる好条件・・・

少しの頑張りでこの全天周囲の絶景が味わえるのでぜひとも登って欲しい山の一つです。

気が付いたら手持ちのZが2世代目になってたので、ちょっと好きなところを紹介します

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さっきまでの価値観、全部変えちゃうくらい夢中になれることあるって信じてみない?

だいたいいろにとって写真と登山がわりとこれだったりします。

気が付くと写真が生活に張り付いており、さらに気が付くとニコンが一番長く使っているメーカーになっていました。

初代Z6から使い始めて、Z6がZ6IIに変更され、さらにZ7IIが追加されるという沼の漬かりっぷりなだいたいいろが、そんなニコンのフルサイズミラーレスで共通してるちょっといいところを紹介したいと思います。

ニコンのミラーレス??

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Z6 + NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

フルサイズ一眼レフと言えばニコン、フルサイズミラーレスと言えばソニー
正直言うとだいたいいろはそう思ってます。

  • 高速連射と高画素を両立したα1
  • 最高のAFと評されるα9II
  • 圧倒的なまでの高画質のα7RIV
  • バランスの取れたα7III

さらに動画機のα7SIIIもあり、フルサイズミラーレスに関してはソニーは他社を寄せ付けないラインナップになっています。
R5/6以降のキャノンも追い上げてきてはいますが、まだソニーには届いていない印象です。
発売を控えているR3で巻き返し、それを超えるR1で突き放しにかかってくるのでは?と思う人も多いと思います。

一方ニコンのフルサイズミラーレスと言えば・・・

  • フラグシップ機であるZ9は発表止まり
  • ちょうどいい塩梅のZ5
  • Z5と表面上あまり差がないZ6II
  • それなりの高画素機のZ7II

・・・ちょっと見劣りしちゃいます。

じゃあなんでニコン選んだのといえば・・・
写真を撮りやすいから
というのが一番の理由だったりします。

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Z6 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
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Z6 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
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Z6 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

日常の相棒として

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Z6II + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

まずですね・・・握りやすいんです。

ミラーレス黎明期からよく言われている小指余り
Zシリーズではそれを感じることはなく親指から小指までを使ってしっかりと握ることができます。

親指の腹にはサムレスト(カードスロットの蓋兼)が当たるため裏側から押さえやすくなっていますし、 前面はグリップ部分には広いスペースが取られているため人差し指を除いた3本でしっかりと握り込むことが可能。

人差し指自体はその他3本から離れるよう滑らかな段差が付いており非常に動かしやすい形状になっており、人差し指は自然とシャッターボタンの上に置かれるよう誘導されています。 シャッターボタン周りは丸みを帯びており、それに沿うように配置された録画ボタン・ISOボタンを操作する時に引っ掛かることはないようになっています。

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Z6II + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

写真を撮影するために必要不可欠なシャッターボタンは押しやすく、また3本の指でグリップをしっかり支えることができるためブレにくいデザインになっています。
この辺りの操作感からストレスを感じることはなく撮ることに集中できるため好印象。

その他右側には拡大・縮小ボタン、十字キージョイスティック、AF-ONボタンなど撮影に必要なボタンが寄せられています。
各種ボタンは柔らかく押し心地はgood。

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Z6II + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

またグリップを握り込んだ3本指の先には二つのFnボタン。
Fnボタンは比較的カスタマイズ性が高く、性格が表れる部分だと思います。 設定できるのはAFや測光、画面表示内容など。
ニコンのミラーレス全体ではカスタマイズ性は低いですが、この二つだけは豊富にいじれます。
ちなみにだいたいいろは

  • Fn1・・・格子線のON/OFF
  • Fn2・・・情報表示のON/OFF

に設定しています。

録画ボタンを画面拡大に設定しているため、撮影だけなら十字キー以下のボタンはほぼ触らない運用になっています。

撮ることに必要なボタンはボディ右側に集約されており、左手はレンズを支えるのみでOKというのは個人的に扱いやすいです。

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Z6 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
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Z6 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
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Z6 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
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Z6 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

逆に左側のボタンは再生ボタンと削除ボタンのみ。
ボタンカスタマイズをしない限りプレビューを表示するには両手が必要な作りになっています。
これは賛否両論あると思いますがだいたいいろは賛成側。
プレビューを見る時はしっかり見たいので左手の支えが必要というのはアリだと思っています。

登山の相棒として

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Z6 + NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

グリップの次によく褒められる部分として・・・ボディの堅牢性があります。
登山を趣味としているのでここは強ければ強いほどいいポイントだったりします。

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Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

もうね、これはフルサイズミラーレスならNo.1といっても問題ないでしょう。

一般の方よりやや厳しめの環境で使われている弊Zシリーズですが、

  • 夏場で1日振り回してもオーバーヒートなし
  • 岩にぶつけたら岩の方が欠けた(レンズに傷はついた
  • -15°Cでも問題なく動いた(むしろ人側が死にそうだった
  • -15°Cで凍った後、なんのケアなく室内とかうろついたけど壊れてない
  • 麓は雨からの頂上は雪でも動いたし、暖かい山小屋と氷点下の間を往復しまくったけど撮影できた
  • 氷の上に落としたうえに跳ねながら30mくらい滑走したけど無事帰還
  • ストックが曲がるレベルの衝撃を与えたけど今でも動いてる
  • 桜の名所から人っ子一人いなくなるレベルの大雨受けたけど影響なし

など枚挙にいとまがありません(

こんな風に状況を選ばないで撮影できるというのことはもっと評価されていい部分だし、ニコンさん側も前面に出して欲しいところです。
本当に頼もしいし、撮り逃すことがないというのは本当に安心できます。

ニコンさん公式では防塵防滴を謳ってはいません。防塵防滴に配慮です。
あくまでだいたいいろが試した範囲の結果であり、ニコンさんが保障しているわけではありません。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ちなみに日帰り登山の場合でだいたい50GB前後の撮影を電池1本、一泊二日だと130GBくらいの撮影を電池3本くらいで回せています。3本目は半分も減ってなかったりします。

なのでバッテリに関しては言われてるほど悪くないです。
公式では約360枚ですが電池無交換で1000枚くらいは撮影できています。
使い方による部分はあると思いますが・・・

だいたいいろの場合、露出ブラケット的に同じ構図でSS or ISO感度のみを変えて撮影することが多く、また歩きながらの撮影が多くプレビューをそれほど見ないことから電池の減りが少ないと思われます。
三脚を立ててじっくり撮るスタイルだと公式に近い枚数になるのかな・・・と。

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Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
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Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

写真機として

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Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

Z6IIとZ7IIでは画素数が違うので共通して感じる部分だけをちょっと書きます。

あまり話題に上がらないのですが変な派手さがなく非常にいい感じの写真を上げてくれるんですよね。
たぶんホワイトバランス周りが優秀なんだと思います。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

オートホワイトバランスは [A0 白を優先する][A1 雰囲気を残す][A2 電球色を残す][自然光オート] の4つを搭載。

名前だけでもなんとなく傾向が掴めますが、その中でだいたいいろが常用しているのは[A1 雰囲気を残す]です。

特徴は
境光の雰囲気と被写体本来の色味とのバランスの取れた仕上がりとなります
です(ニコンさんのwebサイトから引用

シャッターを切ったということは何か心に引っ掛かるものがあったからだと思います。 そんな雰囲気をしっかりくみ取ってくれ、また変な色転びがない非常に優秀なモードだったりします。
とりあえずエモくあがります。
Zシリーズユーザの大半はこれを使っているのでは?

あとは好みをプロファイルを当てれば撮って出しで全然OK。そのまま使えちゃうことも多いです。

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Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

登山している時はA1+風景固定で撮影しています。
本当はその場その場で適切に設定を変えてあげる方がいいのでしょうが、山の雰囲気は一瞬で変わります。
雲のかかり方だったり、日差しの角度だったり・・・そんな一瞬をいい感じに自動で捉えてくれるので大変重宝してます。

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

また撮って出しだけでなくrawも優秀。
綺麗というか滑らかというか・・・この辺りはイマイチ自分でも腑に落ちてないのですがraw現像がやりやすいんですよね。

ベースとして最適な雰囲気で仕上げてくれていると感じます。
ここに関しては本当に印象だけです。たまに他メーカーのrawいじらしてもらいますがなんかニコンのraw扱いやすいです。

よう、おまえら…満足か?こんな世界で……俺は…

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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

嫌・・・じゃないんですよね、ニコンのカメラ。

他にもいいところはたくさんあるのですが、それはいろいろな方がまとめてくださっているのであえて書かなくてもいいかなと・・・
風景撮るなら十分以上に早くて正確なAFだし、EVFは自然だし見やすいし偏光グラスかけてても見れるしなどなど。

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Z6II + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

驚くようなスペックもなく、思わず目を引くようなデザインでもなく、エポックメインキングな部分もないZシリーズですが
写真を撮るために必要なことをまとめたらこうなった
と感じさせる作りになっています。

褒められることは少ないですがダメな部分は本当に少ないんです。 逆に言っちゃうと防塵防滴性能みたいに普通の人が気が付かない部分までしっかり作り込まれています。

環境その他に影響を受けず撮りたい時に撮りたいものがとれる。
瞬間の輝きは目に焼き付けることはできませんが、写真ならそれができます。

そんな瞬間を逃さない頼れる相棒です。

最後にちょっと写真なんかを載せてみます。

<春>

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Z6 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
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Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
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Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

<夏>

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Z6 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
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Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
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Z6 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

<秋>

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Z6 + NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
f:id:daitai_Iro:20210602194720j:plain
Z6 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
f:id:daitai_Iro:20210602194752j:plain
Z6II + NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

<冬>

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Z6II + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
f:id:daitai_Iro:20210602195511j:plain
Z6II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
f:id:daitai_Iro:20210602195740j:plain
Z7II + NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S